ニホンミツバチ飼育日記

採蜜

今年は重箱5段目まで積んだ巣箱です。
上2段を切り離します。
採蜜作業をすると、逃去の可能性があるので、あらかじめ逃去防止器を設置しておきます。
また、扉にある丸穴も塞いでおきます。

採蜜

まずスノコを外します。
この部分は、巣板の全重量を支えるためにかなり蜜蝋が固くなっています。
包丁を2本使用しますが、まず1本の包丁をくさびのように角から入れて、スノコと重箱の間に隙間を作り、そこに2本目の包丁を入れます。

採蜜

指で示しているところに、幼虫の飼育にも、貯蜜にも使われていない巣があります。
こういう部分には働き蜂がいないので、スムシが上がってきて侵入しやすくなります。

採蜜

養蜂家が使っている燻煙器の中に、ハッカ油を染み込ませたティッシュを入れて風を送ります。
最上段にいる蜂たちを下の方へ追いやるためです。
燻煙器がない場合は、ブロアや、ミニ扇風機、うちわなどで風を送りますが、そのときにもハッカ油を染み込ませたティッシュをかざして、その匂いを送るといいです。

採蜜

重箱を切り離します。
天板と同じように包丁を2本使います。
この部分は、最上部より柔らかいのでスムーズです。

運搬用に用意したタライに、切り離した重箱を入れます。
今回は、もう1段切り離します。

採蜜

この部分でも、ハッカ油の匂いのする風を送って、切り離す重箱の中に、蜂がいないようにします。

採蜜

さらに柔らかく切り離すことができます。

今回、重箱を5段積んで5段目の落下防止棒が隠れるくらい、巣が成長しました。

また、秋の蜜源植物がたくさん咲いている時期なので、2段まで切り離しました。

作業の様子を動画にしました。是非ご覧ください。

夏分蜂

家から1.5キロほど上流へ入ったところの急斜面の上に設置した待ち桶です。
確認に行くのが大変なので、ここ1ヶ月ほど見に行っていませんでした。

下から見上げたところの写真ですが、赤い矢印のところに設置してありますが、解るでしょうか。

7月10日に見に行った時には、ミツバチがいなかったので半分諦めていましたが、今日確認したところ、なんと入居していました。

夏分蜂

今年は夏分蜂が多いので、他の巣からの分蜂の可能性が大きいですが、もしかしたら暑さで逃去してきた蜂群かもしれません。

この待ち桶はクルミの木の根元に固定してあり、完全な日陰です。

巣門からは盛んにミツバチが出入りしています。
花粉も運んでいます。

中を見ると、どうも巣が偏っているようです。
もしかしたら巣箱内部にカビが生えてしまったかもしれません。

この巣箱を管理が楽にできる、家のほうへ運びたいと思っています。
ところが日本蜜蜂の行動半径の2キロメートル以下のところに置いた待ち桶なので、直接家に運ぶとここへ戻ってきてしまいます。ミツバチは行動半径の地図を頭の中に覚えているからです。

そこで、一度遠くまで移動してそこで1ヶ月ほど飼育してから家へ運ぶ必要があります。


夏分蜂

物置の日陰に置いた待ち桶に夏分蜂したらしい1群が入りました。

中の様子を観察すると、蜂の数は少なめです。

今年は、夏分蜂が各地で多いようですが、分蜂を繰り返すと蜂の数が少ない群になります。

夏分蜂

これからは密源植物も少なくなりますので、様子を見て砂糖水の餌やりも検討します。


巣箱

家の裏手のヒノキ林の入り口に置いた巣箱に、6月20日にニホンミツバチが入居しました。

今日は梅雨明けしたかと思うほど暑い日でしたが、この場所は1日中、日影になっています。

巣箱

入居してから約1ヶ月経ちましたが、盛んに出入りしています。

巣箱

巣箱の中の様子を観ると、横方向へは順調に広がっています。
もう少し待って3段目の重箱を増設します。


暑さ対策

梅雨があけて、本格的な暑さがやってきました。

巣箱内部が高温になると、ミツロウで作られた巣は柔らかくなってしまい、最悪の場合落ちてしまいます。

巣が落ちると、ほとんどの場合は逃去してしまいます。

巣箱の暑さ対策は、まず遮光です。
日が高くから当たる時期なので、上をおおって風通しをよくします。

暑さ対策

風通しは重要ですので、周囲の草刈りなどします。

トタン板の雨よけの下に発泡スチロールの板を入れてやります。

巣門の前に並んで巣箱の中に送風していたミツバチたちもおとなしくなりました。


スズメバチ

ニホンミツバチの天敵はスズメバチ です。

スズメバチは、蜜蜂と違って女王蜂だけが越冬します。
春、暖かくなって目覚めた女王蜂は、自分自身で巣に適するところを探し、巣の材料を集めて巣作りを始めます。働き蜂を産卵して自分で育てます。
そしてある程度、働き蜂が増えて巣が大きくなったら巣作りや餌集めは働き蜂に任せて自分は産卵に専念します。

女王蜂が巣作りをしているこの時期に、スズメバチの女王蜂を駆除すれば、巣をひとつ駆除したことになります。

ペットボトルで作ったスズメバチ用のトラップを日本蜜蜂の巣箱のそばに設置しました。

ペットボトルには1センチ四方の穴を空け、中にはブドウジュース250cc、砂糖50グラム、そしてヤクルトを一瓶の1割程度いれて発酵を促進します。
香りを引き立てるためです。

トラップの作り方はいろいろあるようですが、スズメバチ 、トラップで検索してみてください。

動画をアップしました。ぜひご覧ください。


ホルダー

重箱を増設するときに、巣でいっぱいになった重箱が重くてそのままでは持ち上げるのが大変になります。
そこで、アルミのL型のアングルと角材でホルダーを試作しました。

重箱増設

蝶ネジで4隅を留めていますが、1箇所だけ欠きとってあり自由に外すことができます。

今回、分蜂直前ですが3段目までいっぱいになった重箱に、空の巣箱を増設して4段にすることにしました。

重箱増設

L型のアングルを重箱の前と後ろに挿しこみます。
このとき、巣でいっぱいになった重箱は内側がミツロウで固まっているので、3段目までしっかり固定されています。

重箱増設

欠き取った部分の蝶ネジを留めます。

重箱増設

ホルダーの角材部分を持って、重箱を持ち上げます。
巣がいっぱいになっていました。
今年は何度も分蜂するようで、かなり働き蜂の数が増えています。

横に置いた巣箱にいったん置きます。

重箱増設

空の重箱を巣門部分の上に置いてから、重箱3段を元に戻します。

無事、4段目増設できました。

ホルダーの使い方の様子の動画です。


分蜂

ニホンミツバチの分蜂群が作る蜂球を見つけました。

蜂球の位置が1メートルほどと低かったので、空の巣箱をコンテナに乗せて蜂球の真下に置き、天板を開けた巣箱に取り込みました。

分蜂

手で蜂球を巣箱へ落として、すぐに天板を載せます。

ミツバチたちは一気に飛び立ちますが、しばらくするとすぐにもとの場所へ戻ってきます。

女王蜂が巣箱に入ってくれたら成功ですが、戻ってきた蜂たちを観察していると、女王蜂を発見することもあります。

分蜂

今回、女王蜂は見つけられなかったので、最初の取り込みのときに働き蜂と一緒に巣箱に入ってくれたようです。

分蜂

この巣箱は近くに移動したいのですが、ミツバチの巣箱は2km以上の移動が必要です。
ニホンミツバチの行動範囲は2kmと言われていますが、働き蜂たちはその範囲の地図を覚えているのです。
なので、近い距離の移動だと元の場所へ戻ってしまいます。

巣箱から働き蜂が出ないように、巣門や扉の丸穴を塞ぎます。
取り込んだ翌朝涼しいうちに作業します。
取りこみ直後から女王蜂が逃げないように逃去防止器を取り付けていますが、アミを逃去防止器と巣箱の隙間に差し入れて、巣門を塞ぎます。

底板は、ミツバチが住みついて、巣箱内部の湿度が上昇したときに、膨らんでしまうので、乾燥状態では少し隙間を作ってあります。
ここから働き蜂が出ることがあるので、隙間はガムテープで塞いでいます。

分蜂

軽トラックの助手席に座布団を敷いて運転時の振動を与えないようにします。巣箱はロープで座席に固定します。

4kmほど離れたところで5日くらい飼育していると、花粉を運び始めました。女王蜂が巣箱内部で産卵を開始したようなので、もう逃去防止器は外しても構いません。

分蜂群の取り込みと巣箱の移動を動画にしました。


待ち桶

初心者のゆうたさんが、待ち桶の設置場所を探していましたが、その中で私が、あまり適していないと判断したところがありました。

沢筋で、夏でも陽当たりが悪く(巣箱内部の温度が上がらない)風あたりも弱いので、設置場所としてゆうたさんが選んだところです。

沢筋にはヒノキが植えられているので、蜜源植物があまりないので、待ち桶の設置は見送ってしまいました。

待ち桶

しかし、後日そばを通りかかった時に、沢にかかっている橋の道路沿いに桜が植っていることに気が付きました。

ということは条件は良いので、あらためてここに待ち桶を設置することにしました。

待ち桶

ミツロウは、採蜜した後の巣のクズを水で煮て作るのですが、そのときに残った煮汁は誘引材として最適なのです。

これを巣門の前、発着台に少したらします。

その様子を動画にしました。


待ち桶

ニホンミツバチを誘引するため、空の巣箱=待ち桶を設置しました。
家の裏手のヒノキ林の縁です。

ここは夏でも日陰になるうえ、風あたりも弱いところです。
この2点の条件はかなり大切です。

ヒノキ林の中は、蜜源がないので日本蜜蜂を捕獲する可能性は少ないですが、林の入り口で目の前には広葉樹林が広がっているので、ここは入ってくれる可能性が高いところです。

巣箱の下にはアルミのパイプを敷いて、巣箱が直接土に当たらないようにします。

また、両脇にはパイプを打ちこんでバンドでしっかり固定します。

風などで巣箱がゆれないことが大切です。

待ち桶

次の待ち桶の設置場所は、うちにある物置の裏手の軒下です。

ここはこの家の先先代のおじいさんがいつも置いておいたところです。

おじいさんの巣箱は丸太をくりぬいたものでしたが、長年使っていたのかもう朽ちてしまいました。

ここはすぐ目の前が竹藪になっています。

普通は竹藪がそばにあると入らないと思いますが、ここは竹藪が西日をさえぎってくれるので、ちょうどよいのかもしれません。

待ち桶


待ち桶

ニホンミツバチの誘引のために、待ち桶の設置場所の適地をいろいろ探していると、広葉樹の林の東向きの急斜面を見つけました。

ここならば朝日が少し当たるくらいで、もう少しすれば樹々の葉が茂り、夏になるころには日陰になります。

ここに待ち桶を設置することにしました。

コナラの木の根元に、パイプを2本、水平に打ち込んで土台にします。

直接土に触れると巣箱が痛みやすいので、こうしてパイプなどで土に触れないようにします。

待ち桶

さらに巣箱が揺れないように、両脇には巣箱を固定するためのパイプを縦に打ち込みます。

このパイプに巣箱を縛って揺れないように固定します。

巣箱が風などで揺れると、せっかく入居したミツバチも逃げてしまいます。
ここは風当たりも弱く待ち桶の設置には最適です。

ここは少し離れたところで北斜面です。

朝日は当たっていますが、昼ごろから日陰になります。
また、今は新芽が出ていませんが、もう少しすると葉が繁って日陰になります。

ここにもパイプを土台にするために、水平に2本打ち込んで、木に固定します。

木が斜めにはえているので、巣箱との隙間に朽ちた倒木をはさんで巣箱をしばって固定します。

待ち桶の設置の条件は、夏に日陰になることと、風あたりが弱いことが第1条件です。

初心者のゆうたさんが2台目の待ち桶を設置した様子をYouTubeにアップしました。

ご覧ください。


待ち桶

ニホンミツバチ 初心者のゆうたさん、いよいよ待ち桶を設置します。

まず雨よけのトタン板を切ります。
トタン板はホームセンターで手に入ります。
幅はだいたい65センチくらいですが、これを長さ50〜60センチに切断します。
金切バサミはできるだけ大きくないと使いにくいです。

待ち桶
待ち桶
待ち桶

待ち桶の設置場所をジョレンかクワを使って、平らにならします。

ならしたところに、ブロックを2つ並べます。
ここは石が多いので、なかなか水平になりません。

待ち桶
待ち桶

ブロックが水平ではないと、巣箱が斜めになってしまいます。
あまり傾くとよくないですが、少しくらいなら大丈夫です。
ミツバチは天井の一番高いところから巣を作り始めます。
横長の巣箱を使う人は、巣門のある側が低くなるように、奥を高く斜めに設置することが多いです。これは巣箱の奥から巣を作ってもらいたいからです。
重箱式巣箱の場合は縦長なので、重箱2段の巣箱の天井が低い状態でしばらく飼っていると、横方向へいっぱいに広げてから下方向へ巣を成長します。

トタン板のバンドが当たる部分にガムテープを貼っておきます。
ここで、ゆうたさんが用意したのは、黄色いガムテープです。
この黄色いガムテープは同じ古藤工業の製品なのですが、染料の違いなのか、黒いものに比べて強度が弱い感じがします。
目立ってミツバチに対するアピールにはなるのですが、待ち桶の組み立てには黒いガムテープを使っています。

待ち桶
待ち桶

ブロックの上に置いてみます。
このときにバンドの長さを手前側に長めに取っておきます。
重箱は最初は2段ですが、ミツバチが入居して巣作りを始めると3段、4段に増設していきます。
このときにバンドが長く必要になるためです。

余ったバンドはまとめておきます。

待ち桶
日本蜜蜂巣箱

巣箱はゆれないように固定します。
立木はまっすぐに立っていることはすくないので、巣箱と立木に間には隙間ができることが多いです。

そんなときは隙間を埋めるような角材や丸太を挟んでから、バンドで固定してください。

下の写真を参考にしてください。

この様子を動画にしました。


雄蜂

今日、巣箱の扉を開いたら雄蜂の巣の蓋を発見しました。

雄蜂

底板の右側のほうに見える小さなパラポラアンテナのようなものです。

まだ数個しか見当たらないので、誕生したばかりなのでしょう。

雄蜂についてはこのブログを参照してください。
https://yamamitsuya.com/2021/03/12/オス蜂の誕生について

この巣箱からは3、4週間で分蜂すると思われます。

雄蜂

巣箱内部の様子です。

雄蜂

小さな写真は2月7日の状態なので、1月半でだいぶ大きくなっています。

雄蜂

巣門からは盛んに出入りしています。


気象庁の桜の開花予報によると、仙台市でも今年は3月中に咲くようです。

https://tenki.jp/sakura/expectation/

ニホンミツバチもセイヨウミツバチも、ミツバチは春先に活動を再開して働き蜂を増やしていきます。
そして分蜂は春にいっせいに行われるために、他の巣のミツバチの女王蜂と交尾するために雄蜂が生まれます。(ちなみに働き蜂はすべてメスです。)

巣箱の中を観察してみてください。

オス蜂

この直径4ミリほどのお皿のようなものは、雄蜂の卵が産み付けられた巣穴の蓋です。
雄蜂が誕生するときに巣の蓋をやぶって出て来ます。

働き蜂でもオス蜂でも誕生しても、巣箱から飛び出すまでは数日かかりますが、オス蜂の場合は巣の蓋が落ちてくることで誕生したことがわかります。

オス蜂

この巣蓋が巣箱の中に落ちてくると分蜂まで、3〜4週間と予想できます。

この真ん中の黒い蜂が雄蜂です。
雄蜂は働き蜂より少し大きく、色が黒くなります。

雄蜂が沢山巣箱から出てくるようになるとさらに分蜂までは2週間から10日になります。

雄蜂は働き蜂が集めた蜜を食べるだけで、蜜を集める仕事はしません。
交尾のためだけに生まれてきます。

ただ交尾のときに生殖器周辺が切れてしまい、その場で死んでしまいます。

分蜂に備えた今の時期は、女王蜂が盛んに産卵しています。
働き蜂は新しい卵のために巣作りに励んでいますが、巣を成形しながら作るため新しい巣クズが大量に出ます。
この巣クズを直接待ち桶に塗っても強い香りがするので、効果があります。


昨年設置した待ち桶で、入居しなかった重箱式巣箱を回収して洗いました。
水洗いしたあとは、乾かします。_その後ニホンミツバチを誘引、捕獲のために、ミツロウを塗り直して、またガムテープで組み立てます。

重箱式巣箱

やまみつやでは、待ち桶をガムテープで固定するときに縁を折り曲げることをお勧めしていますが、こうすると解体するときや採蜜のときにガムテープが剥がしやすくなります。

重箱

巣箱を解体すると、中にテントウムシが身をよせて越冬していました。
テントウムシには申し訳ありませんが、とりあえず出て行ったもらいました。

天板
天板

天板にはカビが生えたりゴミがたまっています。

水を流しながらブラシで洗ってやります。

カビは水で流しただけではとれないことがありますが、そのままにしておいてください。
干して乾いたら、軽くバーナーで炙ってやれば大丈夫です。

重箱や本体の内側も洗ってやります。本体は、巣門付近もきれいにしてください。

重箱
本体
ガムテープ

やまみつやがサイトでお勧めしているガムテープは、1年経過しても剥がしやすいのですが、他のガムテープはなかなか剥がれません。

巣箱の組み立てや補修に

ニホンミツバチ初心者のゆうたさんが、購入した待ち桶用2級品の節穴やヒビを補修しました。また、この春の誘引に備えてミツロウを塗って待ち桶を組み立てました。

皆さんの中に、長い間同じ巣箱を使っている人はいますか。
もし古い巣箱にヒビ割れや穴が空いている場合も、この補修方法は参考になります。

節穴

節が抜けて貫通した穴が空いている重箱です。
内側に大きな凹みがあると(深さ5ミリ以上)そこに巣クズがたまってスムシがわく原因になります。
そこでその部分にクリアファイルを切ったものを貼ります。
巣門の上の部分には外から光が入るとミツバチが入居してくれないので、節穴の外側にはガムテープを貼ります。

節穴

補修に使うのは、クリアファイル、ハサミかカッター、ガムテープ、タッカー(ホッチキスのような道具でホームセンターで売っています)。

もしミツロウがたくさんあれば、内側の凹みや穴はミツロウを溶かして埋めても良いです。

ミツロウを巣箱に塗るのにミツロウ、チャッカマンかバーナー、スクレパー。

補修

クリアファイルを穴の大きさに合わせて切り、タッカーで固定します。

タッカー
天板

天板にヒビが入っていたので、外側からの光が入らないようにガムテープを貼ります。


スマホ

補修が済んだので、誘引のためのミツロウ塗りです。
スマホでやまみつやのYouTubeチャンネルの動画を確認しています。

ミツロウ

動画を参考にしてミツロウを塗ります。

まずチャッカマンの炎でミツロウを温めて柔らかくし、スクレパーで伸ばしていきます。

巣門

巣門の前、発着台のところにもミツロウを塗ります。
それ以外に底板にも塗ります。
注意することはあまり多く塗るとカビが生えてしまうので、巣箱内部全体には塗りません。
天板は、ミツバチが入居して最初に巣作り始めるところです。
ミツバチが巣作りしたところにはカビが生えませんので、天板に塗っておけば、ミツバチが入居した後はカビが生えることはありません。
もし重箱内部全体に塗ると、ニホンミツバチが巣を大きくする前にカビが生える可能性があります。
カビがはえてしまったところには巣を作らないことがあるのと、最悪の場合は巣箱から逃げてしまいます。
底板にミツロウを塗るのは、底板には巣を作ることはないため、カビが生えてもミツバチの日常には関係ないからです。

待ち桶

ミツロウを塗り終わったら、待ち桶を組み立てます。

ガムテープの縁を折り曲げて貼り始めますが、縁を折るのは後で巣箱を解体するときに、(例えば採蜜のとき)剥がしやすくするためです。

待ち桶

巣門のある本体部分と重箱をつなぐところは形状が複雑なので、神経を使います。

待ち桶

ミツバチは嗅覚だけではなく、視覚でも新居を探しています。

黄色いテープで目印をつけて、待ち桶完成!


待ち桶
待ち桶

雨ざらしや流水にさらした巣箱は、写真のように横向きにおいて日陰で干してください。
落下防止棒にカビが生えることが多いのですが、このように干すことによって、重箱内部に風通しがよくなります。

落下防止棒にカビが生えてしまったら、紙やすりで磨いてください。
木の粉は水で洗い流すか、濡れた布で拭き取ってください。

ニホンミツバチを誘引するためにミツロウを塗る

待ち桶

ミツロウは、天板と底板の内側に少量塗る程度で良いです。
巣箱内部の全体に巣箱内部全体に塗布するとカビが生えてしまいます。

巣箱内部全体に塗布するとカビが生えてしまいます。

巣門の外側にも塗ってください。
ここに塗ってやると、ミツバチは巣門から中を除きます。

待ち桶

やまみつやの巣箱は、重箱3段でお届けしますが、待ち桶には重箱2段の大きさが最適だと言われています。
この大きさがミツバチが好むらしいのです。

重箱2段と本体、天板をガムテープで固定していきます。
ガムテープで固定するのは、隙間からの光が内部に届くのを防ぐためと、巣箱全体を軽くするためです。
また、もしも幸運にも分蜂群を発見したときに、巣箱に取り込むにはボルトで固定しているより、ガムテープのほうが天板をすぐに開けるからです。

ガムテープの縁は、少し折りますが、これはいずれ待ち桶を解体するときに、(例えば採蜜のときなど)作業しやすいようにするためです。

待ち桶

待ち桶には黄色いテープを貼ります。
ニホンミツバチは視覚でも新居を探しているので、目立つようにこうします。
巣箱を置く位置によって、目立つように巣門付近以外にも貼ってください。


オオイヌノフグリ

家の裏手にオオイヌノフグリが咲いていました。
直径3ミリほどの小さい花ですが、今の季節の大切な蜜源です。

梅の花も咲き出しました。
今年の冬は年末から強い寒気がやってきていましたが、ようやく春がきたようです。

梅

巣箱の中のニホンミツバチもさかんに活動し始めています。

三寒四温というように、これから先も寒気がやってきますが、もう冬囲いを外しても大丈夫だと思います。

餌やり
餌やり

砂糖水の餌をやりました。
この時期は砂糖1キロに対して水1リットルと多少薄めにしてやります。

この時期の巣クズは香りがするので、集めておいてライターなどで炙って巣箱に塗布すると誘引効果があります。

越冬

ゆうたさんの待ち桶の設置場所探しが始まりました。

待ち桶

まず一つ目としてこの祠の後ろあたりに置くことを考えましたが、竹やぶの中なので、断念しました。
竹やぶの中は風が吹くと大きな音がすることがあります。
全く可能性がないわけではないですが、あまりお勧めしません。

待ち桶

2つ目の候補地は竹やぶから少し離れたヒノキの植林地の下です。

スギ、ヒノキは、蜜源とはならないので、植林地の内部は待ち桶の設置場所としてはお勧めできません。
植林された面積が小さく、他は広葉樹の林になっているとしたら、植林地の周辺部分は日陰になっているため、その部分に待ち桶を置くのは適しています。

待ち桶

今回ヒノキ林の下側に、広葉樹が1本あったので、その根元に置くことにしました。
木の根元に置くときは、木の北東側から東側に設置することをお勧めします。
初夏になると葉が茂り根元は日陰になります。
太陽が低い朝夕は巣箱に日が差すこともありますが、西日が当たることは絶対に避けたほうが良いからです。

待ち桶

この木の根元にはつる性の植物が生えていました。
夏になるとさらに新たなつるが生えてきて枯れたつるに巻きついて手に負えなくなります。
今のうちにつる性の植物は綺麗に刈り取っておくことが大切です。

待ち桶

次の候補地も植林地の周辺部でした。
ただし植林された面積は小さく、その上には蜜源となる広葉樹林が広がっていたので、ここも置けそうな雰囲気でしたが、、、。
ゆうたさんが置く予定にしていたところのそばに、水道施設の大きなマスがありました。
こちらの集落では上水道が設備されている家もありますが、水道水に沢水や湧水を使っている家も少なくありません。
水道に使う沢水をパイプで引いてきて、一度大きなマスに貯めます。そして水に混じっている細かい砂を沈めてから家のほうへ引いているのです。
この水道のマスには常に水が流れていてコンクリートの空間に水音が響いています。常に騒音がする環境ではミツバチは入ってくれません。

待ち桶

畑をはさんだ反対側に、サクラの大木がありました。
この木の根元は待ち桶を置くのに最適です。

巣箱は3台ありますが、とりあえずこの周辺には2台設置。
あとの1台はちょっと離れたところに置いて、もし捕獲に成功したならば家のそばに移動することにしました。
この場合は2km以上離れたところに置く必要があります。
ニホンミツバチの行動半径は2kmと言われていますが、働き蜂はこの行動範囲の地図を完璧に覚えていて、巣箱の移動距離が2kmより小さいと、元に巣箱があったところへ戻ってしまいます。

待ち桶の設置場所の選定の様子を動画に撮りました。
是非ご覧ください。


雨ざらし

昨年、うちの巣箱を購入してもらったゆうたさん、雨ざらししておいたものの12月から1月前半にかけて全く雨が降りませんでした。

巣箱の匂いもさほど抜けていません。

雨ざらし

そこで、沢から引いている水道のあまり水に巣箱を当てることを思いつきました。

雨ざらし

しかし沢水もだいぶ少なくなっている上、年末からの寒気で凍っています。

雨ざらし

コンテナに水を張って、その中に巣箱を入れることにしました。

雨ざらし

コンテナが小さいので、巣箱全部を入れることはできませんでしたが、この流水にさらすことで、4、5日で匂いは抜けていきます。
このときコンテナに水を流さず、貯めっぱなしにして巣箱をつけておくことはやめてください。
水に溶け出したスギのアクが、再びスギに戻ってしまい逆効果になります。

雨ざらし

やまみつやでは、大きいタンクに巣箱のパーツを入れて水を流し、匂い抜きする作業をしています。
その後日陰で乾かして、ミツロウを巣箱に塗り、重箱2段でガムテープで固定して待ち桶を作ります。
3段目の重箱と一緒に梱包して発送いたします。

詳しくは下記をご覧ください。

巣箱の匂い抜きとミツロウ塗布作業
https://yamamitsuya.com/product/nioinuki/

この匂い抜きの様子を動画で撮影しました。
次の動画はゆうたくんが待ち桶の設置場所を探している様子をアップする予定です。

ぜひチャンネル登録をお願いします。