ニホンミツバチ初心者のゆうたさんが、購入した待ち桶用2級品の節穴やヒビを補修しました。また、この春の誘引に備えてミツロウを塗って待ち桶を組み立てました。
皆さんの中に、長い間同じ巣箱を使っている人はいますか。
もし古い巣箱にヒビ割れや穴が空いている場合も、この補修方法は参考になります。
節が抜けて貫通した穴が空いている重箱です。
内側に大きな凹みがあると(深さ5ミリ以上)そこに巣クズがたまってスムシがわく原因になります。
そこでその部分にクリアファイルを切ったものを貼ります。
巣門の上の部分には外から光が入るとミツバチが入居してくれないので、節穴の外側にはガムテープを貼ります。
補修に使うのは、クリアファイル、ハサミかカッター、ガムテープ、タッカー(ホッチキスのような道具でホームセンターで売っています)。
もしミツロウがたくさんあれば、内側の凹みや穴はミツロウを溶かして埋めても良いです。
ミツロウを巣箱に塗るのにミツロウ、チャッカマンかバーナー、スクレパー。
クリアファイルを穴の大きさに合わせて切り、タッカーで固定します。
天板にヒビが入っていたので、外側からの光が入らないようにガムテープを貼ります。
補修が済んだので、誘引のためのミツロウ塗りです。
スマホでやまみつやのYouTubeチャンネルの動画を確認しています。
動画を参考にしてミツロウを塗ります。
まずチャッカマンの炎でミツロウを温めて柔らかくし、スクレパーで伸ばしていきます。

巣門の前、発着台のところにもミツロウを塗ります。
それ以外に底板にも塗ります。
注意することはあまり多く塗るとカビが生えてしまうので、巣箱内部全体には塗りません。
天板は、ミツバチが入居して最初に巣作り始めるところです。
ミツバチが巣作りしたところにはカビが生えませんので、天板に塗っておけば、ミツバチが入居した後はカビが生えることはありません。
もし重箱内部全体に塗ると、ニホンミツバチが巣を大きくする前にカビが生える可能性があります。
カビがはえてしまったところには巣を作らないことがあるのと、最悪の場合は巣箱から逃げてしまいます。
底板にミツロウを塗るのは、底板には巣を作ることはないため、カビが生えてもミツバチの日常には関係ないからです。
ミツロウを塗り終わったら、待ち桶を組み立てます。
ガムテープの縁を折り曲げて貼り始めますが、縁を折るのは後で巣箱を解体するときに、(例えば採蜜のとき)剥がしやすくするためです。
巣門のある本体部分と重箱をつなぐところは形状が複雑なので、神経を使います。

ミツバチは嗅覚だけではなく、視覚でも新居を探しています。
黄色いテープで目印をつけて、待ち桶完成!
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雨ざらしや流水にさらした巣箱は、写真のように横向きにおいて日陰で干してください。
落下防止棒にカビが生えることが多いのですが、このように干すことによって、重箱内部に風通しがよくなります。
落下防止棒にカビが生えてしまったら、紙やすりで磨いてください。
木の粉は水で洗い流すか、濡れた布で拭き取ってください。
ニホンミツバチを誘引するためにミツロウを塗る
ミツロウは、天板と底板の内側に少量塗る程度で良いです。
巣箱内部の全体に巣箱内部全体に塗布するとカビが生えてしまいます。
巣門の外側にも塗ってください。
ここに塗ってやると、ミツバチは巣門から中を除きます。
やまみつやの巣箱は、重箱3段でお届けしますが、待ち桶には重箱2段の大きさが最適だと言われています。
この大きさがミツバチが好むらしいのです。
重箱2段と本体、天板をガムテープで固定していきます。
ガムテープで固定するのは、隙間からの光が内部に届くのを防ぐためと、巣箱全体を軽くするためです。
また、もしも幸運にも分蜂群を発見したときに、巣箱に取り込むにはボルトで固定しているより、ガムテープのほうが天板をすぐに開けるからです。
ガムテープの縁は、少し折りますが、これはいずれ待ち桶を解体するときに、(例えば採蜜のときなど)作業しやすいようにするためです。
待ち桶には黄色いテープを貼ります。
ニホンミツバチは視覚でも新居を探しているので、目立つようにこうします。
巣箱を置く位置によって、目立つように巣門付近以外にも貼ってください。
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家の裏手にオオイヌノフグリが咲いていました。
直径3ミリほどの小さい花ですが、今の季節の大切な蜜源です。
梅の花も咲き出しました。
今年の冬は年末から強い寒気がやってきていましたが、ようやく春がきたようです。
巣箱の中のニホンミツバチもさかんに活動し始めています。
三寒四温というように、これから先も寒気がやってきますが、もう冬囲いを外しても大丈夫だと思います。

砂糖水の餌をやりました。
この時期は砂糖1キロに対して水1リットルと多少薄めにしてやります。
この時期の巣クズは香りがするので、集めておいてライターなどで炙って巣箱に塗布すると誘引効果があります。

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ゆうたさんの待ち桶の設置場所探しが始まりました。
まず一つ目としてこの祠の後ろあたりに置くことを考えましたが、竹やぶの中なので、断念しました。
竹やぶの中は風が吹くと大きな音がすることがあります。
全く可能性がないわけではないですが、あまりお勧めしません。
2つ目の候補地は竹やぶから少し離れたヒノキの植林地の下です。
スギ、ヒノキは、蜜源とはならないので、植林地の内部は待ち桶の設置場所としてはお勧めできません。
植林された面積が小さく、他は広葉樹の林になっているとしたら、植林地の周辺部分は日陰になっているため、その部分に待ち桶を置くのは適しています。
今回ヒノキ林の下側に、広葉樹が1本あったので、その根元に置くことにしました。
木の根元に置くときは、木の北東側から東側に設置することをお勧めします。
初夏になると葉が茂り根元は日陰になります。
太陽が低い朝夕は巣箱に日が差すこともありますが、西日が当たることは絶対に避けたほうが良いからです。
この木の根元にはつる性の植物が生えていました。
夏になるとさらに新たなつるが生えてきて枯れたつるに巻きついて手に負えなくなります。
今のうちにつる性の植物は綺麗に刈り取っておくことが大切です。
次の候補地も植林地の周辺部でした。
ただし植林された面積は小さく、その上には蜜源となる広葉樹林が広がっていたので、ここも置けそうな雰囲気でしたが、、、。
ゆうたさんが置く予定にしていたところのそばに、水道施設の大きなマスがありました。
こちらの集落では上水道が設備されている家もありますが、水道水に沢水や湧水を使っている家も少なくありません。
水道に使う沢水をパイプで引いてきて、一度大きなマスに貯めます。そして水に混じっている細かい砂を沈めてから家のほうへ引いているのです。
この水道のマスには常に水が流れていてコンクリートの空間に水音が響いています。常に騒音がする環境ではミツバチは入ってくれません。
畑をはさんだ反対側に、サクラの大木がありました。
この木の根元は待ち桶を置くのに最適です。
巣箱は3台ありますが、とりあえずこの周辺には2台設置。
あとの1台はちょっと離れたところに置いて、もし捕獲に成功したならば家のそばに移動することにしました。
この場合は2km以上離れたところに置く必要があります。
ニホンミツバチの行動半径は2kmと言われていますが、働き蜂はこの行動範囲の地図を完璧に覚えていて、巣箱の移動距離が2kmより小さいと、元に巣箱があったところへ戻ってしまいます。
待ち桶の設置場所の選定の様子を動画に撮りました。
是非ご覧ください。
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昨年、うちの巣箱を購入してもらったゆうたさん、雨ざらししておいたものの12月から1月前半にかけて全く雨が降りませんでした。
巣箱の匂いもさほど抜けていません。

そこで、沢から引いている水道のあまり水に巣箱を当てることを思いつきました。

しかし沢水もだいぶ少なくなっている上、年末からの寒気で凍っています。

コンテナに水を張って、その中に巣箱を入れることにしました。

コンテナが小さいので、巣箱全部を入れることはできませんでしたが、この流水にさらすことで、4、5日で匂いは抜けていきます。
このときコンテナに水を流さず、貯めっぱなしにして巣箱をつけておくことはやめてください。
水に溶け出したスギのアクが、再びスギに戻ってしまい逆効果になります。

やまみつやでは、大きいタンクに巣箱のパーツを入れて水を流し、匂い抜きする作業をしています。
その後日陰で乾かして、ミツロウを巣箱に塗り、重箱2段でガムテープで固定して待ち桶を作ります。
3段目の重箱と一緒に梱包して発送いたします。
詳しくは下記をご覧ください。
巣箱の匂い抜きとミツロウ塗布作業
http://yamamitsuya.com/product/nioinuki/
この匂い抜きの様子を動画で撮影しました。
次の動画はゆうたくんが待ち桶の設置場所を探している様子をアップする予定です。
ぜひチャンネル登録をお願いします。
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巣箱の天板の下に差し入れるスノコを作りました。
幅6ミリのスリットが入っています。
アカリンダニ対策でメントールを巣箱に入れるのですが、揮発したメントールは空気より重いので、天板の下に入れると、巣箱全体に行き渡ります。
また、採蜜して天板を切り離した後、再び天板を戻すのですが、そのときに天井がスノコ状のものがあると作業スペースが多くあるため、ミツバチの修復作業がやりやすいと言われています。
スノコの上に直接メントールを置くと、夏にメントールが液化して巣箱内部に垂れていきよくありません。
プラスチックのケースも付属しています。
このケースにメントールを入れて揮発させます。
近日中に販売開始します。
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巣箱の陽当たりが、今の時期だと朝10時から午後2時ごろまでちらちらと当たる程度ですが、それでも巣箱内部の最上部の気温が時々9度くらいまで上昇します。
ニホンミツバチは、厳冬期になると巣板の間に空間を作ってそこへ入り込んで固まるのですが、今年はまだそうした状況にはなりません。
それでも昨日からはかなり強い寒波がやってきたので、その前に冬支度しました。
昨年末に寒風が入らないように巣門を狭めましたが、まだ出入りしていたので隙間を大きくしてありました。
その巣門を1匹が出入りできるくらいに狭くしました。
冬の間も暖かい午後は脱糞のために出てくるので、これくらいはあけてやります。
また、雪に閉ざされてしまうと出られないので、巣門の部分だけでも雪かきをしてやってください。
春になって花が咲くと盛んに出入りするようになりますが、そのときに段ボールで狭めると自分でかじって広げますので、かならず段ボールでふさいでください。
やまみつやの巣箱は巣門の下に大きな空間があります。
内検やスムシ対策にはなるのですが、巣箱内部の空間が大きいと冷えるので、その空間をふさぐように、小さな空箱を入れます。
エアキャップ(いわゆるプチプチシート)で重箱の上部2段程度を包みます。
巣箱内部が高温になると活動的になって寿命が縮み、春まで持ちませんので1重くらいで充分です。(ちなみに最低気温はマイナス10度を少し下回ります)
エアキャップを使うとシートと巣箱の間に結露することがありますが、その場合は内部の気温が高くて活動的になっているということです。
飼育している地域によっては、冬囲いは必要ない場合もありますので、ご心配のかたはお問い合わせください。
外側で作業していると、ミツバチたちが出てきました。
寒い季節のミツバチは気が荒くなっていますので、必ずアミつきの帽子、手袋、長靴で作業してください。
西日が当たらないように遮光してあります。
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やまみつやのある和合という集落へ、この7月にゆうたさん、ゆきさん、それに2歳の娘さんの3人家族が移住してきました。
ニホンミツバチの飼育に興味があるということですので、うちの待ち桶用2級品を買ってもらい、これから来春のニホンミツバチ捕獲に向けて準備してもらうことになりました。
待ち桶用2級品を3台買ってもらいました。
こちらがゆうたさん。YouTubeチャンネル、「自給自足YouTube村」やっています。
まず雨ざらしのために並べているところです。
巣箱を並べた後に、その様子を観にいきました。
その様子を動画にしましたので、一番下にリンクしておきます。
彼らの準備の様子をこれから順次動画にしていきますので、ぜひご覧ください。
雨ざらしは巣箱の内部の匂いを抜くためなので、天板、底板とも内側を雨に当たるようにしてください。
また天板、底板は斜めに立てかけておくと、匂いを含んだ雨水が流れ落ちるので、早く匂いがぬけます。
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先週の後半から冷たい風が吹くようになりました。
ただ、まだ昼間は暖かく蜜源の花も枯れていないので、ミツバチたちも冬の様子ではありません。
巣門をダンボールでふさいで冷たい風が入らないようにしました。
とはいえだいぶ出入りしているので、ちょっと広めに開いています。
花桃の樹の根元に固定していますが、葉が落ちてしまいだいぶ日当たりが良くなっています。
朝日は良いですが、午後の日は遮るように遮光しました。
来春の花の季節に女王蜂が産卵を再開するまで、働き蜂は寿命を伸ばさなくてはなりません。
あまり巣箱が暖かいと活動的になり、寿命が短くなってしまうのです。
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やまみつやのある南信州では、例年この時期には霜が何度も降りて、蜜源の花が枯れてしまいます。
が、今年は異常に暖かい日が続いています。
春から夏にかけて、働き蜂の寿命は1ヶ月ほどです。
しかし冬の間は女王蜂が産卵を止めているので、今から来春まで3ヶ月以上、寿命を延ばさなくてはなりません。
そのためには活動量を最小にしてじっとしている必要があります。
いつまでも暖かいと来春まで働き蜂の寿命が持たない可能性があり、心配しています。
プラスチックのケースに厚さ5ミリのスポンジを切って、浮かべます。
スポンジは下のように、5ミリほどの隙間をあけます。
砂糖水は砂糖1キロに対して、水700ー800CCに溶かしたもの。
もしあれば巣クズを煮てミツロウを作るときにでる煮汁、あるいは蜂蜜を混ぜてやります。
煮汁は来春の誘引にも使えるので少量(20シーシーほど)にしました。
巣箱の内壁にくっつけるように置きます。
スポンジ、工具ケースはこちらです。
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