ニホンミツバチ飼育日記

ニホンミツバチ

越冬した日本蜜蜂の巣箱ですが、5月にはいってもオスバチが出てきません。
例年だとこの辺りは4月下旬から分蜂が始まるのですが、この巣箱は未だ分蜂の気配がありません。
確かに今年は2月には咲いている梅が3月に入ってから咲き始めたり、春は遅かったのですが。
さらにおかしいのは、この巣箱の蜂群はかなり強い群で、昨年秋には重箱2段分の採蜜ができましたうえ、2月には越冬中の隣の巣箱を襲って全滅させてしまったほどです。

最悪は女王蜂になにかがあったということですが、もう少し様子を観てみます。

ニホンミツバチ

蜜蝋2

待ち桶には蜜蝋を塗って匂いをつけます。
写真は天板の裏側、巣箱の天井にあたる部分です。
巣箱内部にミツロウを塗るときは、できるだけ少ない面積のほうが良いです。

分蜂のピークは今からですが、一度分蜂した先で巣が大きくなると再度分蜂する夏分蜂が起こります。
夏分蜂は数は少ないですが、7月から8月くらいまで続くことがあります。
あまりミツロウを大量に塗布すると内部にカビが生えることがあります。

蜜蝋1

やまみつやでは、採蜜した後の巣クズを煮てミツロウを作り、上の写真のようなものを巣箱に同梱しています。
あくまで巣箱への匂いつけに使うために、ゴミなど取り除いて精製することはしていません。

蜜蝋2

チャッカマンとスクレーパーを使って少しずつ溶かして塗りつけます。

ミツロウは、天板の一部と底板、そして巣門の周囲くらいにしておきます。


やまみつやのあるところは、阿南町の和合という集落です。60年以上前に合併するまでは、和合村でした。
ここへ移住してきたのは1998年ですので、もう24年目になります。

こちらへ引っ越してきて初めて日本蜜蜂のことを知ったのですが、時々土地のお年寄りから聞いた話しが、ミツバチの通り道という言葉です。

ミツバチの巣箱(待ち桶)は、通り道にかけないと入らないものだ。という話しです。

ニホンミツバチ巣箱

ここは物置の影になっているところで、外からはあまり目立たない場所です。

ところがこの待ち桶にも毎年ではないですが、やまみつがやってくることがあります。

おそらくこの物置がある沢筋が、ニホンミツバチの通り道になっていると思います。

日本蜜蜂

物置のあるところは沢筋の道路沿いです。
この沢筋はサクラの木、クルミの木など広葉樹が点々と立っていたり、菜の花や蜜源となる花もたくさんあります。
また、沢の上のほう(写真の後ろ方向)や、下の方には広葉樹の森が広がっています。

日本蜜蜂の通り道

沢筋は風があまり強く吹かない、水が豊富など元々ミツバチが好む環境なのです。

とすれば、この沢筋が日本蜜蜂の通り道になっていることは充分に考えられます。

とはいえ沢筋だけが日本蜜蜂の通り道ではないようです。
離れたところに広葉樹の森が点在しているような土地では、その間に通り道があります。
待ち桶を設置してもなかなか入らないところと、入るところがわかれますが、この差は通り道であるかないか、の場合もあると思います。


東海地方の平野部の方から、先週、オス蜂の巣の蓋を発見したという連絡がありました。

日本気象協会から桜の開花予想は下記のサイトです。
例年より数日から1週間ほど遅い地方が多いようです。

日本気象協会の桜開花予想ページはこちら

ミツバチ(セイヨウミツバチ、ニホンミツバチとも)は活動を停止していた冬の期間が過ぎ、春先に活動を再開して女王蜂が産卵を始めて働き蜂を増やしていきます。

働き蜂の数が増えて分蜂の準備が整うと、働き蜂たちは女王蜂に雄蜂の卵を産ませます。
これは他の巣箱の女王蜂と交尾するためです。(ちなみに働き蜂はすべてメスです。)

そして女王蜂が新女王蜂の卵を産み、新女王蜂が羽化する直前に親の女王蜂は働き蜂を引き連れて分蜂して行きます。

この直径4ミリほどのお皿のようなものは、雄蜂の卵が産み付けられた巣穴の蓋です。
オス蜂が誕生するときに巣の蓋をやぶって出て来ます。

この巣蓋が巣箱の中に落ちてくると分蜂まで、3〜4週間と予想できます。

この真ん中の黒い蜂が雄蜂です。
雄蜂は働き蜂より少し大きく、色が黒くなります。

雄蜂が沢山巣箱から出てくるようになるとさらに分蜂までは2週間から10日になります。

雄蜂は働き蜂が集めた蜜を食べるだけで、蜜を集める仕事はしません。
交尾のためだけに生まれてきます。

ただ交尾のときに生殖器周辺が切れてしまい、その場で死んでしまいます。


梅

いつもならば2月には咲いている梅の花がようやく咲き始めました。

福寿草

福寿草も咲いています。

ニホンミツバチ

ちょっと見にくいですが、花粉をつけて運んでいます。
黄色い花粉なので、福寿草かもしれません。
順調に産卵しているのでしょう。

日本蜜蜂

無事越冬した巣箱の内部では、元気そうです。

蜜蜂巣箱

今の時期の巣クズは、匂いが強く誘引効果があります。
掃除した巣クズは捨てずに取っておき、ミツロウとして使用します。

昨年、近所に住むゆうたさんがニホンミツバチの飼育に挑戦しましたが、残念ながら捕獲できませんでした。
この春の分蜂の誘引、捕獲にむけて待ち桶の水洗いから始めましたが、回収してきた巣箱には蜜蜂が、、、、。
ぜひ動画をご覧ください。


飼育から26週目の 10月9日(2021年)採蜜しました。

1段目切り離した2段目です。きれいに詰まってます。
とりあえずやまみつやさんの動画通りに、予備の天板を載せておきました。

避防止器を取り付けします。
扉にあいた巣門もふさいでおきます。

(やまみつやより補足:採蜜などミツバチのいやがることをすると、巣箱から逃去することがあります。女王蜂が通れない逃去防止器を取り付けるときは、Fさんのように扉の巣門をふさいでください。)

採蜜

切り取り作業が終わったあと、天板を新しくすのこタイプにしました。
メントール10g入れました。

採蜜

巣門下に穴3つ開けた所の方が戻り口になっているようで巣門下の 3穴ふさいだ所に集まっています。

(やまみつやより補足:逃去するときは、巣箱内部から働きバチが大勢出てきて、とりあえず発着台の下にぶら下がります。この写真は逃去したい可能性もあります。逃去防止器があり、慣れるまで出てこられない蜂もいるので作業直後は興奮していますが、しばらくすると落ち着きます。)

採蜜
採蜜

やまみつやさんの動画にあったように、表の面と裏の面の蜜蓋を包丁で削ぎ落とします。

切り離した重箱を室内に運び込み、1枚ずつ、巣板を外します。
このときに薄手のゴム手袋をしました。

10月16日
採蜜から1週間経ちました。

花粉も運び込んでいるので、逃去防止器もそろそろ外します。

採蜜


まだ秋の蜜源植物があるせいか、巣箱の中を観察すると、順調に育ってきています。
4段に継箱しました。

11月27日 
採蜜のお返し、たれ蜜を取った後の巣を蜂たちに返してきれいに吸い取ってもらいます。
すぐ集まってきてとても嬉しそうです^^)

12月4日
最高気温13.2℃最低気温6.8℃
たれ蜜ビン詰め
糖度上げるのを期待して、一ヶ月半たいぶほったらかしてしまいました。
全部で4.2kgありました。
糖度は80.1
上出来です、みつばち達に感謝します。

採蜜

昨日は、関東甲信地方に、大雪が降りました。

普段あまり雪に慣れていない地域に多くの降雪があったので、大変なところもあったと思います。
うちでも、農業用のビニールハウス(夏のパプリカ栽培用)の雪おろしを2回ほどやりました。

ミツバチの巣箱ですが、雪が降った時は下の写真のように巣門の周りだけでも雪かきをしてください。

雪かき

冬でもニホンミツバチは、脱糞のために巣箱から出て来ますので、巣門の前を開けておくことは大切です。

もう少しで春がやってきますので、それまでの辛抱です。

一昨日、昼過ぎに気温が高めだったので元気に巣箱から飛び出していました。
こちらでは、まだ梅は蕾のままなのですが。


2021年春、3年目の挑戦で待ち桶に日本蜜蜂がやってきてくれました。

待ち桶の様子を定期的に観察して、探索蜂が3週間ほど来ていない場合は、設置場所を変更してきました。そしてナンバー5と名付けた待ち桶は、4月1日に設置場所を変更しましたが、ついに4月12日に探索蜂を確認しました。

そして、14日に巣門の出入りの様子を動画に撮影して、やまみつやさんにメールしました。

やまみつやさんの返信は

2021/04/15 5:32、やまみつや  <yamamitsuya@icloud.com>のメール:

F様
やまみつや 吉田です

動画みました。入居しています。
蜜源に向かって直線的に飛んでいく、あるいは蜜源から帰ってくる蜂は直線的に巣箱へ向かってくるので、この状態になれば入居確実です。
特に雄蜂が見えるので、大丈夫です。
おめでとうございます。

(やまみつやより補足:待ち桶には探索蜂がまずやってきます。そのときに巣箱に近づいたり、巣箱に触ったりすると、この巣箱は危ないと判断して入居してくれません。そこで2、3日様子を観ます。日本蜜蜂が入居して巣を作り始めると複数の蜜源のある方向へ全力で直線的に往復します。また、オスバチは探索蜂にはならないので、オスバチが巣箱から出入りするようになれば確実に入居しています。)

4月19日初めての内検

飼育日記
飼育日記

巣はけっこう大きな感じです。下に落ちてる蜂が何匹かいます、羽や胴体見ると生まれたてのような気がしますが大丈夫でしょうか?ひっくり返ってかなり弱ってます。さわらずそのまま閉じました。   

2021/04/20 6:02、やまみつや  <yamamitsuya@icloud.com>のメール:

F様
やまみつや 吉田です

ご連絡ありがとうございます。
大変大きな蜂群で、期待できます。
もう入居は確実だと思います。
底板の死骸は、この程度なら気にすることはないです。
掃除してあげてください。

5月10日

かなりの強群です、 1ヶ月で 落下防止棒が 隠れました。 雄蜂の蓋も落ちています!(下の写真です)
この後、新規入居した ミツバチが 分蜂 するなんて思ってもみませんでした。

飼育日記
飼育日記

(やまみつやより補足:分蜂して他の巣へ移動した蜂群がもう一度分蜂することを夏分蜂や孫分蜂と呼びます。昨年は全国的に、この夏分蜂が大変多い年でした。)

5月18日 1回目の分蜂しました。オスバチの蓋がたくさん落ちています。

飼育日記
飼育日記

5月25日 3回目の分蜂したのか?

飼育日記

訳がわからず、やまみつやさんには問合せばかりして、ご迷惑をおかけしました。

ナンバー5箱異変発生です、 また分蜂したのか 女王蜂事故があったのか分かりませんが 昨日に比べてまたかなり減っています 5 M 離れた所にあるナンバー3巣箱にこの分蜂なのか探索蜂なのか集まってきています。

2021/05/27 7:06、やまみつや  <yamamitsuya@icloud.com>のメール:

F様
やまみつや 吉田です

ご連絡ありがとうございます。
これは分蜂してますね。
王台の蓋が完全にとれて穴があいています。
3の巣箱に来ているのは5から分蜂したものでしょうか。
周囲の環境が生息に適しているのであれば、本来は遠くへいってしまいます。
ただし複数回分蜂する場合は、行先が決まっていないことが多く、近くへ入居する可能性もあります。
もし、3の巣箱に入居したらお教えください。

(やまみつやより補足:複数回夏分蜂すると、残った蜂群は徐々に小さくなり、消失することもあります。ここまで数が減るとその危険性が大きいのですが、新しく生まれた女王蜂の産卵力が大きかったのでしょう、この後復活していきます。)

7月5日 の様子

飼育日記
飼育日記

5月18日に第1分蜂(夏分蜂)して 長女が女王になりました 。
一週間後5月25日に第2分蜂して 次女が女王になりました 。
現在は三女が女王だと思います。
分蜂が止まりません! が、群れが増えることはいいことなので来年戻ってきてくれることを楽しみにしています。
雄蜂の蓋はここ二週間ほとんどなくなりましたが、巣箱内には二三匹見られます。やっと 第1分蜂をした後のミツバチの数に戻った感じです。

今日は梅雨の晴れ間の蒸し暑い日だったので守門の前で ミツバチがみんなで風を送っていました。やれやれ・・・。

7月22日 二段目の落下防止棒が隠れました。

3段目継ぎ箱しました。

7月26日 順調に育っています

日本蜜蜂飼育
ニホンミツバチ分蜂

見ている前で子出しがありました!蜜不足???

日本蜜蜂子だし

(やまみつやより補足:その後、Fさんから砂糖水のえさやりについての質問メールがありました。夏の時期は蜜源植物が少なくなるのと、昨年の夏は特に天候が不純だったため餌やりしたほうが良いこともあります。が、この群は比較的強いことと、砂糖水より自然の花の蜜のほうが栄養価が高いので、できるだけ餌やりはしないほうが良いこと。をお伝えしました。そのときは書かなかったのですが、巣箱をちょっと持ち上げてみて重さを確認すると、貯蜜が多いか少ないかの判断ができます。)

8月23日

4段に継箱しました。ナンバー5巣箱は台風対策かねてブロック三段積みにしワンタッチ荷締めベルトで締め上げました。

また巣箱のフタに穴を増やしました。
フタに3つ開けた穴はΦ7mmです、 これからの季節 大スズメバチ対策で 内側に板厚1.2mmで7x20mmの長穴プレート(八幡ネジNo.81)をビス止めています。
スズメバチにかじられても 中まで入ってこれないし スズメバチに襲われていることがわかります。

スズメバチ対策
重箱式巣箱

(やまみつやより補足:扉の巣穴を増やすのは、暑さ対策として良いと思います。また大スズメバチ対策で、金具を取り付けたのも感心しました。この金具ですが、Fさんも扉の内側につけるか外側につけるか悩んでいらしたとのこと。外側につけた方が良いと思います。場合によっては大スズメバチは巣箱の穴を簡単にかじって拡げてしまいます。このときに穴が金具で守られているとあきらめも早いのです。)

10月2日 いよいよ4段目の落下防止棒にかかってきました。

アカリンダニ対策

白くみえるのはアカリンダニ対策のメントールを入れたお茶パックです。

次回はいよいよ採蜜編です


2020年春

ニホンミツバチの飼育をしているユーザーさんの体験記を掲載している第2回です。

第1回は、こちらをご覧ください。

2019年にセイヨウミツバチを取り込んだみかん畑に翌年春にやまみつやさんの指導で、1台の待ち桶を設置しました。あとほかに山のほうの甘夏の畑に 待ち桶を2台設置しました。
しかし、2020年は残念ながら入居はゼロでした。 いずれもミカンの木の陰になるように置いたので、ミツバチにはよくなかったのかもしれ ません。

(やまみつやより:ニホンミツバチの待ち桶は、夏に温度が上がらないように日陰に置くことが第1条件です。ただしミツバチに見つからなければ探索蜂も来ません。蜜蜂は視覚、嗅覚で巣箱を探していますので、そのどちらの感覚にも訴えることが必要になります。また、ミツバチの生育環境に適した土地だと、他にもたくさん候補地があるので、なかなか思い通りにはいかないですね。)

2021年春

2021年春、日本蜜蜂の飼育を思い立って3年目の年、待ち桶を5台設置しました。

いずれも太い広葉樹の根元ちかくの東側に設置しました。
待ち桶を設置して3週間ほどの間に探索蜂が来た様子がないときには、思い切って待ち桶 の設置場所を変更しました。

捕獲

最初の日本蜜蜂の捕獲

ナンバー5と名付けた待ち桶は、4月1日に設置場所を変更しましたが、ついに4月12 日に探索蜂を確認しました。 

やったあ!
みつばちたちが出入りしたのを見た瞬間思わずガッツポーズが出ました。
嬉しくて嬉しくていつの間にかやまみつやさんに電話をしていました。
この巣門のところに出入りしている探索蜂が見えるでしょうか。

(やまみつやより:2、3日おきのお昼前後に待ち桶を観察できる人は、3週間ほど探索蜂が来ない場合は、設置場所を検討しなおすということも有効です。大変参考になります。)

捕獲

この巣箱はやまみつやさんのアドバイスで巣箱に近づかないように様子を見ていましたが、4月19日 内検して入居を確信。
かなりの強群です。

(やまみつやより:ニホンミツバチは春先に活動を再開すると、花の蜜を集めて女王蜂が産卵を始めます。そして働きバチの数が充分増えると分蜂するのですが、その前に探索蜂という役目のミツバチが飛び回って新居を探します。この探索蜂が来ているときに、巣箱を開いたり、巣箱のそばに近づく、騒音を立てるなどすると、探索蜂は新居に適さないと判断して他の巣を探してしまいます。初めて蜂が出入りしていると、喜んで巣箱を触ってしまう方が多いですが、要注意です。)

2台目以降の捕獲

捕獲

捕獲

去年入居がなかった甘夏の畑のはずれのコナラの木の根元に設置した待ち桶、ナンバー2 と名付けた待ち桶にも5月3日に入居しました。
こちらは5月14日に内検しましたが、蜂群は小さいままでした。

捕獲
捕獲

ナンバー3と名付けた巣箱にも、5月26日に入居!! この待ち桶は最初自宅のブルーベリーの根元に設置しましたが、3週間ほど置いても探索 蜂が全然来ないので、4月になって入居したナンバー5の巣箱から10mほど離れた場所に 設置しました。

ナンバー3の巣箱の6月1日の様子です。

これも小さめですね。

(やまみつやより:春に分蜂した蜂群が、新しい場所で働きバチを増やして、再度分蜂することがあります。これを孫分蜂や夏分蜂と呼びます。Fさんの地域では3月末くらいから4月中ばくらいまでが最初の分蜂の季節ですが、上記の2群はおそらく夏分蜂だと思われます。夏分蜂は小さいことがよくあります。ご自分の最初の分蜂の季節を知ることが捕獲するためのコツです。)

捕獲

4台目の入居 ナンバー4と名付けた待ち桶は、山の中の沢沿いから少し登った所の小さな広葉樹の根元に平らないい感じの場所があったので、そこに設置しました。
これも7月5日に入居しました。

そして7月9日の内検の様子です。 うひゃー、かなりの大群だ、どうしよう。
と思ったら、セイヨウミツバチでした。

(やまみつやより:静岡県も養蜂業者が多い地域です。基本的に西洋ミツバチの養蜂家は、自分の巣箱からは分蜂しないように新しくできた女王蜂の卵は除去します。ただし、稀に管理に失敗して分蜂してしまう巣箱もあるようです。)

・残りの1台は蟻が入居しました。

2021年の成績は、5台の待ち桶のうち3台にニホンミツバチが入居。1台はセイヨウミツバチ。でした。

次回は、順調に育っていったナンバー5のその後の様子をお知らせします。


次回は飼育の様子の報告です


分蜂群

ユーザーさんの体験記を掲載します。詳細は下記ページをご覧ください。
ユーザーさんの体験記

2019年5月13日

やまみつやさんとの出会い。始まりはこれから… 

我が家のみかん畑に、ミツバチの分蜂 蜂球を発見!

てっきりニホンミツバチと思い、ネットでいろいろ検索してやまみつやさんに電話しました。

アク抜き済みの巣箱を送ってもらい、取り込み方法を指導してもらいました。

ミツバチ

ところが、写真をやりとりしているうちに、分蜂群はなんとセイヨウミツバチとわかり、一旦取り込みは中止しました。

(やまみつやより:ニホンミツバチは全体的に黒っぽい色をしていて、お腹の部分の縞模様の幅が一定です。一方、西洋ミツバチはオレンジ色の身体で、お腹の部分の縞模様の幅が頭の方に行くほど狭くなります。詳細は下記に)

しかし色々考えた上、無謀にも重箱で西洋蜜蜂を飼うことにしました。

そこで5月15日にやまみつやさんの指示に従って取り込み作業を行いました。

分蜂群

蜂球と思っていたのですが、早くも巣を作っていて 取り込む際は 手を5箇所も刺されて 大変なこととなりました。

セイヨウミツバチ

写真は西洋みつばちを重箱式巣箱に取り込みの直後!

あまりにもの大群でした。

(やまみつやより:セイヨウミツバチは日本蜜蜂と比べると活動が旺盛なので、すぐに巣を形成します。そのため蜂蜜を集める能力もニホンミツバチより10倍近くもあります。ニホンミツバチはおとなしい分、人を刺す確率も低くなります)

女王蜂は見つけれずそのまま入っていることを祈る。

写真は取り込み後10日経過したときの様子です。

順調そうだったのですが、、、

ミツバチ
ミツバチ

重箱に取り込んだ西洋蜜蜂は、1か月足らずで何が原因かわかりませんがどんどん死んでいき絶滅してしまいました。

写真は6月25日の様子です。

(やまみつやより:おそらく女王蜂の取り込みができなかったのだと思います。なにしろ初めての経験でしたので、しょうがないです。)

次回は日本ミツバチ捕獲編です


冬支度

今年は例年より気温が高めでしたが、明日から本格的に寒くなるようです。

巣箱の冬支度をしました。

まず巣箱の内部の容積を小さくします。
巣箱の空間が広いと内部の気温が下がりやすくなります。
やまみつやの巣箱は巣門の下に広い空間がありますが、この部分を塞ぐような大きさの段ボール箱を差し込みます。

冬支度

巣門から冷たい風が入らないように、段ボールで巣門を制限します。
冬の間も暖かい日の午後になると、排泄のために時々巣箱から出入りしますので、1、2匹は通れるようにします。
春になって活動を再開すると自分で破って広げます。そうしたら外してやります。

冬支度

エアーキャップ(いわゆるプチプチシート)を1重に被せます。
エアーキャップを巻くと、巣箱との間に結露することがあります。
その場合は巻きすぎですので、エアーキャップを重箱の最上段(15センチ)を覆うくらいにするか、次の写真のように麻袋などで覆ってください。
昔、暖かい浜松で飼育の管理を任されていた時は、重箱の最上段だけエアーキャップで覆っていました。
ただし、日当たりが良いか悪いかなどで条件は変わってきます。あまり日当たりが良すぎるのは良くありません。

冬支度

女王蜂は蜜源植物が咲かない冬の間は産卵を止めてしまいます。
春から夏にかけては働きバチの寿命は1ヶ月と言われていますが、冬の間は地域にもよりますが、南信州の山間地では春まで3ヶ月ほどに寿命を伸ばさないと群が消滅してしまいます。
そのためには活動量を最小にしなければなりません。あまり温めすぎて活動的になってしまうと寿命が短くなってしまいます。

エアーキャップの内側が結露するようですと、巣箱内部で活動的になっていて、温度、湿度があがっているサインです。
冬支度のコツは、過保護にしないことです。


このところ朝晩はかなり冷え込むようになりましたが、お昼過ぎると例年より気温が高くなります。

ミツバチたちもせっせと冬越しのための蜜を集めているようです。

観察するともう花粉を運んでいるミツバチはいないので、女王蜂は産卵を止めて越冬の準備を始めていると思います。

先週末には強い霜も2、3日続いたので、秋の蜜源も枯れ始めました。

餌やり

越冬のために冬前の餌やりをしました。
特に、今年採蜜した巣箱や、重箱1、2段と巣があまり育っていない巣箱は餌をやったほうが良いです。

砂糖1キロに対して、水を700ccにしたものを、プラスチックケースに入れてやります。

ケースには厚さ5ミリほどのスポンジを浮かべますが、少し(5-10ミリほど)間を開けてやります。
スポンジはホームセンターなどで売っています。

餌やり

ケースは壁の内側にぴったりつけて置いてください。

働きバチの寿命は、春から夏にかけては1ヶ月ほどですが、女王蜂が産卵を止めている冬は、3ヶ月くらいに延ばさなくてはなりません。

そこでできるだけじっとして活動量を最小にします。

早めに巣箱をかこって保温すると活動量が下がりませんので、ご注意ください。

餌やり

重箱

9月の半ばに、3段目の半ばくらいまで巣が成長していた巣箱です。

秋の蜜源植物が盛んになることを考えると4段目を増設したほうが良いと考えて、重箱を1つ増設しました。

ところが思ったほど巣板が成長せず、上から3段目がいっぱいになるところで止まっています。

重箱

下からのぞいた様子ですが、4段目の重箱の落下防止棒がはっきり写っています。

ここのところ例年より気温が高めですが、もう花粉も運び込んでいないしこれ以上巣が伸びることはありません。

越冬中は巣箱内の温度を働きバチが自身の体温で温めています。

重箱


越冬のための対策としては、巣箱内部の空間が小さいほど良いので、4段目を外して巣箱を小さくしました。


もう2週間ほど前になりますが、10月16日に、蜂蜜の糖度を測りました。

9月に採蜜した蜂蜜ですが、布で濾して綺麗にしてありました。

75.9度

ちょっと低めです。
うちでは販売はしていないのですが、78度以上というのが目安のようです。

糖度が低いと発酵しやすいのです。

バケツに入った蜂蜜にザルを置いて、ホームセンターなどで売っている、乾燥剤を写真のようにして設置します。

バケツに蓋をして全体をビニール袋に入れます。

乾燥剤の効果を出すために密閉しますが、蜂蜜の匂いがもれるとスズメバチが来たり、アリが上がってきたりするからです。

糖度
糖度

時々かき混ぜて、全体の水分を均一にします。

2週間ほどおいた昨日、再び糖度を測ってみました。

78.5度

まずまずです。

この後瓶詰めします。
自家用や、お世話になった方に差し上げます。

糖度

重箱2段を採蜜したのですが、蜂蜜11キロありました。
9月なかばに採蜜したので、秋の蜜源植物は充分ありましたが、11月なかばには砂糖水の餌やりしてあげます。


採蜜

前回の記事で切り離した重箱を家に運んで、蜂蜜の入った巣板を切り離します。
巣板は、数ミリほどの隙間を開けて平行に並んでいます。
この隙間は、働きバチが巣穴に蜜を入れたり、幼虫に餌を与えたりする作業スペースです。

採蜜

巣板は巣箱の壁面や隣の巣板との固定のために、ところどころ蜜蝋で作られた棒状のスペーサーが入っています。
その部分を切り離すように、隙間に包丁をいれていきます。

重箱の中には、十字に落下防止棒が入っているので、それを避けるように包丁を入れていきます。

採蜜

3枚目の写真は、巣板を取り出しているところですが、このようにして1枚ずつ巣板を切り離していきます。

採蜜

ミツバチは集めてきた花の蜜を巣穴に入れて保管しますが、最初は水分が多い状態です。
糖度が低いと発酵しやすいので、働きバチは羽根であおって水分をとばして糖度を上げます。

そして糖度が充分にあがると蜜蝋で蓋をします。
こうして越冬のために保管しているのです。

採蜜

採蜜のときはこの蜜蓋を切り落とす必要があります。

巣穴は巣板の両面に開いていますので、裏と表と両方の蜜蓋を切り落とします。

ミツバチの巣は六角形が重なった構造をしています。
これは非常に強度が高い構造になっていて、人間はこの構造からハニカム構造というものを考えた言われています。

巣板に透過光を当てて撮影した写真を観てください。
表と裏とちょうど六角形が半分重なるような構造をしていて、さらに強度が増しています。
それで両面に巣穴が開いているのです。


ハニカム構造については、下記ページを参照してください。

https://kasyu-kogyo.com/2019/04/27/honeycomb/https://kasyu-kogyo.com/2019/04/27/honeycomb/

採蜜

今年は重箱5段目まで積んだ巣箱です。
上2段を切り離します。
採蜜作業をすると、逃去の可能性があるので、あらかじめ逃去防止器を設置しておきます。
また、扉にある丸穴も塞いでおきます。

採蜜

まずスノコを外します。
この部分は、巣板の全重量を支えるためにかなり蜜蝋が固くなっています。
包丁を2本使用しますが、まず1本の包丁をくさびのように角から入れて、スノコと重箱の間に隙間を作り、そこに2本目の包丁を入れます。

採蜜

指で示しているところに、幼虫の飼育にも、貯蜜にも使われていない巣があります。
こういう部分には働き蜂がいないので、スムシが上がってきて侵入しやすくなります。

採蜜

養蜂家が使っている燻煙器の中に、ハッカ油を染み込ませたティッシュを入れて風を送ります。
最上段にいる蜂たちを下の方へ追いやるためです。
燻煙器がない場合は、ブロアや、ミニ扇風機、うちわなどで風を送りますが、そのときにもハッカ油を染み込ませたティッシュをかざして、その匂いを送るといいです。

採蜜

重箱を切り離します。
天板と同じように包丁を2本使います。
この部分は、最上部より柔らかいのでスムーズです。

運搬用に用意したタライに、切り離した重箱を入れます。
今回は、もう1段切り離します。

採蜜

この部分でも、ハッカ油の匂いのする風を送って、切り離す重箱の中に、蜂がいないようにします。

採蜜

さらに柔らかく切り離すことができます。

今回、重箱を5段積んで5段目の落下防止棒が隠れるくらい、巣が成長しました。

また、秋の蜜源植物がたくさん咲いている時期なので、2段まで切り離しました。

作業の様子を動画にしました。是非ご覧ください。

夏分蜂

家から1.5キロほど上流へ入ったところの急斜面の上に設置した待ち桶です。
確認に行くのが大変なので、ここ1ヶ月ほど見に行っていませんでした。

下から見上げたところの写真ですが、赤い矢印のところに設置してありますが、解るでしょうか。

7月10日に見に行った時には、ミツバチがいなかったので半分諦めていましたが、今日確認したところ、なんと入居していました。

夏分蜂

今年は夏分蜂が多いので、他の巣からの分蜂の可能性が大きいですが、もしかしたら暑さで逃去してきた蜂群かもしれません。

この待ち桶はクルミの木の根元に固定してあり、完全な日陰です。

巣門からは盛んにミツバチが出入りしています。
花粉も運んでいます。

中を見ると、どうも巣が偏っているようです。
もしかしたら巣箱内部にカビが生えてしまったかもしれません。

この巣箱を管理が楽にできる、家のほうへ運びたいと思っています。
ところが日本蜜蜂の行動半径の2キロメートル以下のところに置いた待ち桶なので、直接家に運ぶとここへ戻ってきてしまいます。ミツバチは行動半径の地図を頭の中に覚えているからです。

そこで、一度遠くまで移動してそこで1ヶ月ほど飼育してから家へ運ぶ必要があります。


夏分蜂

物置の日陰に置いた待ち桶に夏分蜂したらしい1群が入りました。

中の様子を観察すると、蜂の数は少なめです。

今年は、夏分蜂が各地で多いようですが、分蜂を繰り返すと蜂の数が少ない群になります。

夏分蜂

これからは密源植物も少なくなりますので、様子を見て砂糖水の餌やりも検討します。


巣箱

家の裏手のヒノキ林の入り口に置いた巣箱に、6月20日にニホンミツバチが入居しました。

今日は梅雨明けしたかと思うほど暑い日でしたが、この場所は1日中、日影になっています。

巣箱

入居してから約1ヶ月経ちましたが、盛んに出入りしています。

巣箱

巣箱の中の様子を観ると、横方向へは順調に広がっています。
もう少し待って3段目の重箱を増設します。


暑さ対策

梅雨があけて、本格的な暑さがやってきました。

巣箱内部が高温になると、ミツロウで作られた巣は柔らかくなってしまい、最悪の場合落ちてしまいます。

巣が落ちると、ほとんどの場合は逃去してしまいます。

巣箱の暑さ対策は、まず遮光です。
日が高くから当たる時期なので、上をおおって風通しをよくします。

暑さ対策

風通しは重要ですので、周囲の草刈りなどします。

トタン板の雨よけの下に発泡スチロールの板を入れてやります。

巣門の前に並んで巣箱の中に送風していたミツバチたちもおとなしくなりました。