Fさんの飼育体験記 第3回 日本蜜蜂飼育編

2021年春、3年目の挑戦で待ち桶に日本蜜蜂がやってきてくれました。

待ち桶の様子を定期的に観察して、探索蜂が3週間ほど来ていない場合は、設置場所を変更してきました。そしてナンバー5と名付けた待ち桶は、4月1日に設置場所を変更しましたが、ついに4月12日に探索蜂を確認しました。

そして、14日に巣門の出入りの様子を動画に撮影して、やまみつやさんにメールしました。

やまみつやさんの返信は

2021/04/15 5:32、やまみつや  <yamamitsuya@icloud.com>のメール:

F様
やまみつや 吉田です

動画みました。入居しています。
蜜源に向かって直線的に飛んでいく、あるいは蜜源から帰ってくる蜂は直線的に巣箱へ向かってくるので、この状態になれば入居確実です。
特に雄蜂が見えるので、大丈夫です。
おめでとうございます。

(やまみつやより補足:待ち桶には探索蜂がまずやってきます。そのときに巣箱に近づいたり、巣箱に触ったりすると、この巣箱は危ないと判断して入居してくれません。そこで2、3日様子を観ます。日本蜜蜂が入居して巣を作り始めると複数の蜜源のある方向へ全力で直線的に往復します。また、オスバチは探索蜂にはならないので、オスバチが巣箱から出入りするようになれば確実に入居しています。)

4月19日初めての内検

飼育日記
飼育日記

巣はけっこう大きな感じです。下に落ちてる蜂が何匹かいます、羽や胴体見ると生まれたてのような気がしますが大丈夫でしょうか?ひっくり返ってかなり弱ってます。さわらずそのまま閉じました。   

2021/04/20 6:02、やまみつや  <yamamitsuya@icloud.com>のメール:

F様
やまみつや 吉田です

ご連絡ありがとうございます。
大変大きな蜂群で、期待できます。
もう入居は確実だと思います。
底板の死骸は、この程度なら気にすることはないです。
掃除してあげてください。

5月10日

かなりの強群です、 1ヶ月で 落下防止棒が 隠れました。 雄蜂の蓋も落ちています!(下の写真です)
この後、新規入居した ミツバチが 分蜂 するなんて思ってもみませんでした。

飼育日記
飼育日記

(やまみつやより補足:分蜂して他の巣へ移動した蜂群がもう一度分蜂することを夏分蜂や孫分蜂と呼びます。昨年は全国的に、この夏分蜂が大変多い年でした。)

5月18日 1回目の分蜂しました。オスバチの蓋がたくさん落ちています。

飼育日記
飼育日記

5月25日 3回目の分蜂したのか?

飼育日記

訳がわからず、やまみつやさんには問合せばかりして、ご迷惑をおかけしました。

ナンバー5箱異変発生です、 また分蜂したのか 女王蜂事故があったのか分かりませんが 昨日に比べてまたかなり減っています 5 M 離れた所にあるナンバー3巣箱にこの分蜂なのか探索蜂なのか集まってきています。

2021/05/27 7:06、やまみつや  <yamamitsuya@icloud.com>のメール:

F様
やまみつや 吉田です

ご連絡ありがとうございます。
これは分蜂してますね。
王台の蓋が完全にとれて穴があいています。
3の巣箱に来ているのは5から分蜂したものでしょうか。
周囲の環境が生息に適しているのであれば、本来は遠くへいってしまいます。
ただし複数回分蜂する場合は、行先が決まっていないことが多く、近くへ入居する可能性もあります。
もし、3の巣箱に入居したらお教えください。

(やまみつやより補足:複数回夏分蜂すると、残った蜂群は徐々に小さくなり、消失することもあります。ここまで数が減るとその危険性が大きいのですが、新しく生まれた女王蜂の産卵力が大きかったのでしょう、この後復活していきます。)

7月5日 の様子

飼育日記
飼育日記

5月18日に第1分蜂(夏分蜂)して 長女が女王になりました 。
一週間後5月25日に第2分蜂して 次女が女王になりました 。
現在は三女が女王だと思います。
分蜂が止まりません! が、群れが増えることはいいことなので来年戻ってきてくれることを楽しみにしています。
雄蜂の蓋はここ二週間ほとんどなくなりましたが、巣箱内には二三匹見られます。やっと 第1分蜂をした後のミツバチの数に戻った感じです。

今日は梅雨の晴れ間の蒸し暑い日だったので守門の前で ミツバチがみんなで風を送っていました。やれやれ・・・。

7月22日 二段目の落下防止棒が隠れました。

3段目継ぎ箱しました。

7月26日 順調に育っています

日本蜜蜂飼育
ニホンミツバチ分蜂

見ている前で子出しがありました!蜜不足???

日本蜜蜂子だし

(やまみつやより補足:その後、Fさんから砂糖水のえさやりについての質問メールがありました。夏の時期は蜜源植物が少なくなるのと、昨年の夏は特に天候が不純だったため餌やりしたほうが良いこともあります。が、この群は比較的強いことと、砂糖水より自然の花の蜜のほうが栄養価が高いので、できるだけ餌やりはしないほうが良いこと。をお伝えしました。そのときは書かなかったのですが、巣箱をちょっと持ち上げてみて重さを確認すると、貯蜜が多いか少ないかの判断ができます。)

8月23日

4段に継箱しました。ナンバー5巣箱は台風対策かねてブロック三段積みにしワンタッチ荷締めベルトで締め上げました。

また巣箱のフタに穴を増やしました。
フタに3つ開けた穴はΦ7mmです、 これからの季節 大スズメバチ対策で 内側に板厚1.2mmで7x20mmの長穴プレート(八幡ネジNo.81)をビス止めています。
スズメバチにかじられても 中まで入ってこれないし スズメバチに襲われていることがわかります。

スズメバチ対策
重箱式巣箱

(やまみつやより補足:扉の巣穴を増やすのは、暑さ対策として良いと思います。また大スズメバチ対策で、金具を取り付けたのも感心しました。この金具ですが、Fさんも扉の内側につけるか外側につけるか悩んでいらしたとのこと。外側につけた方が良いと思います。場合によっては大スズメバチは巣箱の穴を簡単にかじって拡げてしまいます。このときに穴が金具で守られているとあきらめも早いのです。)

10月2日 いよいよ4段目の落下防止棒にかかってきました。

アカリンダニ対策

白くみえるのはアカリンダニ対策のメントールを入れたお茶パックです。

次回はいよいよ採蜜編です



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