ニホンミツバチ飼育日記

分蜂した蜂球を巣箱に強制的に捕獲した時や、捕獲した巣箱を別の場所へ移動した後など、この季節は逃去防止器を使う機会が多くなります。

逃去防止器の使い方を確認しておきます。

ニホンミツバチはストレスがあると巣箱から逃げ出す習性があります。
逃去防止器は3.7ミリのスリットで巣門に取り付けると、働き蜂は通れますが女王蜂は閉じ込めておくことができるので逃去を防ぐことが出来ます。
ただし生き物が相手なので、絶対に確実ということはありません。
どうしても逃げたいときには、女王蜂はダイエットして痩せてスリットを通る、という話しも聞いたことがあります。

まず巣門以外の出入り口をふさいでおきます。

逃去防止器

扉に空いている丸穴をガムテープでふさいでおきます。
ガムテープをそのまま貼ると、ノリのついた面が穴に当たってしまうので、写真のように小さく切ったアミをあてます。

逃去防止器

アミをガムテープで止めます。

逃去防止器

底板は湿度によって伸び縮みするので、乾いた状態だと少し隙間が空いていることがあります。

逃去防止器

この隙間もガムテープでふさいでおきます。

逃去防止器

逃去防止器はしっかり巣門にくっつけてください。

逃去防止器

このように隙間があいているとそこから女王蜂が逃げることがあります。

 

逃去防止器は発着台にしっかり固定してください。
逃去のときは働き蜂が大量に巣門からあふれることがあり、逃去防止器の固定が弱いと動かすことができます。

逃去防止器

ビスで固定できるように穴をあけてあります。

逃去防止器

ガムテープを使うときは写真のようにしっかり固定してください。


やまみつやは、今月末に4キロほど離れたところに引っ越します。
うちが借りている田んぼや畑がある集落です。

この家の裏手の斜面は、昔こんにゃくを栽培していた畑だったそうです。
今は、ハナモモとカキの木が植わっており、ワラビがたくさん生えてくる斜面です。

待ち桶

この南向きの斜面に生えているカキの木の根元に待ち桶を設置しました。
木の根元の北東方向(もし西日が当たる場合は東方向にしてください)にブロックを敷いてから設置。

待ち桶

カキの木の下にはハナモモが今にも咲きそうです。

ハナモモの下の車道の向こうに見えるのが、借りている畑です。

 


待ち桶設置

パプリカを栽培しているうちのハウスのそばに待ち桶を設置したところが、上の写真です。

もちろんやまみつにパプリカの受粉をしてくれることを期待しています。

待ち桶設置

斜面に生えているクワの樹の根元。日陰になる北側に設置します。
ニホンミツバチは夏に高温になるところは嫌うので、できるだけ日陰に設置します。
ここは山間地のため夏でも早く日が陰るので、西日は当たらないところです。
もし西日があたるようなところでしたら、樹の北側よりも北東側に置いてください。

待ち桶設置

巣箱の下が直接地面に付かないようにするためにパイプを斜面に水平に打ち込みましたが、しっかり固定できなかったのでブロックを下に敷きます。

待ち桶設置

その上に巣箱を乗せて、両脇にパイプを打ち込みます。

そしてハウスに使うマイカ線を2つ折りにしてパイプと巣箱を一緒にしてぐるっと回します。

待ち桶設置

2つ折りにした輪に一方のヒモを通して結びます。

これでしっかり固定できます。

待ち桶設置

今は日が当たっていますが、もう少ししてクワの葉が茂ると日陰になります。


逃去防止器

やまみつやの逃去防止器はニホンミツバチの巣箱の巣門を塞がないように、巣門にあたる部分に欠き取りをしています。

逃去防止器

この欠き取りの巾は6ミリですが、欠き取り部分は垂直になっていました。

 

逃去防止器

この垂直の部分を斜めに削って傾斜をつけました。

巣門から這い出たミツバチたちがスムーズに出られるようになります。

価格は据え置きです。

 

逃去防止器


やまみつやのある、長野県下伊那郡阿南町の和合地区では、地域起こし協力隊員を募集しています。
和合地区は山間地で、阿南町でも特に高齢化過疎化が進んでいる地区です。
この地区で
・伝統野菜の生産、営業活動
・和合地区への移住定住促進
・情報発信
などの業務をしていただける方を募集します。
休日にニホンミツバチの飼育のお手伝いをしてもらえれば、私も大変助かります。

沢遊び

和合地区の様子と業務内容は下記から
和合地区での協力隊募集のお知らせはココをクリック

協力隊員の募集要項は下記リンクで。

http://www.town.anan.nagano.jp/sosiki/cat1/001483.html

ご興味のある方、やまみつやに直接メッセージを送ってもらってもかまいません。


徳島県でうちの巣箱を使用している方のニホンミツバチの待ち桶設置の写真です。

待ち桶巣箱

敷地内に林があり、蜜源となる広葉樹もあるそうです。

大きな立木の根元は北東方向へ巣箱を設置することをお勧めします。
夏でも朝の早い時間しか陽が当たらないからです。
葉が茂ると日陰になります。

この写真では浄化槽からのパイプがそばを通っていますが、多量の水は流れないとのことで大丈夫だと思います。

待ち桶

コンテナの中にコンクリブロックを置いて、そこにロープで固定しています。
しっかり固定できて良いと思います。

写真のように巣箱の上に小さい丸棒や角材を乗せてから雨よけのトタンをかぶせると、ロープでしばったときにより安定します。


友人の物置小屋の軒下に待ち桶を置かせてもらいました。

雨風は当たらないし、日当たりは無い、と条件は満たしています。
ただ奥まっているのでなかなか発見されません。
こちらではまだ分蜂は始まらないので、来月になったら誘引剤をとりつけます。

 

待ち桶巣箱

 

待ち桶

この物置から南東の方向に向かって、広葉樹の谷が広がっています。
ここは昔からニホンミツバチがよく通っている場所です。


ニホンミツバチを捕獲するために空の巣箱を待ち桶として設置するときには、しっかり固定する必要があります。
風でゆれるような巣箱は蜜蜂は嫌います。

空の状態だと軽いのでゆれませんが、やまみつが住み着いて巣を作り出すと集めて来た蜂蜜で巣箱はかなり重くなります。
そのときも風でゆれると逃去の原因になります。

ニホンミツバチ巣箱

打ち付けたパイプに縛り付けた例です。

日本蜜蜂巣箱

立木にしばりつける時は、小さな丸太や角材を挟むと固定が楽です。

日本蜜蜂巣箱

これはふたまたになっている立木に乗せた巣箱です。

横に渡したパイプと、立木にマイカ線(ビニールハウス用の平たい紐)で固定します。

ニホンミツバチ巣箱

底板を外して固定してから、底板をはめます。


分蜂した蜂は、飛び出した場所の近所の立木の枝にとりついて蜂球を作ります。

蜂球

このとき、次の巣が決まっている時はすぐに移動していきますが、もし決まっていない時はほとんどの蜂はここで待機して巣を探す役目の蜂たちが次の巣を探して回ります。

ここで待機しているときに、巣箱に取り込むことができます。

このときは枝の上に巣箱を固定することができました。
巣箱を蜂球の上部に固定できるときは、次の方法で捕獲できます。

巣門

固定する巣箱はいったん巣門などをふさぎます。
扉は動かないように固定します。

 

巣箱

底板を外した巣箱を蜂球の上部の枝に固定します。

ほうき

ホウキでそっと蜂球を巣箱のほうへ追いやります。


誘引剤

今年は春が早いので、もう少しで九州から分蜂の知らせが届くと思います。

南のほうでは、手作りの誘引剤を作りましょう。
水1リットルに対して、砂糖200グラム、蜂蜜大さじ1、酢大さじ1を入れます。
この液を作っておき、ヤクルトの小瓶などに入れます。
ここへヤクルトを数滴垂らして1、2時間ほど暖かい日なたに置きます。
ヤクルトが入ると発酵が促進されるので、発酵臭がしてミツバチを誘引します。
アルミ箔の蓋には小さい穴を3、4個あけて、瓶の口を塞いでください。
こうしないとミツバチが中に入っておぼれてしまいます。

発酵臭は10日ほどでおさまってしまうので、交換してください。

広葉樹の林内に設置した待ち桶です。
風あたりが弱く日陰にもなるので、ここでは捕獲できました。