ニホンミツバチ飼育日記

9月最後の週末に、採蜜講習会を開催しました。
9月28日土曜日の午後に集まってもらい、やまみつやのある和合という集落をご案内して待ち桶の設置の方法を講習しました。

翌29日の朝から採蜜の講習でした。

採蜜講習会

巣門は日の出前にアミでふさいでおきます。

採蜜講習会

準備する道具です。

左端から右回りに、切り離した重箱を入れるタライ。
はっか油を湿したティッシュを入れておく燻煙器。これは天板を外したときにミツバチをした方向へ移動させるために使用します。なければ、右端にあるようなウチワであおいで風を送っても良いです。

頭と顔を防護するためのメッシュの帽子。風を送るウチワ。天板。包丁(2本でかまいません)。逃去帽子器です。

採蜜講習会

外した巣板をいれておくための蓋つきのバケツ。
蜜を濾すためのザルを乗せたバケツ。これも蓋つきにします。
蜂蜜の匂いでスズメバチがやってくるので、蓋は必要になります。
新聞紙。

採蜜講習会

天板を切り離すために、クサビとなる包丁を隅に入れて隙間をあけて、その後包丁をいれます。この包丁は冷凍食品を切るためのノコギリ状になっているものをおすすめします。

採蜜講習会

外した天板の部分はミツロウが硬くなっているため、包丁が逃げてミツロウの巣が1センチほど残ってしまいます。予備の天板がないときは、このミツロウを削り取る必要があります。

採蜜講習会

天板を取った様子です。ここで、燻煙器を使ってはっか油の香りを吹き込むか、うちわであおいでミツバチをしたの方へ移動させます。光が入ると移動を始めますので、数十秒くらいあおげば大丈夫です。

採蜜講習会

とりあえず天板をしてから、1段目の重箱を切り離します。
これも隅にクサビとなる包丁をいれて隙間を作ってからもう1本の包丁を差し込みます。

天板とくらべてこの部分は柔らかいので、まっすぐに切ることができます。

採蜜講習会

1段目の重箱を切り離しました。

採蜜講習会

ここでは予備の天板で塞ぎましたが、始めに切り離した天板を使用するときには、残ったミツロウを削り落としてから蓋をしてください。盛り上がったミツロウが2段目の重箱の巣板を圧迫するためです。

採蜜講習会

タライと重箱がありますが、全部で10キロ以上あります。

切り離した重箱から巣板を1枚ずつ外している様子です。

蜂蜜にまみれたやまみつは、助け上げて水で洗ってあげます。

採蜜講習会

巣板の断面ですが、このように中央にしきりがあって、表と裏の両面から巣穴を作ってそこへ蜜をためてミツロウで蓋をしてあります。

採蜜講習会

両面のミツロウの蓋を削り取ってザルに入れて、蜂蜜を濾します。

採蜜講習会

今回の蜜は糖度が77度ありました。まずまずです。

採蜜講習会

巣箱のほうは、逃去帽子器を取り付けてもとのようにボルトで固定して雨よけをします。


スズメバチ

夏分蜂しそうな勢いだった巣箱ですが、このところキイロスズメバチの襲来にあって、だいぶ弱ってきました。かわいそうにミツバチの数も減りつつあります。

多い時は数匹のキイロスズメバチが巣箱の周りを飛び回っている状態なので、ペットボトルのトラップを準備することにしました。

ペットボトルに1センチほどの穴をあけて、中に誘引剤を入れます。

誘引剤は、ブドウジュース200C.C.に砂糖大さじ2、酢大さじ1を混ぜてほんの少しのドライイーストを入れて作ります。これを水で2倍に薄めて、ペットボトルのトラップに入れます。
発酵するためブドウジュースの香りがかなり強くなり、効果が大きいです。ただし1週間ほどで香りがなくなりますので、中身を入れ替えてください。

スズメバチ

巣箱の前側だとかえってスズメバチを呼んでしまうので、巣箱の裏側と2mほど離れたところにぶら下げます。

スズメバチ

入り口からもいくつか侵入していたので、逃去防止器をとりつけて、砂糖水の餌をやっておきます。

3時間ほど経って見にいったところ、スズメバチがかなり沢山入っていました。

スズメバチ

スズメバチ

スズメバチ

驚いたことに、逃去防止器の中でキイロスズメバチが死んでいました。
3.7ミリの隙間でも通りぬけるものがいるようです。


給餌

7月に夏分蜂を捕獲した丸胴式の巣箱です。
どうも巣箱からの出入りに元気がないので、砂糖水の餌をやることにしました。

餌やりについては、下記ページを参考にしてください。

https://wp.me/p8tn7Q-ff

給餌

巣箱の中へ入れられないので、脇に置いておきます。

今の季節は蜜源植物が少ないので、ほかのミツバチがやってくる可能性があります。
そこで、餌やりは夕方から朝の間にやります。

翌朝確認したところ、砂糖水はまったく減っていませんでした。
ということはこの巣箱のやまみつたちには、餌は必要ないということ。

別の巣箱にはときどきキイロスズメバチがやってくるようになりました。

給餌

まだ1匹が来るか来ないかという状況なので、ペットボトルのトラップをしかけるほどではありません。

(スズメバチのトラップについては、→ https://wp.me/p8tn7Q-9d )

トラップをしかけると、かえってスズメバチを呼び寄せることにもなるので、ご注意ください。
ミツバチたちはおびえて巣箱から出てこなくなっていましたので、夜間だけ餌やりしました。

給餌

翌朝見に行くと、餌は空っぽ、やまみつたちは元気になって外に飛び出しています。

キイロスズメバチは見られなくなったので、しばらく安心です。


夏分蜂

ちょうど1ヶ月前にオス蜂の巣蓋を発見して、夏分蜂するかもしれないと思っていた巣箱ですが、どうも分蜂しなかったようです。
巣箱内部の様子ですが、夏分蜂したとすればこんなに多くはいないはずです。

今年はどうも例年にない状況で周囲のひとたちもよくわからない年だ。と言っています。
分蜂して新女王蜂になっても、周囲のオス蜂は少なくなっているので交尾も難しいだろうし、分蜂していかなかったのはちょっと安心しています。

夏分蜂

発着台から長く連なっているのは、キイロスズメバチへの威嚇動作だと思います。
まだ数は少ないですが、早くもキイロスズメバチが時々やってくるようです。ミツバチのほうの数がだいぶ多いのでまだ大丈夫のようです。

夏分蜂

念のためハッカ飴を舐めながらストローで蜂をどけてみましたが、王台らしいものはありませんでした。

夏分蜂

家からちょっと登っていったところに置いてある巣箱なので、時々しか来られませんが、来たときには掃除していきます。

 


暑さ対策

梅雨明けして本格的な暑さがやってきました。

重箱2段のときは、植え込みに隠れていた雨よけのトタン板が、日差しをあびてかなり暑くなっています。

暑さ対策

このような発泡スチロールの箱の蓋を用意します。
暑さ対策

トタン板と天板の間に、
暑さ対策

発泡スチロールの板を差し込んで、断熱材にします。
暑さ対策

4段目を入れて半月経ちましたが、この季節は蜜源植物が少ないのであまり成長していません。
暑さ対策

ミツバチたち暑そうにしていました。


2ヶ月前に数キロほど家を引っ越しました。
今度借りた家には10年ほど前にお亡くなりになったおじいさんが、やまみつを飼っていた丸胴式巣箱があります。

おじいさんが亡くなったあとは、うちで採蜜してあげていました。

丸胴式巣箱での採蜜の様子は、このページをクリックしてください。

夏分蜂

もとあった物置のひさしの下に設置したままになっていたこの巣箱に、今年は久しぶりに夏分蜂が入居しました!

夏分蜂

設置した前は竹やぶなんですが、おじいさんはいつもここに据えていたそうです。

夏分蜂

夏分蜂

中の様子がわからないのですが、活発に出入りしているようです。

夏分蜂

前回の記事でご紹介したうちの夏分蜂しそうな巣箱ですが、その後オス蜂も飛び出さないし中の様子からは分蜂した気配はありません。

夏分蜂

今年は例年にない異常な状況です。


王台

7月5日にオス蜂の巣蓋を発見した巣箱。
ブログはこちら

家から離れているので時々しか見にいきませんが、どうもオス蜂の姿があまり見られません。

分蜂するのかな?と思い、王台(女王蜂の卵を産み付けられた巣穴)を確認することにしました。

王台

扉をあけて中を覗くと、だいぶ巣が大きくなっています。
白くみえるのはメントールを入れたパックです。

ミツバチをどけて巣の様子を見たい。

王台

はっかの味がする飴を買ってきました。
この飴を口に入れてなめながら、ストローで息を吹きかけます。
ストローは長い方が楽です。2本をつないだほうが良いかもしれません。
王台

巣板の下端に王台がありました!!
先端がまだ黒ずんでいないので、羽化にはまだ日数があると思われます。

この巣箱から来週のうちに分蜂するのはほぼ確実になりました。
来週は留守にすることが多いのでちょっと心配です。


重箱増設

3週間前に3段目を増設した巣箱です。
くわしくは下記ページで。

https://wp.me/p8tn7Q-l4

重箱増設

内部の様子ですが、すでにいっぱいになっています。

3段目の増設が遅かったのです。

重箱増設

さすがに巣箱の内部は暑いので、巣門にむけてさかんに送風しています。

重箱増設

4段目の増設は二人でやっているので、作業中の写真はありません。すいません。
ナットは手でゆるく締めます。
巣箱内部の湿気で木材が伸びていくので、これくらいにしておかないと締まり過ぎます。

重箱増設

4段になりました。

重箱増設

現在の巣箱内部の様子。

今の季節は蜜源植物が少ないので、しばらくはこのままで大丈夫でしょう。
順調に行けば、秋には採蜜できると思います。


夏分蜂

5月8日に入居した家の裏手の山にある巣箱です。

夏分蜂

重箱は3段に増設しました。
さかんに出入りしています。

夏分蜂

中の様子です。

 

夏分蜂

あれっ?巣門の外にオス蜂の巣の蓋が!

夏分蜂

底板を引き出してみると、巣蓋がたくさん落ちています。

これは分蜂の前兆です。だいぶ遅いと思いますが、今月下旬にこの巣箱から分蜂するかもしれません。

急斜面を50mほど登ったところにある巣箱で様子を見に行くのが大変ですが、しばらく見守る必要があります。


重箱増設

4月15日に捕獲した1群ですが、順調に巣が成長しています。
今年は空梅雨のようで、今の時期も盛んに出入りしています。

重箱増設

巣箱の底板から撮影した内部の様子。

ちょっと大きくなりすぎました。
本当ならもう少し早く増設してやりたいところです。
重箱増設

一人で増設作業するときは、空の重箱をそばに置いておきます。
重箱増設

置いた空の重箱に、上2段を載せます。

このときに真上から直接下ろしていくとハチをつぶしてしまうので、少しだけひっかけて横にゆっくりスライドさせるようにします。
重箱増設

3段を持ち上げてもとに戻して行きます。

重箱増設

このときも少しだけ載せて。
重箱増設

ゆっくり横にスライドさせます。
重箱増設
重心が高くなりかなり重くなりますので、ボルトとナットで固定します。
このときに手でかるく締めるようにします。
巣箱内部の湿気で板が伸びていくので、あまりボルトをきつく締めると外せなくなります。

重箱増設

無事3段に増設しました。
この分だと夏のあいだに4段目まで増設することになるかもしれません。