徳島県でうちの巣箱を使用している方のニホンミツバチの待ち桶設置の写真です。
敷地内に林があり、蜜源となる広葉樹もあるそうです。
大きな立木の根元は北東方向へ巣箱を設置することをお勧めします。
夏でも朝の早い時間しか陽が当たらないからです。
葉が茂ると日陰になります。
この写真では浄化槽からのパイプがそばを通っていますが、多量の水は流れないとのことで大丈夫だと思います。
コンテナの中にコンクリブロックを置いて、そこにロープで固定しています。
しっかり固定できて良いと思います。
写真のように巣箱の上に小さい丸棒や角材を乗せてから雨よけのトタンをかぶせると、ロープでしばったときにより安定します。
ニホンミツバチを捕獲するために空の巣箱を待ち桶として設置するときには、しっかり固定する必要があります。
風でゆれるような巣箱は蜜蜂は嫌います。
空の状態だと軽いのでゆれませんが、やまみつが住み着いて巣を作り出すと集めて来た蜂蜜で巣箱はかなり重くなります。
そのときも風でゆれると逃去の原因になります。
打ち付けたパイプに縛り付けた例です。
立木にしばりつける時は、小さな丸太や角材を挟むと固定が楽です。
これはふたまたになっている立木に乗せた巣箱です。
横に渡したパイプと、立木にマイカ線(ビニールハウス用の平たい紐)で固定します。
底板を外して固定してから、底板をはめます。
分蜂した蜂は、飛び出した場所の近所の立木の枝にとりついて蜂球を作ります。
このとき、次の巣が決まっている時はすぐに移動していきますが、もし決まっていない時はほとんどの蜂はここで待機して巣を探す役目の蜂たちが次の巣を探して回ります。
ここで待機しているときに、巣箱に取り込むことができます。
このときは枝の上に巣箱を固定することができました。
巣箱を蜂球の上部に固定できるときは、次の方法で捕獲できます。
固定する巣箱はいったん巣門などをふさぎます。
扉は動かないように固定します。
底板を外した巣箱を蜂球の上部の枝に固定します。
ホウキでそっと蜂球を巣箱のほうへ追いやります。
友人の物置小屋の軒下に待ち桶を置かせてもらいました。
雨風は当たらないし、日当たりは無い、と条件は満たしています。
ただ奥まっているのでなかなか発見されません。
こちらではまだ分蜂は始まらないので、来月になったら誘引剤をとりつけます。
この物置から南東の方向に向かって、広葉樹の谷が広がっています。
ここは昔からニホンミツバチがよく通っている場所です。
ニホンミツバチの巣箱を外に設置するときは、トタン板で屋根をしてやります。
ホームセンターなどで売っているトタン板です。
これは金属製ですが、ポリカーボネート製のもののほうが切断しやすいし、安全です。
その場合色の濃い日差しを遮るものならば大丈夫です。
これを金切バサミで長さ50〜60センチくらいに切断します。
金切バサミは大きいもののほうが使い易いです。
作業は必ず軍手をしてください。
待ち桶として設置するときは、重箱を2段にしてガムテープで固定します。
巣箱にトタンを被せたら、ビニールハウスに使うナイロンコード(マイカ線)で固定します。
コードの長さは、後で重箱を増設したときにも使えるように長めにしてください。
ボルトを通す穴にコードを通して、3重から4重に結びます。
トタン板に擦れる部分は、ガムテープなどで補強してコードが切れないようにします。
今年は春が早いので、もう少しで九州から分蜂の知らせが届くと思います。
南のほうでは、手作りの誘引剤を作りましょう。
水1リットルに対して、砂糖200グラム、蜂蜜大さじ1、酢大さじ1を入れます。
この液を作っておき、ヤクルトの小瓶などに入れます。
ここへヤクルトを数滴垂らして1、2時間ほど暖かい日なたに置きます。
ヤクルトが入ると発酵が促進されるので、発酵臭がしてミツバチを誘引します。
アルミ箔の蓋には小さい穴を3、4個あけて、瓶の口を塞いでください。
こうしないとミツバチが中に入っておぼれてしまいます。
発酵臭は10日ほどでおさまってしまうので、交換してください。
広葉樹の林内に設置した待ち桶です。
風あたりが弱く日陰にもなるので、ここでは捕獲できました。
異常な暖かさが続いていますし、気象庁の3ヶ月予報だとこの先も気温は高めで推移するようです。
今年は分蜂は早まると思います。
昨日の投稿のように、南信州の山間地ですでに花粉を運んでいると、暖かい南の地方ではオス蜂が出ています。
ニホンミツバチもセイヨウミツバチも、ミツバチは春先に活動を再開して働き蜂を増やしていきます。
そして分蜂は春にいっせいに行われるために、他の巣のミツバチの女王蜂と交尾するために雄蜂が生まれます。(ちなみに働き蜂はすべてメスです。)
巣箱の中を観察してみてください。
この直径4ミリほどのお皿のようなものは、雄蜂の卵が産み付けられた巣穴の蓋です。
雄蜂が誕生するときに巣の蓋をやぶって出て来ます。
この巣蓋が巣箱の中に落ちてくると分蜂まで、3〜4週間と予想できます。
この真ん中の黒い蜂が雄蜂です。
雄蜂は働き蜂より少し大きく、色が黒くなります。
雄蜂が沢山巣箱から出てくるようになるとさらに分蜂までは2週間から10日になります。
雄蜂は働き蜂が集めた蜜を食べるだけで、蜜を集める仕事はしません。
交尾のためだけに生まれてきます。
ただ交尾のときに生殖器周辺が切れてしまい、その場で死んでしまいます。
今日は雨降りで南信州ではさほど気温も上がりません。
こんな日はやまみつたちもおとなしくしています。
こちらではまだ待ち桶の設置には早いのですが、南の暖かいところでは3月には分蜂するので、待ち桶の準備をしましょう。
ニホンミツバチを捕獲するために、巣箱にミツロウを塗ります。
ミツロウを巣箱内部全体に塗る人もいますが、蒸し暑くなるとミツロウを塗ったところにはカビが生えてきます。
天板の内側(巣箱の天井)と巣門の外側くらいに塗りつけます。
ミツバチが住みついて、巣を作ったところにはカビは生えません。
天板の内側は一番最初に巣を作り始めるところなので、そこにはミツロウを塗っても大丈夫です。
ミツロウ、あるいは採蜜後の巣屑を天板に乗せてバーナーやライターなどの火であぶって柔らかくします。
軽く溶け出したら、天板にこすりつけます。
柔らかくなった状態で、スクレパーなどでなすりつけても良いです。
長年使っている天板では、ミツロウなどが厚くかたまってツルツルになってしまっています。
そんな場合は固めのワイヤブラシなどで、こすって表面をざらつかせます。
ある程度ざらついていないと、ミツバチの足がかかりません。
今日は全国的にとても暖かく、3月下旬の気温とのこと。
やまみつたちも元気に飛び回っています。
例年より早く梅の花が満開ですが、この巣箱のミツバチは越冬に成功したようです。
ときどき花粉を運んでいるニホンミツバチもいます。
もう女王蜂が産卵を始めたようです。
これはオオイヌノフグリで、この季節の貴重な蜜源です。
が、今年は他の花に行っているようです。
水曜日くらいから最高気温が10度以上の暖かい日が続いています。
この巣箱は朝のうちに少しだけ日が当たるところに置いているのですが、まだニホンミツバチも巣門からは出入りしていません。
それでも餌の砂糖水をやろうとして、扉を外しダンボールの間仕切りを引き出します。
寒さに耐えきれずに寿命が尽きたミツバチたちが、50匹ほど。
あまり刺激するとよくないのですが、そっと写真を撮りました。
いるいる。巣板をかじってスペースを作り、そこに固まってじっとしていました。
この巣箱は、あまり強い蜂群ではなかったので、心配していました。
体力が落ちている今の時期は50%程度の少し薄めの砂糖水をやります。
昨年待ち桶として設置した巣箱のいくつかはそのままにしてあります。
内部はミツロウやはちみつなど塗っていますので、カビが生えているはずです。
このまま置いておいても今年の春の分蜂を捕獲することはできません。
昨年入らなかった巣箱です
回収してきてガムテープを外して分解します。
天板に少しカビが生えています。
本体部分にもカビです。
これらを水で洗って乾かします。
今年の春は早いようです。
ロウバイが咲き出しました
2月20日より販売開始します
巣門近辺の観察ができる逃去防止器です
第2分蜂、第3分蜂を捕獲したときに、女王蜂が交尾飛行に出るタイミングがわかります
2月15日まで特典がある先行予約注文を受け付けます
詳しくは下記をクリックしてください。
朝はマイナス3度ほどに下がるようにはなりましたが、昼は日当たりのいいところでは10度を越えています。
ニホンミツバチたちも、活発ではないもののじっとしていられないようです。
巣門を狭くするのにダンボールを使ったのは、春になって活動を始めた時に自分たちで食い破って隙間を拡げるからなのですが、もうすでに拡げ始めています。
サザンカなど蜜源も少しは咲いていますが、来春まで寿命が持つかどうか心配です。
とはいえ、この場所はずーっと昔はやまみつを飼っていたという話し。
明日からは本格的な寒気がやってくるという予報なので、そうすれば巣箱の中でおとなしくしてくれると思います。
この前の水曜日に車で近所を走っていると、視界の片隅に白い花がチラッと流れて行きました。
まさか!?もう梅の花?
今日、もう一度出かけて行って車を停めて見上げると、もう咲いていました。
この辺りは今朝もマイナス7度くらいまで冷え込みました。
1月のうちに咲くなんて、今年は春が早そうです。
分蜂も早めかもしれません。
あけましておめでとうございます。
今年もやまみつやをよろしくお願いします。
うちから離れたところのお客さんのところへ、久しぶりに様子を観にいきました。
1群飼育されていますが、昨年は非常に勢いが強くうちの重箱が5段になっていました。
9月中旬に2段の採蜜をし、採蜜直後と11月に砂糖水の餌を合計3キロ分給餌したそうです。
山間地なので1日の日照時間は数時間、直射日光ではなく木漏れ日がちらちら当たる程度の理想的な場所です。
無事、越冬できるよう願っています。
ニホンミツバチは冬の季節は、巣箱の中の巣の隙間で体を寄せ合い、蓄えた蜜を少しずつ食べてじっとしています。
そうやって活動量をできるだけ抑えて、来春まで寿命を延ばしているのです。
しかし、完全に眠っているわけではないので、暖かい日には脱糞のために巣箱の外に飛び出します。
これは1月の写真ですが、冬囲いにしているエアーキャップ(プチプチシート)についたオレンジ色に見えるものが糞の跡です。
活発に活動している季節はどこで脱糞しているかわかりませんが、冬のあいだはできるだけ巣箱のそばで脱糞します。
脱糞は明るい色のところにする習性があり、巣箱のそばに白い壁や白い乗用車などがあると、そこにしてしまいます。
街中でやまみつを飼育するときの注意点の一つがこの脱糞対策です。
もし、自分の敷地内に適当な場所がないときは、白い布を巣箱のそばに垂らしておくといいでしょう。
来年の春の分蜂を捕獲するための、待ち桶と呼ぶ空の巣箱。
早めにご準備して雨ざらしなどの匂い抜きをしたほうが成功の確率は上がります。
また、待ち桶として設置する巣箱は、数が多いほうが捕獲の確率は上げることができます。
巣箱を作っていると節穴が貫通していたり、ヒビ割れがあったりする部品が出て来ます。
それらのパーツを組み立てて2級品の巣箱を作りました。
待ち桶用に重箱2段のセットにしましたので、ガムテープで固定してお使いください。
穴の補修など、ご自分でやっていただくことになります。
補修方法などは下のほうをご覧ください。
アク抜きの雨ざらしをしてから補修作業をしてください。
貫通した穴やヒビ割れは、中に光が入るとやまみつがいやがりますので、
ガムテープで塞ぎます。
これらの貫通した節穴の内側は、
クリアファイルなどの薄いプラスチックの板とタッカー(ホームセンターで販売しています)でふさぐか、
ミツロウを溶かして埋め、スクレーパーを使って平にならします。
天板のひび割れも、光が内部に入らないようにガムテープでふさぎます
重箱2段をガムテープで固定して待ち桶として設置してください。
こういったひび割れは、ネジで補修してあります。
巣箱の補修には
もし、捕獲に成功したら下記のオプションセットをご購入いただき、重箱3段にしてください。
待ち桶用2級品の販売はこちら
来月8、9日に名古屋のポートメッセなごやで開催される、アウトドアと食の展示会 FIELDSTYLE 2018 に「やまみつや」として参加します。
お近くのかたはぜひお越しください。
巣箱と玄米を販売します。
詳しくは下記リンクから。
新品の巣箱はスギの匂いが強いので、雨ざらしにして匂いを抜く、アク抜き作業をしたほうが春の捕獲の確率が高くなります。
重箱を沢山アク抜きするときは、うちではホームセンターなどで売っているローリータンクを使って、流水の中に浸けておきます。
今週15日木曜日に初霜がおりました。
例年、11月に入る頃には初霜があるのですが、今年は大変暖かい日が続いています。
さほど強い霜でもなかったので、セイタカアワダチソウや、お茶などの蜜源の花も、まだ元気です。
とはいえ、週間天気予報による今週後半は最高気温が10度程度になるので、やまみつの活動も低下してきます。
まだやまみつが活動しているこの時期に最後の砂糖水をやっておきます。
砂糖1キロに対して水は900C.C.と少し薄めにします。(夏場は700C.C.)
この巣箱はお盆過ぎに捕獲した蜂群でしたが、その後あまり活発に活動していなかったのでちょっと弱い群です。
重箱も2段から増えていません。
こんな巣箱は砂糖2キロ、やっておきます。
ホームセンターなどで販売している、プラスチックの工具ケース(2リットルくらいはいるもの)に、下のようなスポンジの板を浮かべます。
スポンジは下のように、5ミリほどの隙間をあけます。
スポンジ、工具ケースはこちらです。