ニホンミツバチを捕獲するための待ち桶の設置です。
設置したのは、物置と石垣の間の植え込みの中です。
ブロックを2つ敷いて、穴にパイプを通します。
パイプにハウスバンドを結びつけて、雨よけトタンごと縛り付けます。
一番太陽が高くなるとトタン板だけに日が当たって、夏は暑くなりそうです。
夏になるころには、トタンと巣箱天板の間に、発泡スチロールや厚めの板を入れてやらなくてはなりません。
分蜂した蜂球を巣箱に強制的に捕獲した時や、捕獲した巣箱を別の場所へ移動した後など、この季節は逃去防止器を使う機会が多くなります。
逃去防止器の使い方を確認しておきます。
ニホンミツバチはストレスがあると巣箱から逃げ出す習性があります。
逃去防止器は3.7ミリのスリットで巣門に取り付けると、働き蜂は通れますが女王蜂は閉じ込めておくことができるので逃去を防ぐことが出来ます。
ただし生き物が相手なので、絶対に確実ということはありません。
どうしても逃げたいときには、女王蜂はダイエットして痩せてスリットを通る、という話しも聞いたことがあります。
まず巣門以外の出入り口をふさいでおきます。
扉に空いている丸穴をガムテープでふさいでおきます。
ガムテープをそのまま貼ると、ノリのついた面が穴に当たってしまうので、写真のように小さく切ったアミをあてます。
アミをガムテープで止めます。
底板は湿度によって伸び縮みするので、乾いた状態だと少し隙間が空いていることがあります。
この隙間もガムテープでふさいでおきます。
逃去防止器はしっかり巣門にくっつけてください。
このように隙間があいているとそこから女王蜂が逃げることがあります。
逃去防止器は発着台にしっかり固定してください。
逃去のときは働き蜂が大量に巣門からあふれることがあり、逃去防止器の固定が弱いと動かすことができます。
ビスで固定できるように穴をあけてあります。
ガムテープを使うときは写真のようにしっかり固定してください。
パプリカを栽培しているうちのハウスのそばに待ち桶を設置したところが、上の写真です。
もちろんやまみつにパプリカの受粉をしてくれることを期待しています。
斜面に生えているクワの樹の根元。日陰になる北側に設置します。
ニホンミツバチは夏に高温になるところは嫌うので、できるだけ日陰に設置します。
ここは山間地のため夏でも早く日が陰るので、西日は当たらないところです。
もし西日があたるようなところでしたら、樹の北側よりも北東側に置いてください。
巣箱の下が直接地面に付かないようにするためにパイプを斜面に水平に打ち込みましたが、しっかり固定できなかったのでブロックを下に敷きます。
その上に巣箱を乗せて、両脇にパイプを打ち込みます。
そしてハウスに使うマイカ線を2つ折りにしてパイプと巣箱を一緒にしてぐるっと回します。
2つ折りにした輪に一方のヒモを通して結びます。
これでしっかり固定できます。
今は日が当たっていますが、もう少ししてクワの葉が茂ると日陰になります。
やまみつやは、今月末に4キロほど離れたところに引っ越します。
うちが借りている田んぼや畑がある集落です。
この家の裏手の斜面は、昔こんにゃくを栽培していた畑だったそうです。
今は、ハナモモとカキの木が植わっており、ワラビがたくさん生えてくる斜面です。
この南向きの斜面に生えているカキの木の根元に待ち桶を設置しました。
木の根元の北東方向(もし西日が当たる場合は東方向にしてください)にブロックを敷いてから設置。
カキの木の下にはハナモモが今にも咲きそうです。
ハナモモの下の車道の向こうに見えるのが、借りている畑です。
今年は春が早く分蜂も早く始まると期待していましたが、3月下旬から先週まで数日おきに寒波がやってきたおかげで、どうも南信州では例年通りになりそうです。
今度引っ越す家には、建物と畑の間にハナモモが植わっています。
このハナモモの根元の北東側に待ち桶を設置しました。
午後3時ごろ巣箱の裏側からは日が当たりますが、4時ごろには山の影に日が落ちるため西日はそれほど強くありません。
これからハナモモの葉が茂って来るとさらに日陰になります。
やまみつやのある、長野県下伊那郡阿南町の和合地区では、地域起こし協力隊員を募集しています。
和合地区は山間地で、阿南町でも特に高齢化過疎化が進んでいる地区です。
この地区で
・伝統野菜の生産、営業活動
・和合地区への移住定住促進
・情報発信
などの業務をしていただける方を募集します。
休日にニホンミツバチの飼育のお手伝いをしてもらえれば、私も大変助かります。
和合地区の様子と業務内容は下記から
和合地区での協力隊募集のお知らせはココをクリック
協力隊員の募集要項は下記リンクで。
http://www.town.anan.nagano.jp/sosiki/cat1/001483.html
ご興味のある方、やまみつやに直接メッセージを送ってもらってもかまいません。
やまみつやの逃去防止器はニホンミツバチの巣箱の巣門を塞がないように、巣門にあたる部分に欠き取りをしています。
この欠き取りの巾は6ミリですが、欠き取り部分は垂直になっていました。
この垂直の部分を斜めに削って傾斜をつけました。
巣門から這い出たミツバチたちがスムーズに出られるようになります。
価格は据え置きです。
下記ブログの巣箱に、やまみつが入居してくれました。
働き蜂の数としては充分ですし、すでに花粉(幼虫のエサ)を運び込んでいるところをみると、第1分蜂だと思います。
徳島県でうちの巣箱を使用している方のニホンミツバチの待ち桶設置の写真です。
敷地内に林があり、蜜源となる広葉樹もあるそうです。
大きな立木の根元は北東方向へ巣箱を設置することをお勧めします。
夏でも朝の早い時間しか陽が当たらないからです。
葉が茂ると日陰になります。
この写真では浄化槽からのパイプがそばを通っていますが、多量の水は流れないとのことで大丈夫だと思います。
コンテナの中にコンクリブロックを置いて、そこにロープで固定しています。
しっかり固定できて良いと思います。
写真のように巣箱の上に小さい丸棒や角材を乗せてから雨よけのトタンをかぶせると、ロープでしばったときにより安定します。
ニホンミツバチを捕獲するために空の巣箱を待ち桶として設置するときには、しっかり固定する必要があります。
風でゆれるような巣箱は蜜蜂は嫌います。
空の状態だと軽いのでゆれませんが、やまみつが住み着いて巣を作り出すと集めて来た蜂蜜で巣箱はかなり重くなります。
そのときも風でゆれると逃去の原因になります。
打ち付けたパイプに縛り付けた例です。
立木にしばりつける時は、小さな丸太や角材を挟むと固定が楽です。
これはふたまたになっている立木に乗せた巣箱です。
横に渡したパイプと、立木にマイカ線(ビニールハウス用の平たい紐)で固定します。
底板を外して固定してから、底板をはめます。
分蜂した蜂は、飛び出した場所の近所の立木の枝にとりついて蜂球を作ります。
このとき、次の巣が決まっている時はすぐに移動していきますが、もし決まっていない時はほとんどの蜂はここで待機して巣を探す役目の蜂たちが次の巣を探して回ります。
ここで待機しているときに、巣箱に取り込むことができます。
このときは枝の上に巣箱を固定することができました。
巣箱を蜂球の上部に固定できるときは、次の方法で捕獲できます。
固定する巣箱はいったん巣門などをふさぎます。
扉は動かないように固定します。
底板を外した巣箱を蜂球の上部の枝に固定します。
ホウキでそっと蜂球を巣箱のほうへ追いやります。
友人の物置小屋の軒下に待ち桶を置かせてもらいました。
雨風は当たらないし、日当たりは無い、と条件は満たしています。
ただ奥まっているのでなかなか発見されません。
こちらではまだ分蜂は始まらないので、来月になったら誘引剤をとりつけます。
この物置から南東の方向に向かって、広葉樹の谷が広がっています。
ここは昔からニホンミツバチがよく通っている場所です。
ニホンミツバチの巣箱を外に設置するときは、トタン板で屋根をしてやります。
ホームセンターなどで売っているトタン板です。
これは金属製ですが、ポリカーボネート製のもののほうが切断しやすいし、安全です。
その場合色の濃い日差しを遮るものならば大丈夫です。
これを金切バサミで長さ50〜60センチくらいに切断します。
金切バサミは大きいもののほうが使い易いです。
作業は必ず軍手をしてください。
待ち桶として設置するときは、重箱を2段にしてガムテープで固定します。
巣箱にトタンを被せたら、ビニールハウスに使うナイロンコード(マイカ線)で固定します。
コードの長さは、後で重箱を増設したときにも使えるように長めにしてください。
ボルトを通す穴にコードを通して、3重から4重に結びます。
トタン板に擦れる部分は、ガムテープなどで補強してコードが切れないようにします。
今年は春が早いので、もう少しで九州から分蜂の知らせが届くと思います。
南のほうでは、手作りの誘引剤を作りましょう。
水1リットルに対して、砂糖200グラム、蜂蜜大さじ1、酢大さじ1を入れます。
この液を作っておき、ヤクルトの小瓶などに入れます。
ここへヤクルトを数滴垂らして1、2時間ほど暖かい日なたに置きます。
ヤクルトが入ると発酵が促進されるので、発酵臭がしてミツバチを誘引します。
アルミ箔の蓋には小さい穴を3、4個あけて、瓶の口を塞いでください。
こうしないとミツバチが中に入っておぼれてしまいます。
発酵臭は10日ほどでおさまってしまうので、交換してください。
広葉樹の林内に設置した待ち桶です。
風あたりが弱く日陰にもなるので、ここでは捕獲できました。
異常な暖かさが続いていますし、気象庁の3ヶ月予報だとこの先も気温は高めで推移するようです。
今年は分蜂は早まると思います。
昨日の投稿のように、南信州の山間地ですでに花粉を運んでいると、暖かい南の地方ではオス蜂が出ています。
ニホンミツバチもセイヨウミツバチも、ミツバチは春先に活動を再開して働き蜂を増やしていきます。
そして分蜂は春にいっせいに行われるために、他の巣のミツバチの女王蜂と交尾するために雄蜂が生まれます。(ちなみに働き蜂はすべてメスです。)
巣箱の中を観察してみてください。
この直径4ミリほどのお皿のようなものは、雄蜂の卵が産み付けられた巣穴の蓋です。
雄蜂が誕生するときに巣の蓋をやぶって出て来ます。
この巣蓋が巣箱の中に落ちてくると分蜂まで、3〜4週間と予想できます。
この真ん中の黒い蜂が雄蜂です。
雄蜂は働き蜂より少し大きく、色が黒くなります。
雄蜂が沢山巣箱から出てくるようになるとさらに分蜂までは2週間から10日になります。
雄蜂は働き蜂が集めた蜜を食べるだけで、蜜を集める仕事はしません。
交尾のためだけに生まれてきます。
ただ交尾のときに生殖器周辺が切れてしまい、その場で死んでしまいます。
今日は雨降りで南信州ではさほど気温も上がりません。
こんな日はやまみつたちもおとなしくしています。
こちらではまだ待ち桶の設置には早いのですが、南の暖かいところでは3月には分蜂するので、待ち桶の準備をしましょう。
ニホンミツバチを捕獲するために、巣箱にミツロウを塗ります。
ミツロウを巣箱内部全体に塗る人もいますが、蒸し暑くなるとミツロウを塗ったところにはカビが生えてきます。
天板の内側(巣箱の天井)と巣門の外側くらいに塗りつけます。
ミツバチが住みついて、巣を作ったところにはカビは生えません。
天板の内側は一番最初に巣を作り始めるところなので、そこにはミツロウを塗っても大丈夫です。
ミツロウ、あるいは採蜜後の巣屑を天板に乗せてバーナーやライターなどの火であぶって柔らかくします。
軽く溶け出したら、天板にこすりつけます。
柔らかくなった状態で、スクレパーなどでなすりつけても良いです。
長年使っている天板では、ミツロウなどが厚くかたまってツルツルになってしまっています。
そんな場合は固めのワイヤブラシなどで、こすって表面をざらつかせます。
ある程度ざらついていないと、ミツバチの足がかかりません。
今日は全国的にとても暖かく、3月下旬の気温とのこと。
やまみつたちも元気に飛び回っています。
例年より早く梅の花が満開ですが、この巣箱のミツバチは越冬に成功したようです。
ときどき花粉を運んでいるニホンミツバチもいます。
もう女王蜂が産卵を始めたようです。
これはオオイヌノフグリで、この季節の貴重な蜜源です。
が、今年は他の花に行っているようです。
水曜日くらいから最高気温が10度以上の暖かい日が続いています。
この巣箱は朝のうちに少しだけ日が当たるところに置いているのですが、まだニホンミツバチも巣門からは出入りしていません。
それでも餌の砂糖水をやろうとして、扉を外しダンボールの間仕切りを引き出します。
寒さに耐えきれずに寿命が尽きたミツバチたちが、50匹ほど。
あまり刺激するとよくないのですが、そっと写真を撮りました。
いるいる。巣板をかじってスペースを作り、そこに固まってじっとしていました。
この巣箱は、あまり強い蜂群ではなかったので、心配していました。
体力が落ちている今の時期は50%程度の少し薄めの砂糖水をやります。
昨年待ち桶として設置した巣箱のいくつかはそのままにしてあります。
内部はミツロウやはちみつなど塗っていますので、カビが生えているはずです。
このまま置いておいても今年の春の分蜂を捕獲することはできません。
昨年入らなかった巣箱です
回収してきてガムテープを外して分解します。
天板に少しカビが生えています。
本体部分にもカビです。
これらを水で洗って乾かします。
今年の春は早いようです。
ロウバイが咲き出しました
2月20日より販売開始します
巣門近辺の観察ができる逃去防止器です
第2分蜂、第3分蜂を捕獲したときに、女王蜂が交尾飛行に出るタイミングがわかります
2月15日まで特典がある先行予約注文を受け付けます
詳しくは下記をクリックしてください。