ニホンミツバチ飼育日記

友人の物置小屋の軒下に待ち桶を置かせてもらいました。

雨風は当たらないし、日当たりは無い、と条件は満たしています。
ただ奥まっているのでなかなか発見されません。
こちらではまだ分蜂は始まらないので、来月になったら誘引剤をとりつけます。

 

待ち桶巣箱

 

待ち桶

この物置から南東の方向に向かって、広葉樹の谷が広がっています。
ここは昔からニホンミツバチがよく通っている場所です。


ニホンミツバチの巣箱を外に設置するときは、トタン板で屋根をしてやります。

 

トタン板

ホームセンターなどで売っているトタン板です。

これは金属製ですが、ポリカーボネート製のもののほうが切断しやすいし、安全です。
その場合色の濃い日差しを遮るものならば大丈夫です。

トタン板

これを金切バサミで長さ50〜60センチくらいに切断します。
金切バサミは大きいもののほうが使い易いです。
作業は必ず軍手をしてください。

雨よけ

待ち桶として設置するときは、重箱を2段にしてガムテープで固定します。

巣箱にトタンを被せたら、ビニールハウスに使うナイロンコード(マイカ線)で固定します。
コードの長さは、後で重箱を増設したときにも使えるように長めにしてください。

 

雨よけ

ボルトを通す穴にコードを通して、3重から4重に結びます。

 

 

雨よけ

雨よけ

雨よけ

トタン板に擦れる部分は、ガムテープなどで補強してコードが切れないようにします。


誘引剤

今年は春が早いので、もう少しで九州から分蜂の知らせが届くと思います。

南のほうでは、手作りの誘引剤を作りましょう。
水1リットルに対して、砂糖200グラム、蜂蜜大さじ1、酢大さじ1を入れます。
この液を作っておき、ヤクルトの小瓶などに入れます。
ここへヤクルトを数滴垂らして1、2時間ほど暖かい日なたに置きます。
ヤクルトが入ると発酵が促進されるので、発酵臭がしてミツバチを誘引します。
アルミ箔の蓋には小さい穴を3、4個あけて、瓶の口を塞いでください。
こうしないとミツバチが中に入っておぼれてしまいます。

発酵臭は10日ほどでおさまってしまうので、交換してください。

広葉樹の林内に設置した待ち桶です。
風あたりが弱く日陰にもなるので、ここでは捕獲できました。


異常な暖かさが続いていますし、気象庁の3ヶ月予報だとこの先も気温は高めで推移するようです。
今年は分蜂は早まると思います。
昨日の投稿のように、南信州の山間地ですでに花粉を運んでいると、暖かい南の地方ではオス蜂が出ています。

ニホンミツバチもセイヨウミツバチも、ミツバチは春先に活動を再開して働き蜂を増やしていきます。
そして分蜂は春にいっせいに行われるために、他の巣のミツバチの女王蜂と交尾するために雄蜂が生まれます。(ちなみに働き蜂はすべてメスです。)

巣箱の中を観察してみてください。

この直径4ミリほどのお皿のようなものは、雄蜂の卵が産み付けられた巣穴の蓋です。
雄蜂が誕生するときに巣の蓋をやぶって出て来ます。

この巣蓋が巣箱の中に落ちてくると分蜂まで、3〜4週間と予想できます。

この真ん中の黒い蜂が雄蜂です。
雄蜂は働き蜂より少し大きく、色が黒くなります。

雄蜂が沢山巣箱から出てくるようになるとさらに分蜂までは2週間から10日になります。

雄蜂は働き蜂が集めた蜜を食べるだけで、蜜を集める仕事はしません。
交尾のためだけに生まれてきます。

ただ交尾のときに生殖器周辺が切れてしまい、その場で死んでしまいます。


今日は雨降りで南信州ではさほど気温も上がりません。
こんな日はやまみつたちもおとなしくしています。

こちらではまだ待ち桶の設置には早いのですが、南の暖かいところでは3月には分蜂するので、待ち桶の準備をしましょう。

ニホンミツバチを捕獲するために、巣箱にミツロウを塗ります。
ミツロウを巣箱内部全体に塗る人もいますが、蒸し暑くなるとミツロウを塗ったところにはカビが生えてきます。
天板の内側(巣箱の天井)と巣門の外側くらいに塗りつけます。

ミツバチが住みついて、巣を作ったところにはカビは生えません。
天板の内側は一番最初に巣を作り始めるところなので、そこにはミツロウを塗っても大丈夫です。

ミツロウ、あるいは採蜜後の巣屑を天板に乗せてバーナーやライターなどの火であぶって柔らかくします。

軽く溶け出したら、天板にこすりつけます。

柔らかくなった状態で、スクレパーなどでなすりつけても良いです。

長年使っている天板では、ミツロウなどが厚くかたまってツルツルになってしまっています。
そんな場合は固めのワイヤブラシなどで、こすって表面をざらつかせます。
ある程度ざらついていないと、ミツバチの足がかかりません。

ニホンミツバチ


今日は全国的にとても暖かく、3月下旬の気温とのこと。

やまみつたちも元気に飛び回っています。

例年より早く梅の花が満開ですが、この巣箱のミツバチは越冬に成功したようです。

ときどき花粉を運んでいるニホンミツバチもいます。
もう女王蜂が産卵を始めたようです。

これはオオイヌノフグリで、この季節の貴重な蜜源です。
が、今年は他の花に行っているようです。


巣門

水曜日くらいから最高気温が10度以上の暖かい日が続いています。
この巣箱は朝のうちに少しだけ日が当たるところに置いているのですが、まだニホンミツバチも巣門からは出入りしていません。

ミツバチ

それでも餌の砂糖水をやろうとして、扉を外しダンボールの間仕切りを引き出します。
寒さに耐えきれずに寿命が尽きたミツバチたちが、50匹ほど。

巣板

あまり刺激するとよくないのですが、そっと写真を撮りました。
いるいる。巣板をかじってスペースを作り、そこに固まってじっとしていました。

この巣箱は、あまり強い蜂群ではなかったので、心配していました。

餌

体力が落ちている今の時期は50%程度の少し薄めの砂糖水をやります。


昨年待ち桶として設置した巣箱のいくつかはそのままにしてあります。
内部はミツロウやはちみつなど塗っていますので、カビが生えているはずです。

このまま置いておいても今年の春の分蜂を捕獲することはできません。

巣箱

昨年入らなかった巣箱です

巣箱

回収してきてガムテープを外して分解します。

天板

天板に少しカビが生えています。

巣箱

本体部分にもカビです。

巣箱

これらを水で洗って乾かします。

巣箱

今年の春は早いようです。

ロウバイ

ロウバイが咲き出しました



朝はマイナス3度ほどに下がるようにはなりましたが、昼は日当たりのいいところでは10度を越えています。

ニホンミツバチたちも、活発ではないもののじっとしていられないようです。

やまみつ

巣門を狭くするのにダンボールを使ったのは、春になって活動を始めた時に自分たちで食い破って隙間を拡げるからなのですが、もうすでに拡げ始めています。

サザンカなど蜜源も少しは咲いていますが、来春まで寿命が持つかどうか心配です。

日当たり

とはいえ、この場所はずーっと昔はやまみつを飼っていたという話し。

明日からは本格的な寒気がやってくるという予報なので、そうすれば巣箱の中でおとなしくしてくれると思います。

 


この前の水曜日に車で近所を走っていると、視界の片隅に白い花がチラッと流れて行きました。

まさか!?もう梅の花?

今日、もう一度出かけて行って車を停めて見上げると、もう咲いていました。

梅の花 梅の花

この辺りは今朝もマイナス7度くらいまで冷え込みました。
1月のうちに咲くなんて、今年は春が早そうです。

分蜂も早めかもしれません。


あけましておめでとうございます。
今年もやまみつやをよろしくお願いします。

うちから離れたところのお客さんのところへ、久しぶりに様子を観にいきました。

1群飼育されていますが、昨年は非常に勢いが強くうちの重箱が5段になっていました。
9月中旬に2段の採蜜をし、採蜜直後と11月に砂糖水の餌を合計3キロ分給餌したそうです。

 

山間地なので1日の日照時間は数時間、直射日光ではなく木漏れ日がちらちら当たる程度の理想的な場所です。

無事、越冬できるよう願っています。


ニホンミツバチは冬の季節は、巣箱の中の巣の隙間で体を寄せ合い、蓄えた蜜を少しずつ食べてじっとしています。
そうやって活動量をできるだけ抑えて、来春まで寿命を延ばしているのです。

しかし、完全に眠っているわけではないので、暖かい日には脱糞のために巣箱の外に飛び出します。

脱糞

これは1月の写真ですが、冬囲いにしているエアーキャップ(プチプチシート)についたオレンジ色に見えるものが糞の跡です。

活発に活動している季節はどこで脱糞しているかわかりませんが、冬のあいだはできるだけ巣箱のそばで脱糞します。

脱糞は明るい色のところにする習性があり、巣箱のそばに白い壁や白い乗用車などがあると、そこにしてしまいます。
街中でやまみつを飼育するときの注意点の一つがこの脱糞対策です。

もし、自分の敷地内に適当な場所がないときは、白い布を巣箱のそばに垂らしておくといいでしょう。


来年の春の分蜂を捕獲するための、待ち桶と呼ぶ空の巣箱。
早めにご準備して雨ざらしなどの匂い抜きをしたほうが成功の確率は上がります。

また、待ち桶として設置する巣箱は、数が多いほうが捕獲の確率は上げることができます。

巣箱を作っていると節穴が貫通していたり、ヒビ割れがあったりする部品が出て来ます。
それらのパーツを組み立てて2級品の巣箱を作りました。
待ち桶用に重箱2段のセットにしましたので、ガムテープで固定してお使いください。

穴の補修など、ご自分でやっていただくことになります。
補修方法などは下のほうをご覧ください。

待ち桶の設置方法などはこちら。

アク抜きの雨ざらしをしてから補修作業をしてください。

貫通した穴やヒビ割れは、中に光が入るとやまみつがいやがりますので、

ガムテープで塞ぎます。

これらの貫通した節穴の内側は、

クリアファイルなどの薄いプラスチックの板とタッカー(ホームセンターで販売しています)でふさぐか、

ミツロウを溶かして埋め、スクレーパーを使って平にならします。

天板のひび割れも、光が内部に入らないようにガムテープでふさぎます

 

重箱2段をガムテープで固定して待ち桶として設置してください。

こういったひび割れは、ネジで補修してあります。

巣箱の補修には

もし、捕獲に成功したら下記のオプションセットをご購入いただき、重箱3段にしてください。

待ち桶用2級品の販売はこちら
待ち桶用2級品

 



雨ざらし雨ざらし

新品の巣箱はスギの匂いが強いので、雨ざらしにして匂いを抜く、アク抜き作業をしたほうが春の捕獲の確率が高くなります。

 

 

 

流水タンク

重箱を沢山アク抜きするときは、うちではホームセンターなどで売っているローリータンクを使って、流水の中に浸けておきます。

アク抜きをするときは必ず流水でおこなってください。
浸水

流水タンク


今週15日木曜日に初霜がおりました。
例年、11月に入る頃には初霜があるのですが、今年は大変暖かい日が続いています。
さほど強い霜でもなかったので、セイタカアワダチソウや、お茶などの蜜源の花も、まだ元気です。
とはいえ、週間天気予報による今週後半は最高気温が10度程度になるので、やまみつの活動も低下してきます。
まだやまみつが活動しているこの時期に最後の砂糖水をやっておきます。

砂糖1キロに対して水は900C.C.と少し薄めにします。(夏場は700C.C.)

餌やり

この巣箱はお盆過ぎに捕獲した蜂群でしたが、その後あまり活発に活動していなかったのでちょっと弱い群です。
重箱も2段から増えていません。

こんな巣箱は砂糖2キロ、やっておきます。

ホームセンターなどで販売している、プラスチックの工具ケース(2リットルくらいはいるもの)に、下のようなスポンジの板を浮かべます。

スポンジ

スポンジは下のように、5ミリほどの隙間をあけます。

給餌

スポンジ、工具ケースはこちらです。


 

 

 


やまみつやのある、南信州の山間地では例年だと今頃は最低気温がマイナス2、3度にはなります。
1、2月の厳寒期では、マイナス10度を下回る日が何度かあるような土地です。

冬仕度

冬仕度

昨日は季節外れの高い気温で、日当たりの良いところにある巣箱ではやまみつたちが勢いよく出入りしていました。

この場所は冬でも正午をはさんで、5時間ほど日当たりがあります。
こういう巣箱はまだ冬仕度は早いので、もうしばらく待ちます。

働き蜂は夏の間は寿命が1ヶ月ほどですが、女王蜂が産卵を止めている今の季節からは来春まで3ヶ月は寿命を延ばさなくてはなりません。
そのためには活動量をできるだけ低下させる必要があるので、冬囲いは最低限にしないと越冬できずに死なせることになります。

冬仕度

一方、こちらの巣箱は日当たりが全くなく、夏に捕獲した弱群です。
温度が高くても出て行くる気配はありません。

冬仕度

中をのぞくと、巣板の間にびっしり固まっています。
丸く固まることができるように巣板を成形して身を寄せ合っています。

*寒くなると気性が荒くなっていますので、安易に巣箱の中をのぞくのはやめてください。

こちらの巣箱はそろそろ冬仕度してやります。
やまみつやの巣箱は巣門の下に大きな空間があります。
冬の間は巣箱内部の気温の低下を防ぐために、できるだけ巣箱内部の空間を小さくしてやります。

冬仕度

そこでダンボールでこういった箱状のものを作ります。
上面は26センチ四方。
巣箱の内部の寸法が27センチ四方なので、巣箱にすっぽり入るようにします。

冬仕度

扉を外して差し入れます。

冬仕度

ダンボールで作った箱を扉の内側に差し入れた状態です。

冬仕度

エアーキャップ(いわゆるプチプチシート)で、囲ってやります。
冬仕度

多少の日当たりがあるところでは、1重でも充分ですが、この巣箱は日当たりがないところで、しかも働き蜂の数が少ないので、2重にしてやります。

冬仕度

巣門は働き蜂一匹が通れるくらいに、ダンボールで塞いでやります。
外からの寒風が吹き込むのをできるだけ防ぐためです。

冬の間も暖かい日は脱糞のために外に飛び出すので、巣門はこれくらいは空けておきます。


うちから5キロほど下流に設置した待ち桶ですが、もう今年はあきらめていました。

お盆あけごろ見に行ったらなんと、入居していました。

この夏は暑さが異常だったため、どこかの巣から逃去した蜂群かもしれません。

長い期間放置してあったので、ガムテープの固定がゆるんでいて今にも落ちそうでした。

補強してうちに運んできました。

 

それなりに元気な群です。


メンガタスズメガ

巣門のところで、ミツバチたちが何かわたのようなものを引きずり出そうとしています。

メンガタスズメガ

メンガタスズメガです。

大型の外来の蛾で、ミツバチの巣箱に侵入して蜂蜜を食べます。

幸い蜂群が強かったので撃退したようです。そのときに蛾がワタを吐き出して応戦したのでしょうか。

夜中、暑くないのに巣箱の外側に大量のやまみつが張り付いているときは、この蛾が侵入している可能性があります。

メンガタスズメガ

逃去防止器をとりつけて侵入を防ぎます。