ニホンミツバチ飼育日記

採蜜

前編で切り取った重箱は、巣箱のそばで解体するとスズメバチを巣箱周辺に呼ぶことになるので、離れたところに運んでから解体します。

採蜜

一番上の巣板を一枚剥がしますが、まず重箱の壁にそって包丁を入れて。

採蜜

さらに落下防止棒に沿って包丁を入れます。

採蜜

一枚の巣板を取り出します。

採蜜

ミツロウで作られた巣は幼虫の卵を生みつけられ、その後集めてきた花蜜をためるのに使われます。
花蜜は水分が多いので羽であおって水分を飛ばして糖度を高くします。
糖度が高いと発酵しにくくなるので、長期保存できます。
糖度を上げた蜂蜜は、巣穴に蓋をしますが、幼虫の飼育にも貯蜜にも使われなくなった巣穴もできてきます。
ひとつの巣箱で飼い続けると、そういう古い巣が増えてきますが、巣箱が使われなくなった巣でいっぱいになると、ミツバチは出て行ってしまいます。

採蜜

巣板は二重構造になっていて、両側から蜜を溜められるようになっています。
ミツロウの蓋を包丁で削り取って、蜂蜜が巣穴から出るようにします。

 

採蜜

採蜜

反対側の巣穴の蓋も削り取ります。

採蜜

落下防止棒で区切られた一角を全部切り取ったら、次のスペースの巣板を切り取ります。

採蜜

採蜜

この巣が残っている状態の重箱は風通しのよいところで完全に乾かしてから、カビが生えないようにして来春まで保管し、待ち桶として使います。

動画にしましたので、ご覧ください。


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採蜜

土曜日に重箱式巣箱の採蜜をしました。
採蜜作業にあたって用意するものです。

タライ、逃去防止器、刷毛、カバー付きゴム手袋、ウチワ、アミ付き帽子、ビニール手袋、蓋付きバケツ、燻煙器、ハッカ油、予備天板、ザル、包丁2本。

タライ、これは切り取った重箱を入れて運ぶのに使います。
蓋付きのバケツとザルがちょうど乗るバケツ、これも蓋付きのほうが良いです。
蓋付きにするのは、採蜜作業しているスズメバチが飛来することがあり、

西洋蜜蜂の養蜂家が使う、燻煙器。ハッカ油を染み込ませたティッシュを入れてミツバチを移動させるのに使います。これはうちわでも充分に代用できます。

予備天板。最初にミツバチが住んでいる巣箱の天板を切り取るのですが、この部分は一番重量がかかるので、ミツロウが硬くなっています。そのために包丁が逃げて切り取った天板の内側に、ミツロウの巣の切れ端が厚く残ってしまいます。一方採蜜する重箱1段目と2段目の境は柔らかく、まっすぐに切ることができるので断面は平坦になります。平坦な断面にミツロウの切れ端が残った天板を乗せると、ミツバチの巣を圧迫することになってしまいます。そこで天板のミツロウを削り取って乗せる必要があるのですが作業中はその余裕がないので、できれば予備の天板を用意することをおすすめします。

逃去防止器。採蜜作業のあとはミツバチが逃去する可能性が大きいので、しばらく取り付けておきます。

網付きの帽子。カバー付きのゴム手袋。長靴。作業中はミツバチが身体中にまとわりつきます。袖口やズボンの裾からミツバチが入ってくると刺される可能性があります。

包丁2本。冷凍食品やパンを切るときに使うノコギリ状の刃がついたものがおすすめです。

刷毛。ミツバチを移動させるのに使います。

採蜜

作業は早朝やりますが、前日の日の入り後1時間か、当日の日の出前に巣門をアミで塞いでおきます。また、扉の丸穴も出入りできないように塞ぎます。これは重箱を切り取っている時にミツバチが巣箱の中で興奮状態になり激しく出入りすることがまれにあるので、これを防ぐためです。

採蜜

以前は最初に天板を叩いてミツバチを下の方に移動させていました。

しかし、採蜜作業自体がミツバチにはストレスになるのに、さらにほかのことでストレスを与えるのはかわいそうだ、という話しがあり、それはやめました。天板を外して光を入れることと、風を送ることで、ミツバチたちは充分移動できます。

天板の押さえ棒を固定しているナットを外して押さえ棒を外してから、天板の隅の角に1本の包丁をくさびになるように差し込みます。

採蜜

少し隙間ができるので、そこへもう1本の包丁を差し入れます。

採蜜

重箱の外側の寸法は30センチX30センチなので、包丁は刃渡りが15センチ以上あれば、刃が中心まで届き完全に切り離すことが可能です。

採蜜

天板の切り離しができました。
光が入ることによって、ミツバチたちは巣箱の下の方へ移動していきます。

採蜜

巣箱の一番上の部分はミツロウが硬くなって天板にしっかり固定されているので、どうしても天板に巣が残ってしまい、盛り上がっています。

採蜜

ハッカ油を染み込ませたティッシュを入れた燻煙器でハッカの香りの風を送って、さらにミツバチを重箱の下の方へ追いやります。

採蜜

燻煙器がないときは、ティッシュの上からウチワであおいで風を送ります。

採蜜

最上段の重箱を切り離します。天板のときと同じように角にくさびの包丁を入れておきできた隙間からもう一本の包丁を差し入れます。
天板のときと違ってこちらはやわらかいので、まっすぐに楽に切ることができます。

採蜜

重箱を切り離しました。
断面が平らなので、ここにさきほどのミツロウが盛り上がって残った天板を置くと巣板が圧迫されてしまい、あまりよくありません。

先ほどの天板のミツロウを削り取るか、もう一枚の天板を使います。

採蜜

今回は、すのこの試作品を載せました。
天板の下に空間を作り、そこへアカリンダニ対策のメントールを置きます。

採蜜

採蜜

採蜜

採蜜の様子を動画にして youtube にアップしました。ぜひチャンネル登録お願いします。

https://www.youtube.com/channel/UCR89Y5LF4oFKHpWXVyqhsdA/


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胴式

うちのご近所で胴式巣箱で飼育されている方が、巣落ちしたとの連絡がありました。

胴式

巣落ちしたといってもおそらく下の方のわずかな範囲ですし、逃去の気配もありません。
ただ、このまま置いておくとスムシの標的になってしまうことと、巣箱がかなりいっぱいになっているので、うちの重箱式巣箱へ蜂群を移動して採蜜することにしました。

巣落ち

トングと掃除棒を使って慎重に巣落ちした巣を取り出します。

胴式

コンテナを使って斜めに置いた脚立に、営巣している胴式巣箱と、空の巣箱を連結します。
現在ミツバチが住んでいる巣箱を下に、上下逆さまにして置きます。
空の巣箱は上の方へ、両方の巣箱の底板をぬいて、その部分を連結するように配置します。
巣箱の大きさが合わないので、空の巣箱のほうは板でかさあげして、巣箱の上辺がそろうようにします。

巣箱同士の接する部分は、隙間がないように新聞紙で覆います。
採蜜

下側の巣箱の天板を外します。
ミツロウでしっかり固定されていますが、1本の包丁をくさびのように天板の角に差し込んで隙間を作り、もう1本の包丁で切り離します。

採蜜

ハッカ油を入れた燻煙機で、ハッカの香りのする風を送ります。
ハッカ油を染みさせたティッシュをうちわで仰いでも同じ効果があります。

ミツバチは非常事態になると、より暗いほう、より高いほうへ移動する習性があるので、こうすると下側の巣箱から上側の巣箱に移動していきます。

胴式

巣板を上のほうから1枚ずつ切り離していきます。
まず壁面に固定されたところに包丁を入れます。

胴式

巣板同士も、ところどころミツロウで固定されているので、巣板の隙間にも包丁を入れてから慎重に引き出します。

胴式

胴式

巣を全部取り除いたところです。
暗くてあまりわからないですが、こちら側の巣箱から、空の向こう側の巣箱へ徐々に移動して行っています。

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もし、待ち桶の設置場所のそばに使用できる敷地があれば、そこに菜の花の種を播くとちょうど分蜂時期の直前に花を咲かせるので、ミツバチに待ち桶を見つけられる確率が高くなります。

かき菜という菜の花として収穫する野菜の種を播く時期は地域にもよりますが、冬が早い地方では今から9月くらいまでです。
ツボミの状態で収穫して食べるのですが、もし分蜂時期には早すぎる時期にツボミになれば、ツボミのできた頭頂部分を10センチほど切ると、わき芽が出てきてまたツボミができます。
もちろん収穫したツボミはおひたしや炒め物にして食べましょう。

ちょうど分蜂時期の2、3週間前くらいでツボミをそのままにしておくと花が咲きます。

蜜を集める係の働き蜂と、分蜂したときの新たな巣を探す係の働き蜂は役目が異なりますが、やはり蜜源に近い方が新居として選ばれる確率は高いはずです。

サカタという種苗会社の種はF1種といって、花のあとできた種子を来年播いても同じようなかき菜はできません。(とはいえ目的がミツバチの誘引なので、それでも良いですが。)
一方で在来種のかき菜は、そこから採取した種子は翌年も同じ品種になりますので、翌年も同じ時期に咲き、同じ食味になります。
菜の花

菜の花 菜の花


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巣箱

うちの近所に住んでいる人の巣箱の様子を観にいきました。
昨年、自作の巣箱を設置したものの昨年は入居がありませんでした。
今年は当初はやる気が萎えていましたが、巣箱内部をきれいにして誘引材を塗布。
そのかいあって2群捕獲しました。

巣箱

だいぶ元気な蜂群です。

巣箱

重箱を入居直後から3段にしていたため巣が偏っているという話しだったので、診にいきましたが、すでに横方向へは充分拡がっていて、順調なようです。

巣箱

スムシがいるようです。

巣箱

畑の道具置き場の小屋の中に設置してあります。

遮光は万全ですし、風通しも良い場所です。


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コガタスズメバチ

物置の苗用ポットを入れたコンテナの棚に、コガタスズメバチが巣を作っていました。

コガタスズメバチは、オオスズメバチやキイロスズメバチと比べると、凶暴性は弱いと言われています。
巣も小さく、ニホンミツバチを襲うこともありません。
とはいえこんなところに営巣されると危ないので、駆除してしまいました。

今年は梅雨が長く、雨量も大変多かったです。
こんな年はオオスズメバチやキイロスズメバチが少ないと予想しています。

スズメバチは女王蜂だけが越冬します。
春になると女王蜂が餌や巣の材料を集めて、土の中に小さな巣を作りそこで産卵を始めます。
働き蜂が増えると、今度は働き蜂が巣作りや餌集めの仕事をし始めるのですが、キイロスズメバチはそのときに家の軒先などの高いところに巣を作り直して引っ越しします。
長雨が続くと土の中に作った巣が痛んでしまうことが多く、以前も梅雨の長雨の年はスズメバチが少ないことがありました。

とはいえ生態系は全体がバランスをとって動いているので、予想通り今年のスズメバチが少なければ来年は大量に増えるはずです。


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待望の梅雨明けをしました。

梅雨明け

このニホンミツバチの巣箱は3段目を増設したのが7月1日。4段にしたのが7月19日。
かなりの勢いで大きくなってきましたが、ここのところ成長の速度が落ち着いています。

この季節は蜜源植物が少なくなり、女王蜂の産卵が少なくなってきています。
そのため秋の花が咲くまでの期間は巣があまり大きくなりません。

梅雨明け

それでもどこへ行くのか、さかんに巣箱から出入りしています。

梅雨明け

花粉を後ろ脚につけて帰ってくるミツバチもいます。


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これから夏の間は、蜜源植物が少なくなる季節です。
それでも、この近辺でみつけた蜜源となる花をご紹介します。

蜜源

ネズミモチの花です。このあたりではあまり見かけないのですが、飯田でみつけました。

 

蜜源

ツルアジサイ。
結構みかけます。

蜜源

サルスベリ。
百日紅、という漢字で書くほど、長く花が続く木です。

蜜源

ミントの1種。畑の雑草になっていますが、日本ミツバチが来ています。

あと、山菜のタラの芽を採るタラの木の花も夏の蜜源になりますが、こちらではまだ咲いていません。


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増設

先日3段目まで増設した巣箱ですが、またかなり下の方まで巣板が伸びてきました。
空間を広くすることは暑さ対策にもなりますので、4段目を増設することにしました。

増設

ちょっとわかりにくいですが、巣箱が前のほうに傾いています。
連日の大雨で地盤がゆるんできました。
このまま雨が続くようだと前の方に倒れてしまいます。
増設と同時に地盤も整備することにします。
増設

今回は別の巣箱と重箱を横に用意して、ニホンミツバチの住んでいる重箱3段をそっくりそちらに移動することにしました。

増設

重箱3段を左側に移動します。
このあと、ボルトとナットで重箱を固定します。

増設

雨で緩んだ地盤を整備しなおして、巣箱を移動します。

増設

作業は涼しい早朝にやりましたが、蜜蜂たちがぞろぞろ出てきました。


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増設

写真は6月21日に撮影した巣箱の様子です。
まだ2段目の落下防止棒が見えています。
増設

これが7月2日の状態。11日間でここまで大きくなっていました。
しばらく雨模様が続いていたのですっかり油断していました!!

重箱をつきぬけて、下の巣門部分に達しています。
扉からみて右と手前の壁面に少し巣板がくっついています。

巣門の部分の壁面から巣板を切り離して重箱を差し入れなければなりません。

増設

まず右側の壁面に包丁を入れます。

増設

次に手前の壁面にも。

増設

巣門部分と重箱が接しているところも、隙間にミツロウが詰まっていて固定されています。
その部分だけ包丁を入れて切り離します。

増設

慎重に重箱だけ持ち上げます。
巣板が下にぶらさがっています。

かなり強い蜂群で、働き蜂が多数います。
これでは巣の成長も早いはずです。

増設

だいぶ重いです。今年の秋には採蜜できると思います。

増設

増設

ミツバチがだいぶ興奮しているので、真水を入れたスプレーをかけておとなしくしてもらいます。

増設

今後は重心が上のほうで重くなりますので、ボルトとナットで固定します。
手でしめるくらいで良いです。

巣箱は木材でできていますので、湿度によって伸び縮みします。
あまり強く締めすぎると板が伸びた時にさらにきつくなります。

増設

これ以上巣が大きくなったら4方の壁面にしっかり固定されてしまいます。
そのときは、下記ブログ記事のようにするしかありません。

巣箱の底板までいっぱいになってしまったときの対処方法は、
https://wp.me/p8tn7Q-7e

 

 


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