重箱式巣箱の採蜜〜後編

採蜜

前編で切り取った重箱は、巣箱のそばで解体するとスズメバチを巣箱周辺に呼ぶことになるので、離れたところに運んでから解体します。

採蜜

一番上の巣板を一枚剥がしますが、まず重箱の壁にそって包丁を入れて。

採蜜

さらに落下防止棒に沿って包丁を入れます。

採蜜

一枚の巣板を取り出します。

採蜜

ミツロウで作られた巣は幼虫の卵を生みつけられ、その後集めてきた花蜜をためるのに使われます。
花蜜は水分が多いので羽であおって水分を飛ばして糖度を高くします。
糖度が高いと発酵しにくくなるので、長期保存できます。
糖度を上げた蜂蜜は、巣穴に蓋をしますが、幼虫の飼育にも貯蜜にも使われなくなった巣穴もできてきます。
ひとつの巣箱で飼い続けると、そういう古い巣が増えてきますが、巣箱が使われなくなった巣でいっぱいになると、ミツバチは出て行ってしまいます。

採蜜

巣板は二重構造になっていて、両側から蜜を溜められるようになっています。
ミツロウの蓋を包丁で削り取って、蜂蜜が巣穴から出るようにします。

 

採蜜

採蜜

反対側の巣穴の蓋も削り取ります。

採蜜

落下防止棒で区切られた一角を全部切り取ったら、次のスペースの巣板を切り取ります。

採蜜

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この巣が残っている状態の重箱は風通しのよいところで完全に乾かしてから、カビが生えないようにして来春まで保管し、待ち桶として使います。

動画にしましたので、ご覧ください。



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