自然巣の中のニホンミツバを捕獲する様子
うちの裏手の道沿いに使われなくなった水道施設のマスが放置されています。
分厚いコンクリートに囲まれた空間は、温度変化が少ないのでニホンミツバチが好んで巣をかけるところです。
数年前ですが、ここへ住み着いたニホンミツバチを重箱式巣箱へ捕獲しました。
作業は、早朝に行ないます。
準備するものは重箱を2段にしてガムテープで固定した、重箱式巣箱。
もちろん巣門はネットで塞いでいます。また、底板に隙間がある場合はそこも塞いでおきます。
柄杓。
真水を入れたスプレー。これは蜂が興奮したときに吹き付けるとおとなしくなるためです。
天板固定用のガムテープ、逃去防止器、網のついた帽子である面布、薄手のゴム手袋。
ホームセンターで売っている、猫よけ防止の剣山のようなものも用意します。これは巣箱の底板にガムテープなどで固定しておきます。
マンホールが逆さに開くので、蓋の裏側に張り付いたミツバチたちの巣も逆さになります。
柄杓でミツバチの群れをすくって、天板を外した巣箱に入れます。
天板をすぐに乗せて閉じ込めます。
ミツバチが興奮したら、スプレーで水を吹き付けるとおとなしくなります。
ある程度閉じ込めたら、女王蜂が残っていないか確認します。
マンホールにあった巣を、切り取って猫よけに刺して立ててやります。
逃去防止器を取り付けます。
このときに扉の穴、底板の隙間など女王蜂が逃げ出す可能性のあるところはガムテープで塞ぎます。
しばらく天板の隅でじっとしています。