日本蜜蜂を捕獲する空の巣箱のことを、待ち桶といいます。
ニホンミツバチを捕獲できる待ち桶の設置場所の第一条件は、夏の陽当たりがよくないところ。
ミツロウで作られた巣は、熱で柔らかくなって落ちることがあるからです。
上の写真は一見陽当たりが良さそうです。
が、4月末から新芽がいっせい吹き出し、6月になる頃はすっかり葉陰に覆われます。
そういう変化をニホンミツバチは良く知っています。
次に強い風が当たらないところ。
上の写真の手前に見えるガードレールは橋の一部です。
橋があるということは、沢筋ということです。
沢筋は風が弱いところです。
騒音、振動がないところ。
風が強いと木々や竹は揺れて音を立てます。
市街地では、エアコンの室外機などに注意してください。
杉の人工林は蜜源となる植物が少ないのですが、写真は杉林の末端で手間に見えるのは広葉樹です。
ここも沢筋で風が弱く、いつも日陰。
静かな雑木林の中です。
一見陽当たりが良さそうですが、巣箱のあるところだけ日陰です。
この巣箱のあるところは、風の通り道ですが、さほど強くなく巣箱が蒸れないちょうど良い風です。