ニホンミツバチをご存知ですか。
日本に昔から棲息する野生のミツバチのことです。
ニホンミツバチは日本書紀の時代から飼われてきました。が、明治期にセイヨウミツバチが輸入されると貯蜜量がニホンミツバチの5倍から10倍近く多いこと、一度気に入った巣箱からは逃去しないことから移動養蜂が可能になり、ミツバチと言えばセイヨウミツバチのことになってしまいました。
ところが私が住んでいる南信州のような山間地では、自家用の蜜を取るためにニホンミツバチを代々飼育している家が少なくありません。かくいう私もこちらに住んで初めてニホンミツバチの存在を知ることになりました。
ニホンミツバチは寒い時期以外はほとんど人を刺しません。また日本の風土に合っているためセイヨウミツバチより病気や害虫に強いことなどから、実は素人が飼いやすいミツバチだと私は思っています。
一方セイヨウミツバチは数年間からアメリカで大量蜂群崩壊という現象が起こり謎の大量死をとげています。日本国内でもセイヨウミツバチは減っています。オーストラリアやハワイから輸入されている女王蜂が、それらの国で伝染病が発生したために2007年から輸入量が激減しているためです。
都会でも緑地公園などあり、広葉樹の花が多く咲くところにはニホンミツバチの蜜源となる植物があり、ニホンミツバチが生きていると思います。都会でニホンミツバチを飼育するためには、問題もありますが決して難しいことではありません。あなたもニホンミツバチを飼ってみませんか。
飼い方はこちら