飼育日記

重箱式巣箱をお買い上げの方に採蜜後の巣クズをサービスしていますが、この巣クズは溶かしてゴミを取り除くとミツロウになります。
この巣クズを溶かすとニホンミツバチを誘引して捕獲する効果があります。

ミツロウ

ミツロウを巣箱内部全体に塗布する人がいますが、梅雨どきくらいになるとカビが生えることがあるため、あまりお勧めしません。

天板と、巣門外側付近と底板に塗布することをお勧めします。

天井は、ミツバチが住み着くと最初に巣を作り始めるところですが、ミツバチが巣を作ったところにはカビが生えません。
また、やまみつやの巣箱は巣門から底板まで27センチほどの高さがありますが、仮に底板にカビが生えてもミツバチにとってはあまり気にならないようです。
待ち桶は風の通りが良いところに設置することをおすすめしていますので、巣箱の外側に塗布したミツロウにはカビが生えることはほとんどありません。

ミツロウ

天板の内側に巣クズを置き、カセットボンベのバーナーとスクレパーを用意します。

バーナーではなく、ライター、チャッカマンなどでもかまいません。

ミツロウ

バーナーの熱で軽くあぶり溶かします。
このときにあまりいつまでも熱するとミツロウが変質して香りが飛んでしまうので注意してください。

ミツロウ

スクレパーで広げますが、溶かしたままでも構いません。

ミツロウ

巣門の外側にも巣クズを置きます。

ミツロウ

バーナーで軽く炙って、

ミツロウ

広げます。


ミツロウ

節穴が深くあいていると、そこに巣の成形クズがたまりスムシがわく原因になることがあります。
また外側からヒビ割れや節穴を通して内部に光が漏れると、ミツバチが嫌って住み着いてくれません。

そこでこの部分にミツロウを埋めてふさぎます。
ミツロウの匂いは誘引にもなります。

ミツロウ

ミツロウを削ったものや巣屑をを埋めます。

ミツロウ

バーナー、あるいはライターなどで軽くあぶり柔らかくします。

ミツロウ

スクレパーで平らにならします。
溶けたミツロウは熱いので決して指先では触らないでください。

ミツロウ

平らになりました。

 


九州のほうでは早くも雄蜂の巣の蓋が巣箱内部に落ちているという情報がありました。
やまみつやのある南信州では、まだ先の話しになりますが。

日本気象協会から桜の開花予想が発表されました。
例年より数日から1週間ほど早い地方が多いようです。

日本気象協会の桜開花予想ページはこちら

ミツバチ(セイヨウミツバチ、ニホンミツバチとも)は活動を停止していた冬の期間が過ぎ、春先に活動を再開して女王蜂が産卵を始めて働き蜂を増やしていきます。

働き蜂の数が増えて分蜂の準備が整うと、働き蜂たちは女王蜂に雄蜂の卵を産ませます。
これは他の巣箱の女王蜂と交尾するためです。(ちなみに働き蜂はすべてメスです。)

そして女王蜂が新女王蜂の卵を産み、新女王蜂が羽化する直前に親の女王蜂は働き蜂を引き連れて分蜂して行きます。

九州方面の暖かい地方の方、巣箱の中を観察してみてください。

この直径4ミリほどのお皿のようなものは、雄蜂の卵が産み付けられた巣穴の蓋です。
オス蜂が誕生するときに巣の蓋をやぶって出て来ます。

この巣蓋が巣箱の中に落ちてくると分蜂まで、3〜4週間と予想できます。

この真ん中の黒い蜂が雄蜂です。
雄蜂は働き蜂より少し大きく、色が黒くなります。

雄蜂が沢山巣箱から出てくるようになるとさらに分蜂までは2週間から10日になります。

雄蜂は働き蜂が集めた蜜を食べるだけで、蜜を集める仕事はしません。
交尾のためだけに生まれてきます。

ただ交尾のときに生殖器周辺が切れてしまい、その場で死んでしまいます。


ニホンミツバチの巣箱を雨のかかる場所に設置するときは、トタン板で屋根をしてやります。

トタン板

ホームセンターなどで売っているトタン板です。

これは金属製ですが、ポリカーボネート製のもののほうが切断しやすいし、安全です。
その場合色の濃い日差しを遮るものならば大丈夫です。

トタン板

これを金切バサミで長さ50〜60センチくらいに切断します。
金切バサミは大きいもののほうが使い易いです。
作業は必ず軍手をしてください。

雨よけ

待ち桶として設置するときは、重箱を2段にしてガムテープで固定します。

巣箱にトタンを被せたら、ビニールハウスに使うナイロンコード(マイカ線)で固定します。
コードの長さは、後で重箱を増設したときにも使えるように長めにしてください。

 

雨よけ

ボルトを通す穴にコードを通して、3重から4重に結びます。

 

 

雨よけ

雨よけ

雨よけ

トタン板に擦れる部分は、ガムテープなどで補強してコードが切れないようにします。


昨年設置したものの、残念ながらニホンミツバチがやってこなかった待ち桶です。

待ち桶

巣箱内部は昨年塗布したミツロウがカビているため、このまま放置して今年も捕獲できる可能性は少ないのです。
回収してばらします。

待ち桶

ガムテープを剥がして解体します。

待ち桶

ガムテープを固定する時に、末端を5ミリほど折り返しておくと解体するときに楽にできます。

待ち桶

天板のミツロウにはカビが生えていました。

待ち桶

重箱の内部にもカビです。この部分はその前年に採蜜した重箱を使っていました。

待ち桶

ブラシで水洗いします。

待ち桶

雨のあたらない日陰で、陰干しします。
よく乾いたらまた誘引のために、ミツロウなどを塗布して組み立てます。


梅の花

各地で例年より早めの梅の開花の知らせを聞いていましたが、やまみつやのある南信州でもついに咲き出しました。

ただ、昨年は1月下旬には咲いていたので、今年が特に春が早いとは言えないのではなかと思います。
昨年も暖冬でしたが、3月の下旬から4月にかけて真冬の寒波がやってきて分蜂が乱れていました。
4月になって雪が降るような寒気があると分蜂をやめてしまう蜂群があるためです。

ちなみに今年は桜の開花が異常に早まるとの予報ですが、桜は寒気にあたらないと花芽が動かないので、暖冬と言われている年でも遅く開花することがあり、春が早いかどうかの指標とするには少し疑問があります。
梅の花

梅のツボミ、明日明後日も暖かいのでいっせいに咲くようです。

いぬのふぐり

オオイヌノフグリ。
この時期の貴重な蜜源植物ですが、小さい花なので蜜が少ないのでしょう。
蜜蜂が次々と足早に渡り歩くので、なかなかよい写真が撮れません。

オオイヌノフグリ

遮光

このところ日当たりが良いところでは、最高気温が10度を越えています。
風が弱い日中は巣箱から顔を出しています。

みつばち

こちらはこの家に住んでいたおじいさんが使っていた丸太の胴式巣箱。
日当たりが良いのでたくさん出てきています。

暖かい地方で、活発に出入りしている巣箱では、砂糖水の餌やりをすると分蜂に備えて元気になります。

 

 


京都にある国立の総合地球環境学研究所で、ミツバチの研究をされている真貝理香氏が、ニホンミツバチの養蜂文化ライブラリーのサイトを開設しました。

日本ミツバチは平安時代から飼育されている記録がありますが、ニホンミツバチに関する資料や文献をまとめているサイトは今まであまりありませんでした。
ニホンミツバチの飼育の歴史を知るうえで大変参考になります。

和歌山県の古座川地区で昔からニホンミツバチを飼育されている方々のビデオも興味深いです。
やまみつやのある南信州周辺の昔の飼い方は、糖度が上がる初冬に採蜜し、そのときには巣箱に住んでいるミツバチを追い出して採蜜作業をしていました。これだとミツバチは越冬できずに死んでしまいます。
しかし古座川地区では一手間かけて、夏にミツバチを活かしたまま採蜜しています。

ニホンミツバチ・養蜂文化ライブラリーは下記をクリックしてください。

養蜂文化ライブラリー

総合地球環境学研究所のサイトは→こちらです。

 

 

 


冬仕度

発泡スチロールの板はトタン板の雨よけの下に入れて、夏の直射日光からの暑さよけに使っていました。
冬になり、巣箱上部からの放熱を防ぐために、エアーキャップ(プチプチシート)で一緒にかこってしまいます。

 

冬仕度

巣門はダンボールで塞いで、1匹が出入りできるようにしてあります。
冬の間も冬眠しているわけではなく、気温が高いひは排泄のために巣箱から飛び出します。

冬仕度

こちらの巣箱はハナモモの根元に設置しましたが、葉が全部落ちた今は日光が当たります。
今日のような風がなく穏やかな日は、巣箱から頻繁に出入りします。
今年の冬は今の所暖かい日が多く、このまま活動的な状態が続けば来春まで寿命を延ばすこと難しいと思われます。

冬仕度

ワラで巣箱を囲います。
ワラは断熱というよりも遮光の目的です。

冬仕度

巣門部分は飛び出せるように空けておきます。


前回の投稿で書いたように、寒さに対してあまり過保護にするとミツバチの寿命が縮んでしまいます。
このところ昼間が割と暖かく、冬囲いにはもう少し様子を見ることにします。

気温が氷点下になるようなところで、日陰に置いた巣箱はプチプチシート(エアーキャップ)で覆ってください。

それ以外の暖かいところだと一番上の重箱だけエアーキャップで覆ってください。

日当たりの良いところの巣箱は、その上にムシロや麻袋で覆って、ある程度の遮光をしてください。

冬仕度

 

冬仕度

冬仕度

空気の入ったほうを内側にします。

 

 

 


採蜜講習会

採蜜のときに外した天板の裏側には、巣板が固定されていた跡がみられます。
この巣箱には大小10枚の巣板が並んでいました。

ニホンミツバチたちは、冬になるとこの巣板の間の上部に球のような空間を作ってそこに集まって体を寄せて過ごします。

下の写真は、真冬の巣箱内部の様子を撮影したものです。
巣板の中程右側のほうにかたまっています。
おそらく巣箱内の一番寒くないところです。

冬仕度

この球状の空間を作るときには、巣を成形するので巣クズが大量に巣箱の底にたまります。
この辺りでは、11月のなかばごろから活動が低下していきますが、大量に巣クズがたまるのを確認できたら、蜜蜂の冬に備えた準備が始まった合図です。

巣箱の冬囲いは、エアーキャップ(いわゆるプチプチシート)や、ムシロ、麻の袋などを利用しますが、最低気温が常にマイナスになる地域で、日当たりが悪いところでは、エアーキャップで包むことをおすすめします。
エアーキャップで包んだことによって、巣箱内が結露することはありません。

ただし、冬囲いで大切なことは、あまり過保護にしないということです。
最高気温が12度以下になるような日が続くまで待ったほうが良いと思います。

働き蜂は春から夏にかけては約1ヶ月で寿命が尽きると言われています。
しかし、女王蜂の産卵が止まっている冬の間は寿命を来春まで延ばさなければなりません。
そのために活動量を最小限にして冬を過ごします。
巣箱を何重にも囲って巣箱内の温度を上げると、どうしてもミツバチたちは活動的になり、寿命が短くなってしまいます。

 


もうすぐ11月も終わりますが、気温は平年より高めのようで、日中陽当たりが良くなるとやまみつたちも出入りしています。

この辺りでは来月上旬から中旬くらいまでには冬仕度をします。
寒い地方では、準備しておきましょう。

実際に冬仕度をするタイミングは次回お知らせします。

冬仕度

巣門から寒い風が入るのを防ぐため、段ボールで巣門を塞ぎます。

冬仕度

巣門は1匹が出入りできるように、1センチくらいのすきまを開けておきます。
真冬でも冬眠するわけではなく、暖かい日は脱糞のために出入りします。

冬仕度

これは春の写真ですが、3月になり活発に出入りするようになると自分たちで段ボールをかじって広げていきます。
こうなったときには、段ボールを外してやります。

冬仕度

巣箱の中の空いた空間が多いと、気温が下がります。
やまみつやの巣箱は、重箱から下の巣門部分には巣がありませんので、上の図のような箱を作って、巣門下の扉から差し入れます。

冬仕度

底板が持ち上がったようになり、巣箱内の空間が狭くなります。

冬仕度


餌やり

そろそろ朝に霜が降りるような寒さの日が、やってきました。
南信州の我が家では、昨年より1週間早く11月7日に初霜がありました。
最高気温は平年よりやや高めですので、お昼近くになるとまだミツバチたちも巣箱から顔を出します。

餌やり

霜が本格的になると終わる、お茶の花もまだ枯れていません。

餌やり

女王蜂はすでに産卵を止めています。
一方働き蜂は冬の間は活動を抑えて、寿命を延ばさなくてはいけません。
まだやまみつが活動しているこの時期に最後の砂糖水をやっておきます。

砂糖1キロに対して水は700C.C.。
元気な巣箱は1キロ、弱い巣箱は2キロくらいやります。

寒い時は気が荒くなっているので刺されることがあります。
陽が当たる暖かい時間を選んで作業してください。

ホームセンターなどで販売している、プラスチックの工具ケース(2リットルくらいはいるもの)に、下のようなスポンジの板を浮かべます。

スポンジ

スポンジは下のように、5ミリほどの隙間をあけます。

給餌

 

スポンジ、工具ケースはこちらです。


 

 

 


ニホンミツバチ

彼女たちからいただいた蜂蜜をパンに塗って食べていると、ミツバチが部屋に迷い込んできました。

ニホンミツバチ

今朝は外気温が5度とだいぶ冷え込みましたが、霧がはれると小春日和の暖かい日差しがやってきました。

スズメバチの襲来もほとんどなく、やまみつたちは越冬前の最後の一働きで忙しそうです。

ニホンミツバチ

そろそろ初霜がやってきますが、それまでは秋の花の蜜にできるだけ頼ります。
あと2週間ほどで越冬前の餌やりをしますが、砂糖水よりも自然の花の蜜のほうがやまみつたちにとっては栄養があります。
霜が降りると花が痛みますが、その後に餌やりします。


秋の花

今月に入ったころから、秋の花が咲き出しました。
ニホンミツバチにとって、越冬前の貴重な蜜源植物になります。

上の写真はセイタカアワダチソウです。
セイタカアワダチソウ、外来植物でかつ繁殖力が非常に強いので各地で嫌われていますが、ミツバチにとっては花粉も花蜜もあるありがたい存在です。

セイタカアワダチソウの蜂蜜はあまり美味しくないということで、この花が咲いてしばらくしてからは採蜜しないほうが良いと言われています。
ミツバチの越冬のためには、10月中旬過ぎてからの採蜜はあまりおすすめしないので、だいたい9月のうちには採蜜しています。
なのでこの花の蜜の味はよくわかりません。

秋の花

こちらはお茶の花です。
借りている家には、お茶畑があります。
お茶の花も蜜源になります。
ただしお茶の木も繁殖力が強いので、落ちた実から次々に発芽してあちこちにはびこっています。

秋の花

スズメバチの襲来もなくなり、やまみつたちも集蜜に大忙しのようです。

秋の花


スズメバチ

2週間ほど前のことですが、採蜜講習会の2日後、10月1日にオオスズメバチが2匹やってきました。
採蜜直後だったので逃去防止器は設置してありましたが、扉の縁をガリガリ音をたててかじっていて、これは緊急事態です。
写真を撮ろうと構えると、こちらに向かってきました。見えにくいですが、写真の赤い丸のところ、飛びかかって来るオオスズメバチがいます。

キイロスズメバチだと2、3匹やって来る程度ならば静観しているのですが、オオスズメバチの場合は1匹でも巣箱の中に侵入されると大きなダメージがあります。

早速、粘着式のネズミ捕りを設置。
スズメバチ

スズメバチ

こちらは5mほど離れた巣箱の裏側に設置したネズミ捕りです。
こちらのほうは、最終的には30匹ほど集まりました。

スズメバチ

翌日まで襲来がありましたが、2日後、突然襲ってこなくなりました。
来なくなった理由はわかりませんが、とにかく私もやまみつたちも安心しました。

スズメバチ

採蜜のときに蜂蜜の香りがすると、スズメバチがすぐにやってきます。
通常の巣箱では、外には蜂蜜の匂いは漏れてきませんが、採蜜したときに載せる天板と重箱の隙間からどうしても蜂蜜の匂いが漏れるようです。

スズメバチ

採蜜作業は巣箱から離れたところで行い、巣箱についた蜂蜜はすぐに拭き取り、新たに載せた天板と重箱の隙間はガムテープで塞いで、巣箱から蜂蜜の匂いが漏れないようにしたほうが良いと思います。


昨日は朝から一日、台風19号の影響で強い風雨にさらされました。
町内でも避難勧告が出されましたが、幸い南信州ではさほど大きい被害はなかったようです。
被害に遭われた地域の皆様にはお見舞い申し上げます。

台風一過

巣箱にはトタンの雨よけをしていますが、巣箱の下半分はかなり濡れていました。

スズメバチの襲来も終わったようなので、底板、扉を外して半日の間、風を通してやりました。

台風一過

稲をかけたハザも倒れずに一安心でした。


9月最後の週末に、採蜜講習会を開催しました。
9月28日土曜日の午後に集まってもらい、やまみつやのある和合という集落をご案内して待ち桶の設置の方法を講習しました。

翌29日の朝から採蜜の講習でした。

採蜜講習会

巣門は日の出前にアミでふさいでおきます。

採蜜講習会

準備する道具です。

左端から右回りに、切り離した重箱を入れるタライ。
はっか油を湿したティッシュを入れておく燻煙器。これは天板を外したときにミツバチをした方向へ移動させるために使用します。なければ、右端にあるようなウチワであおいで風を送っても良いです。

頭と顔を防護するためのメッシュの帽子。風を送るウチワ。天板。包丁(2本でかまいません)。逃去帽子器です。

採蜜講習会

外した巣板をいれておくための蓋つきのバケツ。
蜜を濾すためのザルを乗せたバケツ。これも蓋つきにします。
蜂蜜の匂いでスズメバチがやってくるので、蓋は必要になります。
新聞紙。

採蜜講習会

天板を切り離すために、クサビとなる包丁を隅に入れて隙間をあけて、その後包丁をいれます。この包丁は冷凍食品を切るためのノコギリ状になっているものをおすすめします。

採蜜講習会

外した天板の部分はミツロウが硬くなっているため、包丁が逃げてミツロウの巣が1センチほど残ってしまいます。予備の天板がないときは、このミツロウを削り取る必要があります。

採蜜講習会

天板を取った様子です。ここで、燻煙器を使ってはっか油の香りを吹き込むか、うちわであおいでミツバチをしたの方へ移動させます。光が入ると移動を始めますので、数十秒くらいあおげば大丈夫です。

採蜜講習会

とりあえず天板をしてから、1段目の重箱を切り離します。
これも隅にクサビとなる包丁をいれて隙間を作ってからもう1本の包丁を差し込みます。

天板とくらべてこの部分は柔らかいので、まっすぐに切ることができます。

採蜜講習会

1段目の重箱を切り離しました。

採蜜講習会

ここでは予備の天板で塞ぎましたが、始めに切り離した天板を使用するときには、残ったミツロウを削り落としてから蓋をしてください。盛り上がったミツロウが2段目の重箱の巣板を圧迫するためです。

採蜜講習会

タライと重箱がありますが、全部で10キロ以上あります。

切り離した重箱から巣板を1枚ずつ外している様子です。

蜂蜜にまみれたやまみつは、助け上げて水で洗ってあげます。

採蜜講習会

巣板の断面ですが、このように中央にしきりがあって、表と裏の両面から巣穴を作ってそこへ蜜をためてミツロウで蓋をしてあります。

採蜜講習会

両面のミツロウの蓋を削り取ってザルに入れて、蜂蜜を濾します。

採蜜講習会

今回の蜜は糖度が77度ありました。まずまずです。

採蜜講習会

巣箱のほうは、逃去帽子器を取り付けてもとのようにボルトで固定して雨よけをします。


スズメバチ

夏分蜂しそうな勢いだった巣箱ですが、このところキイロスズメバチの襲来にあって、だいぶ弱ってきました。かわいそうにミツバチの数も減りつつあります。

多い時は数匹のキイロスズメバチが巣箱の周りを飛び回っている状態なので、ペットボトルのトラップを準備することにしました。

ペットボトルに1センチほどの穴をあけて、中に誘引剤を入れます。

誘引剤は、ブドウジュース200C.C.に砂糖大さじ2、酢大さじ1を混ぜてほんの少しのドライイーストを入れて作ります。これを水で2倍に薄めて、ペットボトルのトラップに入れます。
発酵するためブドウジュースの香りがかなり強くなり、効果が大きいです。ただし1週間ほどで香りがなくなりますので、中身を入れ替えてください。

スズメバチ

巣箱の前側だとかえってスズメバチを呼んでしまうので、巣箱の裏側と2mほど離れたところにぶら下げます。

スズメバチ

入り口からもいくつか侵入していたので、逃去防止器をとりつけて、砂糖水の餌をやっておきます。

3時間ほど経って見にいったところ、スズメバチがかなり沢山入っていました。

スズメバチ

スズメバチ

スズメバチ

驚いたことに、逃去防止器の中でキイロスズメバチが死んでいました。
3.7ミリの隙間でも通りぬけるものがいるようです。


給餌

7月に夏分蜂を捕獲した丸胴式の巣箱です。
どうも巣箱からの出入りに元気がないので、砂糖水の餌をやることにしました。

餌やりについては、下記ページを参考にしてください。

https://wp.me/p8tn7Q-ff

給餌

巣箱の中へ入れられないので、脇に置いておきます。

今の季節は蜜源植物が少ないので、ほかのミツバチがやってくる可能性があります。
そこで、餌やりは夕方から朝の間にやります。

翌朝確認したところ、砂糖水はまったく減っていませんでした。
ということはこの巣箱のやまみつたちには、餌は必要ないということ。

別の巣箱にはときどきキイロスズメバチがやってくるようになりました。

給餌

まだ1匹が来るか来ないかという状況なので、ペットボトルのトラップをしかけるほどではありません。

(スズメバチのトラップについては、→ https://wp.me/p8tn7Q-9d )

トラップをしかけると、かえってスズメバチを呼び寄せることにもなるので、ご注意ください。
ミツバチたちはおびえて巣箱から出てこなくなっていましたので、夜間だけ餌やりしました。

給餌

翌朝見に行くと、餌は空っぽ、やまみつたちは元気になって外に飛び出しています。

キイロスズメバチは見られなくなったので、しばらく安心です。


夏分蜂

ちょうど1ヶ月前にオス蜂の巣蓋を発見して、夏分蜂するかもしれないと思っていた巣箱ですが、どうも分蜂しなかったようです。
巣箱内部の様子ですが、夏分蜂したとすればこんなに多くはいないはずです。

今年はどうも例年にない状況で周囲のひとたちもよくわからない年だ。と言っています。
分蜂して新女王蜂になっても、周囲のオス蜂は少なくなっているので交尾も難しいだろうし、分蜂していかなかったのはちょっと安心しています。

夏分蜂

発着台から長く連なっているのは、キイロスズメバチへの威嚇動作だと思います。
まだ数は少ないですが、早くもキイロスズメバチが時々やってくるようです。ミツバチのほうの数がだいぶ多いのでまだ大丈夫のようです。

夏分蜂

念のためハッカ飴を舐めながらストローで蜂をどけてみましたが、王台らしいものはありませんでした。

夏分蜂

家からちょっと登っていったところに置いてある巣箱なので、時々しか来られませんが、来たときには掃除していきます。