分蜂群の取り込みと巣箱の移動

分蜂

ニホンミツバチの分蜂群が作る蜂球を見つけました。

蜂球の位置が1メートルほどと低かったので、空の巣箱をコンテナに乗せて蜂球の真下に置き、天板を開けた巣箱に取り込みました。

分蜂

手で蜂球を巣箱へ落として、すぐに天板を載せます。

ミツバチたちは一気に飛び立ちますが、しばらくするとすぐにもとの場所へ戻ってきます。

女王蜂が巣箱に入ってくれたら成功ですが、戻ってきた蜂たちを観察していると、女王蜂を発見することもあります。

分蜂

今回、女王蜂は見つけられなかったので、最初の取り込みのときに働き蜂と一緒に巣箱に入ってくれたようです。

分蜂

この巣箱は近くに移動したいのですが、ミツバチの巣箱は2km以上の移動が必要です。
ニホンミツバチの行動範囲は2kmと言われていますが、働き蜂たちはその範囲の地図を覚えているのです。
なので、近い距離の移動だと元の場所へ戻ってしまいます。

巣箱から働き蜂が出ないように、巣門や扉の丸穴を塞ぎます。
取り込んだ翌朝涼しいうちに作業します。
取りこみ直後から女王蜂が逃げないように逃去防止器を取り付けていますが、アミを逃去防止器と巣箱の隙間に差し入れて、巣門を塞ぎます。

底板は、ミツバチが住みついて、巣箱内部の湿度が上昇したときに、膨らんでしまうので、乾燥状態では少し隙間を作ってあります。
ここから働き蜂が出ることがあるので、隙間はガムテープで塞いでいます。

分蜂

軽トラックの助手席に座布団を敷いて運転時の振動を与えないようにします。巣箱はロープで座席に固定します。

4kmほど離れたところで5日くらい飼育していると、花粉を運び始めました。女王蜂が巣箱内部で産卵を開始したようなので、もう逃去防止器は外しても構いません。

分蜂群の取り込みと巣箱の移動を動画にしました。



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