分蜂した蜂球を巣箱に強制的に捕獲した時や、捕獲した巣箱を別の場所へ移動した後など、この季節は逃去防止器を使う機会が多くなります。
逃去防止器の使い方を確認しておきます。
ニホンミツバチはストレスがあると巣箱から逃げ出す習性があります。
逃去防止器は3.7ミリのスリットで巣門に取り付けると、働き蜂は通れますが女王蜂は閉じ込めておくことができるので逃去を防ぐことが出来ます。
ただし生き物が相手なので、絶対に確実ということはありません。
どうしても逃げたいときには、女王蜂はダイエットして痩せてスリットを通る、という話しも聞いたことがあります。
まず巣門以外の出入り口をふさいでおきます。
扉に空いている丸穴をガムテープでふさいでおきます。
ガムテープをそのまま貼ると、ノリのついた面が穴に当たってしまうので、写真のように小さく切ったアミをあてます。
アミをガムテープで止めます。
底板は湿度によって伸び縮みするので、乾いた状態だと少し隙間が空いていることがあります。
この隙間もガムテープでふさいでおきます。
逃去防止器はしっかり巣門にくっつけてください。
このように隙間があいているとそこから女王蜂が逃げることがあります。
逃去防止器は発着台にしっかり固定してください。
逃去のときは働き蜂が大量に巣門からあふれることがあり、逃去防止器の固定が弱いと動かすことができます。
ビスで固定できるように穴をあけてあります。
ガムテープを使うときは写真のようにしっかり固定してください。