やまみつやの巣箱でニホンミツバチを飼う

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春になるとやまみつは分蜂します。新しい女王蜂が誕生するとお母さん女王蜂が働き蜂の半数を引き連れて1年住んだ巣を出て行きます。

これを分蜂(ぶんぽう)と言います。 やまみつを飼うためには、分蜂した蜂群を捕獲する必要があります。

 やまみつを捕獲するために

分蜂したやまみつを捕獲する方法は大きく分けてふたつあります。

ひとつは待ち桶といって空の巣箱をやまみつがやって来そうなところへ設置して自然に入ってくれるのを待ちます。内部にミツロウを塗っておくと入りやすくなると言われていますが、あまり塗りすぎるとカビることがあるので注意してください。むしろ箱の外側や巣門の周囲に塗ったほうが良いと思います。 巣箱をご購入された方へは、待ち桶の設置方法など、季節ごとにメルマガでお知らせいたします。

 

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<1>待ち桶として設置する

重箱と本体は長いボルトで固定できます。

待ち桶として使う空の巣箱では、ガムテープで重箱を固定したほうが良いでしょう。隙間からの光を防いで、ミツバチが住み着きやすくなります。また、重量が軽くなりますので、設置など持ち運ぶときに簡単になります。ミツバチが住み着いて巣が3段目まで大きくなると巣箱を含めて20キロ以上にもなります。そのときもボルトで固定すると安定します。

巣箱を設置するときは、写真のように下にプラスチック製のコンテナや角材を敷いて、土が直接当たらないようにしてください
雨があたるところに設置するときは、トタン板などを被せ雨がかからないようにしてください。
待ち桶として設置するのは、サクラなどの分蜂時期に開花する花木の根元付近で、夏に日陰になるようなところです。

 pb002やまみつやの巣箱の材料は、地元のスギ板です。
新しいスギ板は木の香りが強い。人間にとっては良い香りのスギ板も、やまみつにとってはあまり良くありません。
購入された巣箱はボルトをはずした後(錆びてしまうので)、雨にさらして匂いを抜きます。
このときに注意することは、あまり陽があたらないところに置くということ。水を吸った板を、急激に乾燥させると割れることがあるからです。
巣箱の下に角材やコンテナを敷いて濡れた土が当らないようにすること。
雨ざらしにする期間ですが、1ヶ月くらいで充分だと思います。目的は匂い消しなので、雨が続くようならばそれより短くても大丈夫です。
雨ざらしが終わった巣箱は軽く洗って軒下で日陰干しにし、乾いたら待ち桶として設置します。
分蜂が始まる半月くらい前には待ち桶を設置したいのですが、分蜂のピークは始まってから半月ほどくらいしてからなので、分蜂開始と同時に待ち桶を置いてもまだ大丈夫だと思います。
分蜂が始まるのが九州だと3月半ばくらい、こちら南信州の山間地では4月末くらいです。
とはいえ、春になり蜂が活動を始めれば、待ち桶を設置する効果がありますので、早めに巣箱を用意するに越した事はないでしょう。
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<2> 分蜂した蜂を捕獲する

やまみつは、分蜂すると一時的に近所の立木に取り付いて蜂球を作ります。この状態は数時間のときもあれば、1週間ほどのこともあります。

もし運良く蜂球を見つけたら、空の巣箱に取り込みます。
やまみつは冬期以外はめったに刺さないので、手や網で蜂群をすくって巣箱にどんどん放り込みます。
この中に女王蜂がいれば、あとの働き蜂は自然と巣箱に入ってくれます。このときも、巣箱の中にミツロウを塗っておくと、すぐに居着いてくれます。また、取り込んで1週間くらいは巣門のところに女王蜂の逃去防止器を設置しておきます。
上の写真はやまみつやが飼っている蜂群が分蜂してうちの庭のサクラの木に取り付いたところです。 高さ3メートルくらいのところだったので、はしごをかけて網ですくいました。3回くらいすくったところで網の中を良く観察していると、女王蜂を発見。その女王蜂だけをそっと捕まえて巣箱の中に入れることができました。女王蜂は働き蜂より身体が一回り大きいので、慣れてくれば解ります。

巣箱ご購入の方で、もしこういった蜂球を発見したときには電話やメールでお問い合わせいただければ、詳しい方法をお教えいたします。

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OLYMPUS DIGITAL CAMERAニホンミツバチは、天井から下に向かって巣を作りますが、上のほうにハチミツを貯めて、下のほうで幼虫を育てています。 巣箱の中で巣が充分大きくなったときに、一番上の重箱だけ切り取るとハチミツだけを採ることができます。 ハチミツを採るときは、天板を軽く叩いて蜂を下の方に移動させます。 まず天板を針金や包丁で切り取ります。 巣はミツロウでできていて天板に張り付いています。 やまみつやは、パン用のノコギリのような刃がついた包丁を使っています。