誘引剤を作る ニホンミツバチを捕獲するために

誘引剤

早くも桜の開花宣言が聞こえて来ました。
ただ、桜の花が咲いたからと言って、春が早く来たと焦らないでください。

桜の花芽は前年の夏にできると、休眠してしまいます。
この休眠を打ち破るためには寒さが必要になります。
今年は1、2月にかなり厳しい寒さで、桜の花芽の休眠打破が充分すすみました。
そして3月は初夏のような陽気が続きました。
このため、桜が開花しました。

桜の開花には、低温 ー> 高温 といった温度変化が必要になり、必ずしも春が来たという基準にはなりません。

とはいえ九州の南部のほうでは分蜂もそろそろ始まっています。

 

分蜂が始まっているところでは、手作りの誘引剤を作りましょう。
水1リットルに対して、砂糖200グラム、蜂蜜大さじ1、酢大さじ1を入れます。
この液を作っておき、ヤクルトの小瓶などに入れます。
ここへヤクルトを数滴垂らして1、2時間ほど暖かい日なたに置きます。
ヤクルトが入ると発酵が促進されるので、発酵臭がしてミツバチを誘引します。
アルミ箔の蓋には小さい穴を3、4個あけて、瓶の口を塞いでください。
こうしないとミツバチが中に入っておぼれてしまいます。

発酵臭は10日ほどでおさまってしまうので、交換してください。

 



この記事へのコメント 15件

  1. 高橋ゆか

    on 2019年3月30日 at 9:01 PM - 返信

    はじめまして、質問失礼いたします。
    ヤクルトの、ふたに、あなあけて、おいといたら、いいんですか?瓶にふたする、?て、言う意味がわからなくて。
    初めてでして、何もわからなくて、すみません、!

    • yoshida

      on 2019年3月30日 at 9:17 PM - 返信

      高橋様
      コメントありがとうございます。
      言葉が足りずにすいません。
      もともとのヤクルトの瓶に誘引剤を入れて、アルミの蓋をもどして、とがったもの(箸など)で穴を数カ所開けます。
      こうすると香りだけが外に出て、実際にミツバチがやってきても液体で溺れることがありません。

  2. 小野 信英

    on 2020年3月12日 at 6:08 PM - 返信

    私は今年から和バチやってみようと巣箱の作製をし山里に設置しました。そこで誘引剤について質問します。
    原液を作りヤクルトの小瓶へ小分けしそこえヤクルトを数滴添加し1~2時間ほど暖かい日なた置くとなってますが『添加と同時に蓋はしておくのですか』蓋をした状態で1~2時間ほど発酵させて、それから穴を開ける~この解釈でいいのですかね?
    ※蓋した状態で発酵させるか~蓋をしなくても発酵するのか?

    • yoshida

      on 2020年3月12日 at 6:37 PM - 返信

      小野様
      コメントありがとうございます。
      ヤクルトを添加したら、そのまま穴をあけたアルミのフタをします。
      その状態で巣箱のそば、あるいは巣箱の内部に置いておけば、そのうち発酵して香りが出てきます。

  3. ヤマウチシゲフミ

    on 2021年1月20日 at 10:32 AM - 返信

    始めて、日本蜜蜂の捕獲をします。

    誘引液の作り方を教えてくださり、ありがとうございました。

    4月初め頃に誘引液を作ればよいでしょうか。今から、準備に取り掛かり

    たいと思います。

    心からの感謝を込めて・・・

  4. yoshida

    on 2021年1月20日 at 6:33 PM - 返信

    ヤマウチ様

    コメントありがとうございます。
    どちらにお住まいかによって、分蜂の始まる時期が異なります。
    一番早い九州の低地ですと、3月半ばから始まる年もあります。
    やまみつやのある南信州の山間地ですと4月なかば過ぎくらいです。誘引材は分蜂が始まる2週間ほど前からセットしてください。

  5. 林   茂

    on 2021年2月3日 at 11:32 AM - 返信

    はじめまして、インターネットで初めてサイトを知りました。ミツバチに大変興味があり、巣箱が置いてあり中々入居してくれません。5年経ちました。補助吸引補助剤が必要だと思います。効果はわかりませんが?ぜひ、参考にして作り、巣箱の前に置いて入居させたいとおもっています

    • yoshida

      on 2021年2月3日 at 5:19 PM - 返信

      林様
      コメントどうもありがとうございます。
      春が待ち遠しいですね。

  6. Inuyama

    on 2021年2月20日 at 9:43 AM - 返信

    はじめまして。島根県は松江市です。父親が西洋ミツバチを養蜂したが、ハチの病気や大スズメバチ、黄色スズメバチの来襲で跡継ぎはやめました。ですがふとネットを見ていて日本ミツバチを養蜂してみたいと思い質問させていただきます。
    九州が3月半ばですとここ松江市は4月初めでしょうか。
    また誘引剤は洋バチの蜜でもいいのでしょうか。

    • yoshida

      on 2021年2月20日 at 9:54 AM - 返信

      Inuyama様
      こちらこそ初めまして。コメントありがとうございます。
      おそらく松江あたりだと分蜂が始まるのは4月初めだと思います。今年は春が早そうですが。
      誘引に使うのは西洋蜜蜂の蜜でもかまいません。ミツロウも西洋蜜蜂のものではダメという方もいらっしゃいますが、西洋蜜蜂のミツロウで捕獲に成功した例を知っています。このサイトから会員登録していただければ、季節に応じた飼育方法などお知らせするメールマガジンを発行いたします。よろしくお願いいたします。

  7. 寺澤文美子

    on 2021年4月20日 at 6:33 AM - 返信

    初めまして、ツナ君の母と申します。今後ともよろしくお願いします。
    毎年チャレンジして4.5年になりますが、上手く行きません。
    今日 誘引剤を設置してみるつもりです。
    また 色々教えていただきたいです。

  8. 寺澤文美子

    on 2021年4月20日 at 6:39 AM - 返信

    定年後 夫婦で農業をしています。
    場所は淡路島、明石大橋が見える所にあります。
    場所は最高、農業の腕は3流です
    ミツバチさんにお手伝い
    してほしいです。

    • yoshida

      on 2021年4月20日 at 6:48 AM - 返信

      こちらも春から秋にかけては、田畑を耕しています。今後ともよろしくお願いいたします。

  9. arakawakatuji@yahoo.co.jp

    on 2022年1月8日 at 6:25 AM - 返信

    今春日本ミツバチを捕獲出来ればと準備をしていて当サイトに行きあたりました。誘引剤として蜜蝋作成時の蜜蝋以外の液を重箱に塗るつもりでおりますが、誘引剤も作ろうかと思っています。

    • yoshida

      on 2022年1月8日 at 7:15 AM - 返信

      ミツロウ作成時の煮汁はかなりの誘因効果があります。このブログの誘因剤よりも強力です。
      使い方は下記の動画も参考にしてください。





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