うちのご近所で胴式巣箱で飼育されている方が、巣落ちしたとの連絡がありました。
巣落ちしたといってもおそらく下の方のわずかな範囲ですし、逃去の気配もありません。
ただ、このまま置いておくとスムシの標的になってしまうことと、巣箱がかなりいっぱいになっているので、うちの重箱式巣箱へ蜂群を移動して採蜜することにしました。
トングと掃除棒を使って慎重に巣落ちした巣を取り出します。
コンテナを使って斜めに置いた脚立に、営巣している胴式巣箱と、空の巣箱を連結します。
現在ミツバチが住んでいる巣箱を下に、上下逆さまにして置きます。
空の巣箱は上の方へ、両方の巣箱の底板をぬいて、その部分を連結するように配置します。
巣箱の大きさが合わないので、空の巣箱のほうは板でかさあげして、巣箱の上辺がそろうようにします。
下側の巣箱の天板を外します。
ミツロウでしっかり固定されていますが、1本の包丁をくさびのように天板の角に差し込んで隙間を作り、もう1本の包丁で切り離します。
ハッカ油を入れた燻煙機で、ハッカの香りのする風を送ります。
ハッカ油を染みさせたティッシュをうちわで仰いでも同じ効果があります。
ミツバチは非常事態になると、より暗いほう、より高いほうへ移動する習性があるので、こうすると下側の巣箱から上側の巣箱に移動していきます。
巣板を上のほうから1枚ずつ切り離していきます。
まず壁面に固定されたところに包丁を入れます。
巣板同士も、ところどころミツロウで固定されているので、巣板の隙間にも包丁を入れてから慎重に引き出します。
巣を全部取り除いたところです。
暗くてあまりわからないですが、こちら側の巣箱から、空の向こう側の巣箱へ徐々に移動して行っています。
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もし、待ち桶の設置場所のそばに使用できる敷地があれば、そこに菜の花の種を播くとちょうど分蜂時期の直前に花を咲かせるので、ミツバチに待ち桶を見つけられる確率が高くなります。
かき菜という菜の花として収穫する野菜の種を播く時期は地域にもよりますが、冬が早い地方では今から9月くらいまでです。
ツボミの状態で収穫して食べるのですが、もし分蜂時期には早すぎる時期にツボミになれば、ツボミのできた頭頂部分を10センチほど切ると、わき芽が出てきてまたツボミができます。
もちろん収穫したツボミはおひたしや炒め物にして食べましょう。
ちょうど分蜂時期の2、3週間前くらいでツボミをそのままにしておくと花が咲きます。
蜜を集める係の働き蜂と、分蜂したときの新たな巣を探す係の働き蜂は役目が異なりますが、やはり蜜源に近い方が新居として選ばれる確率は高いはずです。
サカタという種苗会社の種はF1種といって、花のあとできた種子を来年播いても同じようなかき菜はできません。(とはいえ目的がミツバチの誘引なので、それでも良いですが。)
一方で在来種のかき菜は、そこから採取した種子は翌年も同じ品種になりますので、翌年も同じ時期に咲き、同じ食味になります。
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うちの近所に住んでいる人の巣箱の様子を観にいきました。
昨年、自作の巣箱を設置したものの昨年は入居がありませんでした。
今年は当初はやる気が萎えていましたが、巣箱内部をきれいにして誘引材を塗布。
そのかいあって2群捕獲しました。
だいぶ元気な蜂群です。
重箱を入居直後から3段にしていたため巣が偏っているという話しだったので、診にいきましたが、すでに横方向へは充分拡がっていて、順調なようです。
スムシがいるようです。
畑の道具置き場の小屋の中に設置してあります。
遮光は万全ですし、風通しも良い場所です。
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物置の苗用ポットを入れたコンテナの棚に、コガタスズメバチが巣を作っていました。
コガタスズメバチは、オオスズメバチやキイロスズメバチと比べると、凶暴性は弱いと言われています。
巣も小さく、ニホンミツバチを襲うこともありません。
とはいえこんなところに営巣されると危ないので、駆除してしまいました。
今年は梅雨が長く、雨量も大変多かったです。
こんな年はオオスズメバチやキイロスズメバチが少ないと予想しています。
スズメバチは女王蜂だけが越冬します。
春になると女王蜂が餌や巣の材料を集めて、土の中に小さな巣を作りそこで産卵を始めます。
働き蜂が増えると、今度は働き蜂が巣作りや餌集めの仕事をし始めるのですが、キイロスズメバチはそのときに家の軒先などの高いところに巣を作り直して引っ越しします。
長雨が続くと土の中に作った巣が痛んでしまうことが多く、以前も梅雨の長雨の年はスズメバチが少ないことがありました。
とはいえ生態系は全体がバランスをとって動いているので、予想通り今年のスズメバチが少なければ来年は大量に増えるはずです。
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待望の梅雨明けをしました。
このニホンミツバチの巣箱は3段目を増設したのが7月1日。4段にしたのが7月19日。
かなりの勢いで大きくなってきましたが、ここのところ成長の速度が落ち着いています。
この季節は蜜源植物が少なくなり、女王蜂の産卵が少なくなってきています。
そのため秋の花が咲くまでの期間は巣があまり大きくなりません。
それでもどこへ行くのか、さかんに巣箱から出入りしています。
花粉を後ろ脚につけて帰ってくるミツバチもいます。
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これから夏の間は、蜜源植物が少なくなる季節です。
それでも、この近辺でみつけた蜜源となる花をご紹介します。
ネズミモチの花です。このあたりではあまり見かけないのですが、飯田でみつけました。
ツルアジサイ。
結構みかけます。
サルスベリ。
百日紅、という漢字で書くほど、長く花が続く木です。
ミントの1種。畑の雑草になっていますが、日本ミツバチが来ています。
あと、山菜のタラの芽を採るタラの木の花も夏の蜜源になりますが、こちらではまだ咲いていません。
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先日3段目まで増設した巣箱ですが、またかなり下の方まで巣板が伸びてきました。
空間を広くすることは暑さ対策にもなりますので、4段目を増設することにしました。
ちょっとわかりにくいですが、巣箱が前のほうに傾いています。
連日の大雨で地盤がゆるんできました。
このまま雨が続くようだと前の方に倒れてしまいます。
増設と同時に地盤も整備することにします。
今回は別の巣箱と重箱を横に用意して、ニホンミツバチの住んでいる重箱3段をそっくりそちらに移動することにしました。
重箱3段を左側に移動します。
このあと、ボルトとナットで重箱を固定します。
雨で緩んだ地盤を整備しなおして、巣箱を移動します。
作業は涼しい早朝にやりましたが、蜜蜂たちがぞろぞろ出てきました。
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写真は6月21日に撮影した巣箱の様子です。
まだ2段目の落下防止棒が見えています。
これが7月2日の状態。11日間でここまで大きくなっていました。
しばらく雨模様が続いていたのですっかり油断していました!!
重箱をつきぬけて、下の巣門部分に達しています。
扉からみて右と手前の壁面に少し巣板がくっついています。
巣門の部分の壁面から巣板を切り離して重箱を差し入れなければなりません。
まず右側の壁面に包丁を入れます。
次に手前の壁面にも。
巣門部分と重箱が接しているところも、隙間にミツロウが詰まっていて固定されています。
その部分だけ包丁を入れて切り離します。
慎重に重箱だけ持ち上げます。
巣板が下にぶらさがっています。
かなり強い蜂群で、働き蜂が多数います。
これでは巣の成長も早いはずです。
だいぶ重いです。今年の秋には採蜜できると思います。
ミツバチがだいぶ興奮しているので、真水を入れたスプレーをかけておとなしくしてもらいます。
今後は重心が上のほうで重くなりますので、ボルトとナットで固定します。
手でしめるくらいで良いです。
巣箱は木材でできていますので、湿度によって伸び縮みします。
あまり強く締めすぎると板が伸びた時にさらにきつくなります。
これ以上巣が大きくなったら4方の壁面にしっかり固定されてしまいます。
そのときは、下記ブログ記事のようにするしかありません。
巣箱の底板までいっぱいになってしまったときの対処方法は、
https://wp.me/p8tn7Q-7e
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ニホンミツバチの減少の原因のひとつが、アカリンダニと言われています。
アカリンダニ対策は、今のところメントールクリスタルを巣箱内部に設置することが簡単にできる方法です。
メントールクリスタルはこのような結晶状態です。
保管状態によっては、固まっていることがありますが、その場合はほぐして使ってください。
空気にふれる面積が大きくないと揮発しません。
これをホームセンターなどで販売している、お茶パックに入れます。
量は大さじ一杯、およそ5グラムです。
お茶パックに画鋲を刺して、
巣門の上の部分に固定します。
外から見るとだいたいこの辺りです。
メントール成分は揮発すると空気より重いので、本当は巣箱上部に固定することが望ましいのです。
しかし、現状では巣箱上部に固定するのは困難なので、巣門の少し上に固定します。
今の季節暑いので、巣門の外側では巣箱内部に送風する係の蜜蜂たちが大勢います。
揮発して下に向かって降りてきたメントール成分は巣門からの送風によって撹拌されて巣箱内部に充満できます。
ただしメートールは40度くらいで液化します。
万が一液化すると、やまみつが逃去することにもなりますので、巣門の中央上部ではなく中央からずらして設置してください。
メントールクリスタルのご購入はこちら
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4月28日に入居した巣箱の6月2日の様子です。
捕獲してちょうど1ヶ月になります。
天板が少し見えていますが、横方向へは順調に拡がっています。
待ち桶は重箱2段で設置して、そのまま飼育しています。
重箱の3段目の継ぎ足しは、あとしばらくは待ちます。
もう少し、重箱の2段目の落下防止棒が隠れるまで、このまま飼育しておきます。
この状態だとまだ天板がよく見えるので、横方向の空間がだいぶあります。
早いうちに3段目を継ぎ足しすると、巣箱の縦方向の空間が長くなり、ミツバチたちは横方向より縦方向に巣を成長させていくので、巣箱の空間に隙間ができてしまいよくありません。
重箱の継ぎ足しはぎりぎりまで待ってください。
なお、継ぎ足しにつかう重箱は、雨ざらし、匂い抜きなどの処理は必要ありません。
新しい重箱の継ぎ足しのタイミングについては下記ページも参考にしてください。
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