ニホンミツバチ飼育日記

あけましておめでとうございます。
今年もやまみつやをよろしくお願いします。

うちから離れたところのお客さんのところへ、久しぶりに様子を観にいきました。

1群飼育されていますが、昨年は非常に勢いが強くうちの重箱が5段になっていました。
9月中旬に2段の採蜜をし、採蜜直後と11月に砂糖水の餌を合計3キロ分給餌したそうです。

 

山間地なので1日の日照時間は数時間、直射日光ではなく木漏れ日がちらちら当たる程度の理想的な場所です。

無事、越冬できるよう願っています。


朝はマイナス3度ほどに下がるようにはなりましたが、昼は日当たりのいいところでは10度を越えています。

ニホンミツバチたちも、活発ではないもののじっとしていられないようです。

やまみつ

巣門を狭くするのにダンボールを使ったのは、春になって活動を始めた時に自分たちで食い破って隙間を拡げるからなのですが、もうすでに拡げ始めています。

サザンカなど蜜源も少しは咲いていますが、来春まで寿命が持つかどうか心配です。

日当たり

とはいえ、この場所はずーっと昔はやまみつを飼っていたという話し。

明日からは本格的な寒気がやってくるという予報なので、そうすれば巣箱の中でおとなしくしてくれると思います。

 


ニホンミツバチは冬の季節は、巣箱の中の巣の隙間で体を寄せ合い、蓄えた蜜を少しずつ食べてじっとしています。
そうやって活動量をできるだけ抑えて、来春まで寿命を延ばしているのです。

しかし、完全に眠っているわけではないので、暖かい日には脱糞のために巣箱の外に飛び出します。

脱糞

これは1月の写真ですが、冬囲いにしているエアーキャップ(プチプチシート)についたオレンジ色に見えるものが糞の跡です。

活発に活動している季節はどこで脱糞しているかわかりませんが、冬のあいだはできるだけ巣箱のそばで脱糞します。

脱糞は明るい色のところにする習性があり、巣箱のそばに白い壁や白い乗用車などがあると、そこにしてしまいます。
街中でやまみつを飼育するときの注意点の一つがこの脱糞対策です。

もし、自分の敷地内に適当な場所がないときは、白い布を巣箱のそばに垂らしておくといいでしょう。


雨ざらし雨ざらし

新品の巣箱はスギの匂いが強いので、雨ざらしにして匂いを抜く、アク抜き作業をしたほうが春の捕獲の確率が高くなります。

 

 

 

流水タンク

重箱を沢山アク抜きするときは、うちではホームセンターなどで売っているローリータンクを使って、流水の中に浸けておきます。

アク抜きをするときは必ず流水でおこなってください。
浸水

流水タンク


来年の春の分蜂を捕獲するための、待ち桶と呼ぶ空の巣箱。
早めにご準備して雨ざらしなどの匂い抜きをしたほうが成功の確率は上がります。

また、待ち桶として設置する巣箱は、数が多いほうが捕獲の確率は上げることができます。

巣箱を作っていると節穴が貫通していたり、ヒビ割れがあったりする部品が出て来ます。
それらのパーツを組み立てて2級品の巣箱を作りました。
待ち桶用に重箱2段のセットにしましたので、ガムテープで固定してお使いください。

穴の補修など、ご自分でやっていただくことになります。
補修方法などは下のほうをご覧ください。

待ち桶の設置方法などはこちら。

アク抜きの雨ざらしをしてから補修作業をしてください。

貫通した穴やヒビ割れは、中に光が入るとやまみつがいやがりますので、

ガムテープで塞ぎます。

これらの貫通した節穴の内側は、

クリアファイルなどの薄いプラスチックの板とタッカー(ホームセンターで販売しています)でふさぐか、

ミツロウを溶かして埋め、スクレーパーを使って平にならします。

天板のひび割れも、光が内部に入らないようにガムテープでふさぎます

 

重箱2段をガムテープで固定して待ち桶として設置してください。

こういったひび割れは、ネジで補修してあります。

巣箱の補修には

もし、捕獲に成功したら下記のオプションセットをご購入いただき、重箱3段にしてください。

待ち桶用2級品の販売はこちら
待ち桶用2級品

 


やまみつやのある、南信州の山間地では例年だと今頃は最低気温がマイナス2、3度にはなります。
1、2月の厳寒期では、マイナス10度を下回る日が何度かあるような土地です。

昨日は季節外れの高い気温で、日当たりの良いところにある巣箱ではやまみつたちが勢いよく出入りしていました。

この場所は冬でも正午をはさんで、5時間ほど日当たりがあります。
こういう巣箱はまだ冬仕度は早いので、もうしばらく待ちます。

働き蜂は夏の間は寿命が1ヶ月ほどですが、女王蜂が産卵を止めている今の季節からは来春まで3ヶ月は寿命を延ばさなくてはなりません。
そのためには活動量をできるだけ低下させる必要があるので、冬囲いは最低限にしないと越冬できずに死なせることになります。

一方、こちらの巣箱は日当たりが全くなく、夏に捕獲した弱群です。
温度が高くても出て行くる気配はありません。

中をのぞくと、巣板の間にびっしり固まっています。
丸く固まることができるように巣板を成形して身を寄せ合っています。

*寒くなると気性が荒くなっていますので、安易に巣箱の中をのぞくのはやめてください。

こちらの巣箱はそろそろ冬仕度してやります。
やまみつやの巣箱は巣門の下に大きな空間があります。
冬の間は巣箱内部の気温の低下を防ぐために、できるだけ巣箱内部の空間を小さくしてやります。

そこでダンボールでこういった箱状のものを作ります。
上面は26センチ四方。
巣箱の内部の寸法が27センチ四方なので、巣箱にすっぽり入るようにします。

扉を外して差し入れます。

ダンボールで作った箱を扉の内側に差し入れた状態です。

エアーキャップ(いわゆるプチプチシート)で、囲ってやります。

多少の日当たりがあるところでは、1重でも充分ですが、この巣箱は日当たりがないところで、しかも働き蜂の数が少ないので、2重にしてやります。

巣門は働き蜂一匹が通れるくらいに、ダンボールで塞いでやります。
外からの寒風が吹き込むのをできるだけ防ぐためです。

冬の間も暖かい日は脱糞のために外に飛び出すので、巣門はこれくらいは空けておきます。



今週15日木曜日に初霜がおりました。
例年、11月に入る頃には初霜があるのですが、今年は大変暖かい日が続いています。
さほど強い霜でもなかったので、セイタカアワダチソウや、お茶などの蜜源の花も、まだ元気です。
とはいえ、週間天気予報による今週後半は最高気温が10度程度になるので、やまみつの活動も低下してきます。
まだやまみつが活動しているこの時期に最後の砂糖水をやっておきます。

砂糖1キロに対して水は900C.C.と少し薄めにします。(夏場は700C.C.)

餌やり

この巣箱はお盆過ぎに捕獲した蜂群でしたが、その後あまり活発に活動していなかったのでちょっと弱い群です。
重箱も2段から増えていません。

こんな巣箱は砂糖2キロ、やっておきます。

ホームセンターなどで販売している、プラスチックの工具ケース(2リットルくらいはいるもの)に、下のようなスポンジの板を浮かべます。

スポンジ

スポンジは下のように、5ミリほどの隙間をあけます。

給餌

スポンジ、工具ケースはこちらです。


 

 

 


メンガタスズメガ

巣門のところで、ミツバチたちが何かわたのようなものを引きずり出そうとしています。

メンガタスズメガ

メンガタスズメガです。

大型の外来の蛾で、ミツバチの巣箱に侵入して蜂蜜を食べます。

幸い蜂群が強かったので撃退したようです。そのときに蛾がワタを吐き出して応戦したのでしょうか。

夜中、暑くないのに巣箱の外側に大量のやまみつが張り付いているときは、この蛾が侵入している可能性があります。

メンガタスズメガ

逃去防止器をとりつけて侵入を防ぎます。


うちから5キロほど下流に設置した待ち桶ですが、もう今年はあきらめていました。

お盆あけごろ見に行ったらなんと、入居していました。

この夏は暑さが異常だったため、どこかの巣から逃去した蜂群かもしれません。

長い期間放置してあったので、ガムテープの固定がゆるんでいて今にも落ちそうでした。

補強してうちに運んできました。

 

それなりに元気な群です。